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ここで紹介している磁石の反発力だけで回転する、地下資源をまったく用いないこの起電機は、電流を直接、負荷に応じて誘導する、という仕組みで成り立っている。このため送電している必要がそもそもなく、損失となる成分は悉く排除されている。
無駄がないからロスもない。この起電機はポータブル電源として、古くから実用化されていた装置と基本形は同一である。異なっているのは回転抵抗がまったくない、というその点ひとつだけなのだ。その進化系の到達点に達した最新の電源になっている。 電流を誘導発生させるためには、磁場を常に変化させておかなければならい。つまり励磁状態が保たれているということだ。変化量が多い誘導電源ほど誘導効率は高くなる。そこでエンジンを導入して、発電機を回転させておくための動力としてきた。温室効果ガスはこの途上で発生していたのだったが、それが二種類あるとは誰もまだ気づいていない。 区分けの基準となっているのが、空気より軽いか重いかというその違いである。空気より軽いガスならは大気圏を上昇して中空へと達する。空気より重いガスでは大気圏では地表に滞留し、そこで変成してCO2ではない化合物へと分解される。大気圏に放出されると、地平又は海水面へとそのまま降下して性質を変える。ドライアイスの白煙の行方を見れば、その事実を想い出すことができるだろう。ドライアイスは個体となったCO2のことである。 国連が実施している脱炭素運動で実効が不在のままだったのは、このためだ。だが文明はCO2削減に未だに拘り続けている。他の方法を知らないようだ。現象の意味を理解していなければ、有効な対策を導くことはできない。そんな愚かな時間をもう30年以上つづけている。結果は不毛のままで推移している。そこで平均気温が高まるという事態が出現し、世界の注目を集めた。 発電で回転用動力がどうして必要だったのかというと、それ以外の方法では磁場の変化を、安定的に維持しておくることができなかったからである。この状態を保つ仕組みのことは「励磁」と呼ばれている。誘導法則は励磁状態が成り立っているときにだけ、負荷に対して交流電流が誘導される、という事実が当時既に確認されていた。 磁束密度を引き上げると電流密度は反対に高まる。電圧を高めるには別の方法が用意されている。ニコラ・テスラの慧眼がなければ、交流電流を体系づけることは困難だった。1880年代半ば頃のことである。これが交流電流を世に定着させたきっかけとなった。磁極が切り替わる頻度が高くなればなるほど、起電力は相応に高まっていくからだ。 周波数が高くなればなるほどエネルギー効率は向上する、というのが交流の特徴だ。家庭用の電源は100ボルトで、50または60Hzの周波数で統一されている。60ヘルツの電気釜だと50Hzより、熱効率がたかくなる。ご飯の炊きあがりはその分早くなっている。 周波数を100Hzで統一しておけば、石油資源の消費量を半減できていただろう。回転量を増やすだけでこんなことができていたのだ。航空機で用いられているのは300Hzの電源だ。蓄電装置をより小さくすることができたからである。これも交流化で得られる特筆すべき特徴だ。 磁場の変化を常時保たせておくためには、定った周期の回転をつづけていなければならない。それ故出力が不安定な再生可能エネルギーが、役に立たなくなっていたのだった。このため交流電源以外の方法では、電気エネルギーを蓄電池なしで、安定的に供給していることはできなくなっていた。 安定した回転状態を維持しているときにのみ、交流電流は周波数を電流に与えておくことができるのだ。乱れた周波数では意味がないからだ。電流が身に着けた高い品位を失った電流だったのでは、産業用機械の精度を保てない。乱れた周波数では、精度の高い加工をすることはできない。メードインジャパンの名を高からしめたのは、偏に周波数の精度が極めて高かったからに他ならない。 周波数変動があると、売り物にならない製品が大量にできてしまう。周波数のない交流電流は存在しない。直流電流になってしまうからである。交流でなければ電圧の変更と調整はできない。つまり長距離送電という電力輸送には、限界ができてしまっていたのあった。 交流電流を高圧にすると、電流密度は反対に小さくなる。その方が送電で発生する電気抵抗を受けて、熱に化ける電流の値を小さくできる。電圧を高めると電流値は小さくなるのだ。これが電力の特徴的な要素となっている。電力とは電流と電圧を掛けあわせて得た値。一方の増加が他方の減少となって現れる。 電流を小さくしたいときには、電圧を高くすると簡単に実現できる。電圧の変更は直流電流にはできない。簡単ではないからだ。そのために三か所ある周波数変換所では、直流化した上でインバーターを経て、所定の周波数に返還しなければならなかった。 こうした理由のあれやこれやが関わりあって、直流方式に限界を設けたことが往時の直交戦争で、エジソンを敗北させてテスラの交流を世界標準にした。直流は蓄電装置に蓄めておくことはできるのだが、交流に変換しなければ送電できない。交流は送電するための技術に過ぎないのだ。電気製品を動かすためには整流して、直流回路を利用しなければ電気エネルギーは取り出せない。 この直流回路に負荷が発生した時にだけ、起電機は交流電流を誘導発生させるのだ。電気製品の殆どには整流するための素子が仕込まれている。回路が設けられていないと、電気エネルギーは機能を発揮することはできない。交流は回路を形成することができない電流であるため、一方通行で電路を辿ることができるのみ。つまり送電するために作り出された電流なのである。 国連は再生可能エネルギーを普及させておきながら、その出力が過剰になったという理由で、電力会社が引き取らないで捨ててしまっているのを見逃している。これはいかにも深刻な問題だ。交流電流が貯めて置くことも、止めておくこともできないものだったことから、過剰となった電力は放置しておくことは許されず、速やかに捨ててしまわなければ危険だったのである。 こうした背景ができているということを、電力業界は口を閉ざして黙り込んでいる。世界中で広くみられる共通の社会現象になっている。この業界に特有の秘密主義とよばれているものは、気候変動対策が起動したときを境に急増した。再生電源に関する秘匿事項が増えたからだった。 国民に知られたくない種類の情報が、ネット上から検索できないようになっていた。監督官庁の関与は97年以降俄かに高まっていたようだ。世界の主な指導体制がこぞってその姿勢を整えた。改めたのではなく、秘匿に転じたという方が正確だ。交流電流を理解している指導体制は、ひとつもない。異を唱えなかった事実は至極雄弁である。 磁気の干渉を減らせば減らすほど、損失となっていた成分は小さくなる。地下資源を燃やしている限り、最大の温室効果ガスである水蒸気は増えつづけ、降水量の増加となって文明を攻撃する。間違った対策である脱炭素運動に拘っている以上、地表の平均気温は上昇して温室効果を更に高める。 地下資源の燃焼が必要不可欠の条件となっていたのは、発電機の回転抵抗が強かったからだった。蒸気圧を高めていくと、その回転抵抗を相殺できた。その手法が最早使えなくなっているということを、気候危機の到来が示している。磁気干渉をさける電源が必要となっていたのだ。そこで注目されるようになったのが、自然エネルギーを利用する風力電源だった。 回転抵抗を消すことはできたものの、機械抵抗や空気抵抗は消せなかった。そして風力発電機の回転羽根が大きくなった。これらの諸抵抗を消す方法を模索し突き止めた。回転抵抗がほぼなくなっていることから、誘導電源を分散配置することができるようになった。この技術をポータブル電源に組み込むと、回転抵抗が消えるため、送電する必要のない自立電源が可能となった。 地下資源を輸入する義務から文明は解放され、消費電力だけを誘導すればよくなる。送電する必要が完全に消えてしまっているからだ。汎用性は極めて高い。この特徴を利用することによって、核分裂エネルギーを埋葬するための準備が完成する。核保有国にはこの未来電源を供給しないのだから、文明が核に執着している理由はなくなるだろう。 地下資源に依存しきっている今のエネルギーシステムは、発電装置の回転抵抗を消す方法を見出したとき、未来社会を新たに創りだすためのヒントを示す。現代社会で諸悪の根源となっていたものとは、地下資源とその利益還元を意味する分配の在り方だった。 天然ガスによる蒸気発電が気候変動の経過によって、国連により変更されたものが俄かに拡大し、世界中で実施されるようになったことから、熱を帯びた水素起源の水蒸気が大気圏へと大量に放出されることとなり、保存されていた上空の熱で地表を覆っている時間を増やした。 火力発電所で蒸気を高圧にしていることから、そこで生じた圧縮熱が蒸気の温度を更に高めて、ほぼ300℃の熱で大気圏へと放出していた。この廃熱を伴った熱い水蒸気は排煙塔から出たあと、大気圏を上昇していき雲となってそこにあり続ける。これは誰でも知っていることだ。だがこれこそが、温暖化をもたらした熱の正体だった。 気候変動の原因は二酸化炭素ではなかったのだ。判断を誤った国連が脱炭素運動に執着し、真の原因であった熱水蒸気から目を逸らしていた。世界中で脱炭素対策として推奨していたほど、馬鹿丸出しでその愚かな姿を世界中に曝け出している。この顛末はまことに正視し難いほど酷いものだった。これが教育を高度化して得たその結果だったのである。科学の基礎的な理解が成り立っていないのは、最早指摘するまでもあるまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026/10/05 01:26:15 PM
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