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めぐみさん「死亡」の４９号予防院、記者団に公開

北朝鮮側が横田めぐみさんが入院していたと主張する４９号予防院の病室＝安川純撮影

　【平壌＝伊藤彰浩】北朝鮮当局は７日、拉致被害者の横田めぐみさんが自殺した場所だと同国が主張する平壌市郊外の医療施設「４９号予防院」を訪朝中の日本人記者団に公開した。

　予防院は、市中心部から車で１時間ほどの山間部にあり５００人前後の患者が収容されている。院内では、めぐみさんがいたという病室、自殺したとされる山林の現場、埋葬したとされる墓地など、めぐみさんが「死亡」したと主張する北朝鮮の説明にそった場所が紹介された。ただ、治療記録など、めぐみさんが施設にいたことを具体的に証明する物証は示されなかった。

　北朝鮮は、記者団に対し、夫とされる韓国人拉致被害者の金英男（キムヨンナム）さん（４４）と暮らした招待所、めぐみさんの「遺骨」を焼いたという火葬場などを公開しているが、いずれの場所でも「死亡」を裏付ける資料は示されていない。