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【CNET】が伝えるところによるとアマゾンジャパンは2010年9月1日に、書籍の著者自らが最新情報を掲載できる「Amazon著者ページ」を新設した。現在のところ文庫、一般書籍の著者のうち、略歴・近影を掲載している57人と、アマゾン側で編集した海外の著名著者12人分のデータが確認できる(【Amazon著者ページ】)。
「Amazon著者ページ」とは著者の情報を集約したもので、著者の作品一覧や、著者写真・略歴など、著者に関する情報が満載のページ。ソーシャルメディアにおける個々のアカウントのプロフィールページが、そのまま著者向けにアマゾン内で構築されたようなもの。利用者は本屋の作家先生毎のコーナーを確認する感覚で、その著者の本を見つけることができる。 一方著者側に向けては次のようなアピール文が掲載されている。 著者セントラルは、著者が読者に情報を伝えたり、書籍のプロモーションなどを行うことができる、新しい無料のサービスです。著者セントラルでは、著者ページの作品一覧の更新、著者紹介文や写真の追加、表紙画像のアップロードなど、著者ご自身でコンテンツをアップデートしていただくことができます。 つまりアマゾン側では 「著者は自書をアピールしたり新刊情報、プロモーションを公知し、ファンに向けた有益情報を提供。自書のさらなるセールスアップを模索できる」 「読者・利用者は気になる書籍の著者情報詳細を確認し、著者自らが発する最新情報を知り、その著者との距離感をより縮めることができる。また、その著者の作品をまとめてチェックできる」 「アマゾン側は著者が『お痛』をしないようにチェックは入れるが、書籍著者にアピールする場をアマゾン内部に無料提供。コンテンツの充足が半ば自動的に行われ、読者・著者双方の満足感をアップできる」 という形で、「著者」「読者・利用者」「アマゾン」の三方すべてがメリットを得られる仕組みを提供することになる。 著者側は、自分の「著者ページ」が無い場合には新設の申し込み、すでに有る場合には各種「著者ページのコンテンツの」変更を【Amazon著者セントラル】から行うことができる。「書籍カタログを登録されている著者の方であれば、どなたでも著者セントラルに参加していただけます」という表記があるので、アマゾン上に「自分の著書」を持つ作家先生なら誰でもこのサービスを利用できるようだ。現状では文庫、一般書籍の著者のみがリストアップされているが、今後特に制限が無い限り、ライトノベルや各種漫画など、幅広いジャンルの書籍における著者ページが構築されることになるはずだ。 書籍著者の多くは独自のブログやウェブサイトを持ち、自身の近況やプロモーション情報、新刊や既刊の情報を提供している。今回の「著者ページ」「著者セントラル」のサービス開始は、それらをアマゾンの土俵内で提供しようといった試み、と表現できる。いわば「新刊発売の際に大型書店などで行われる、筆者自らが登場する販売会」を屋台街のような形にして、アマゾンという巨大な本屋の敷地内に提供すると例えられる。 【アマゾンで商品ごとの掲示板「この商品について語る」試験運用開始】や【米アマゾンで先行導入中の機能「AmazonMeters」~目指すは主婦の井戸端会議!?】などでも触れているが、単なるインターネット上のショッピングモールとしてだけでなく、それをきっかけにした総合コミュニティ、今風の言葉で表現すればソーシャルメディアの構築を模索しているアマゾン。今回の「著者ページ」「著者セントラル」は著者側のやる気時代では、大きな話題と成果を呼ぶものになるに違いない。(情報提供:Garbagenews.com) 【記事全文】2010年9月4日 サーチナ 著者自身で情報更新が出来る「著者ページ」、アマゾンでスタート TV&ネット通販完全ガイド ☆楽天スーパーポイント大量入手のチャンス!☆ 楽天トップへ このブログのトップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年09月05日 11時09分26秒
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