IGLOO DIARY

目が覚めると外の街の景色は明らかに東京。荻窪に着いたので大谷さん、小林君、杉本さんと降りる。川手さんはそのまま仕事へ...。何となく信号待ちで並んで佇んでいたら、離れ難いと思ったのか、大谷さんが「コーヒーでも飲みませんか」と言うので、4人でデニーズへ移動。体は疲れてはいるが、東京に戻ってホッとしているので気楽だ。コーヒーうまい。4人で今回のツアーの総括、そして来月の事など、けっこう長時間話していた。昼頃、小林君は仕事に行くということでデニーズを出る。小林君と別れてから、話の流れで大谷さんの家に寄らせてもらうことになり、杉本さんも誘う。この時、杉本さんの荷物の量が尋常ではないことに気付く。僕も関さんのガットを剥き身で持ってたりしてダルな空気が漂ってはいたのだが。大谷さんの実家は駅から歩いて数分のところにあり、僕から見れば豪邸であった。玄関を開けるとすぐに「エル」という名のコリー犬が出迎える、という場面も至極、豪邸らしいと思ったりした。普通に家族写真が飾ってあったりして整頓されている応接間と、想像通りのカオス状態である大谷さんの部屋のギャップは気持良かった。メールをチェックさせてもらう。中崎さんから唐辛子ふりかけの件。向井さんからフランス協会の件。彦坂さんから大野さん、SDLXの件など。工藤さんから喫茶ユンボ画像。関さんから蚊、コーヒーの減りの件など。PC内に膨大に収納されている大谷さん秘蔵のデジカメ作品や写真プリントを見せてもらったり、お母様より磯辺巻きとお味噌汁とみかんジュースとパンケーキの歓待を受けつつマヘルを過剰に摂取したり、ビーフハート映像を観て「かっこいいですね」と呟く杉本さんの疲労しきった横顔を盗み見たりして大谷家を堪能。さすがに僕も眠くなってきたので、14:00頃に杉本さんと一緒に大谷家を辞す。これから古本屋に行くなどと大胆発言をする杉本さんと荻窪駅で別れ、ついに一人となって中央線で三鷹へ移動。15:00過ぎセキーラ着。ナツに電話してツアー終了を報告。23日の日記を更新する。少し休んでから再び出かけて、ツタヤへビデオを借りに行く。「アメリカンレガシー」「顔」「レディホーク」など、関さんに見せたいと思っていたいずれの映画も見つけられず、迷った末にモンティパイソン１本と「死の棘」を借りる。18:30にセキーラに戻る。久美子さんからメール。チラシ詳細、ケトルズの件。ナツからメール。椋尾さんの件など。ナツに返信する。24日の日記を更新。20:00過ぎに関さん帰宅。疲れに疲れて粘土のようだと言う関さんと、ツアーで全精力を使い果たした僕という最悪の組み合わせの夜が始まる。落ち着いたところで「死の棘」を観る。僕はもう何十回も観たが、関さんには新鮮に違いない。余力でモンティパイソンも見る。僕もまだ観ていない、第１シーズンの1～4話を本放送のまま収録したビデオ。劇場版などでリメイクされたスケッチの元の状態や、全く初見のスケッチ、さらに何度も見返したものなど、どれも素晴らしい。今の気分では、ジョン・クリーズの変な司会者ものが心に染みる。散々笑った後の眠気で脱力した時間に今回のツアーの話をしたが、どうやら僕には自分でも気付かない話の仕方のパターンがあるらしく、指摘されて妙な気分になる。3:00頃には眠気の限界が来て、関さんに物真似で別れを告げて就寝する。