7:00起床。乗船券が朝食つきなので、カリブでバイキングを食す。外に出て太平洋の写真を撮る。入港まで少し眠。10:45苫小牧港着。バスで苫小牧駅へ移動。改札横の喫茶店で休憩した後、北斗５号で札幌へ移動。札幌駅前から秋庭さんに電話する。徒歩でメドルへ。札幌はいつ来ても嬉しくてニヤけてしまう。メドルに着くと、店内にビルさんがどっかと座っていた。秋庭さんとも１年振りの再開。ビルさんに百名ビーチで拾った円錐貝を差し上げる。ビルさんとSteely Dan、フェイゲンの教則ビデオの話など、かなりのオタクトークをする。ヴェガ・ポップのマジキック盤７インチを購入。これで７インチはコンプリートか？ 橋本君、尾崎さんも来る。角煮のCD拝受。皆で喫茶店「声」へ移動し、工藤さん、礼子さんと合流する。何となくお茶する。今回は工藤さん、ギターを持参している。「声」を出てから工藤さんたちの泊まる「テトラスピリット」なる謎めいた名称のホテルへ。続いて秋庭さん、ビルさんと連れ立って、すぐ近くのビルさんの宿泊先へ行く。フロントのおばちゃんは英語が全くダメらしく、ビルさん相手に「おつり、細かくなっちゃってごめんなさいねー」などと言っている。部屋に入ったビルさんから秋庭さんの携帯にヘルプミー電話あり、何事かと駆けつけると、給湯器、エアコンの使い方が分からないというので説明したりする。再び工藤さんたちと合流し、タクシー２台で今日の会場であるZIPPY HALLへ移動。以前行ったことがある場所かと思っていたが、ここは来たことがなかった。見るからに老舗のハコという感じ。ビルさんが「ZIPPY HALL！いい名前だ」と言う。何がそんなにいいのかは理解できないが、店内の壁にSteely Danのパネルが飾ってあったのは我々にとっては好印象だった。幾郎さん合流して出演者が揃う。工藤さんより体育会系ないしは運動家系の訓示あり。リハ開始。僕とビルさんのデュオ、ビルさんの曲、工藤さんの曲、礼子さんヴォーカルの曲など一通り合わせる。急に「パピルス～」のベースを指示されて焦る。尾崎さんに笑われつつもどうにか使える程度にはなる。Jonnie B.Goodeはかなり楽しい。工藤さんのギターが美しい。チャック・ベリー歩きは見ていてハラハラする。時間ギリギリまでリハをして客入れ～開演となる。幾郎さんはいつお会いしても黒いシャツと黒いズボンという服装なので、「もしかしてそういう服しか持ってないんですか？」と訊いてみると、「うん」とのこと。ダンディズム....。本番、最初は全員参加で工藤さんの曲をやる。最近はカバーが多い気がしていたが、今日はオリジナルが中心で面白い。「more errors」「how long will you forget me?」「パピルス～」など名曲揃い。幾郎さんは、本当に大変な才能だと改めて感じる。「Jonnie B.Goode」は最高。続いてビルさんと僕のデュオ。ベースからピアノ弾き語りに気持ちを切り替えるのが想像していたよりも難しい。「地球はまわる」でいきなり咽せる（！）という予想外の展開。ビルさんのベースがファンキーで面白かっただけに、非常に、非常に悔やまれる。最初からやり直すべきだった。残りの「愛の讃歌」「畢に」は何とかやり遂せる。特に「愛の讃歌」はビルさんも完璧に筒美イディオムを身につけており感心する。終了後、工藤さんに声をかけてもらい安堵する。続いてビルさんコーナー。アートランドで演ったようなアンサンブルものではなく、小編成で出来る曲を選んできており、これはこれで渋くて良かった。タイトルも分からない新曲あり。最後は礼子さんボーカルで「郵便局」「みなとは」「夏」など。急に演ることになった「open field」はグジャグジャだが何というか幸せな感じで良かった。濃厚な「旅打ち」終了／撤収後、再びタクシーで狸小路へ移動。車中、工藤さんから博多のラブソング文化について聞く。白木屋で打ち上げ。神田さんが観た小杉の話、工藤さんが発見したギター奏法の解説、来年に控えているアーリントン日本ツアーの事、11月のシェシズの話など。散会後、徒歩で移動。ビルさん、工藤さんがホテルへ戻ってから、秋庭さんとタクシーに乗車して秋庭邸へ。ワンルームに引っ越してからは初めての訪問となる。弁当食し落ち着く。4:00まで積もる話をあれこれしてから就寝する。
