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2011/07/24
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誘導法則を活用するその方法がもつ本来の意味を知れば、原発がなくてもエネルギー不足にはならない、ということを理解するのは中学校レベルの基礎知識で十分である。やるかやらないか、という意思決定をする前の選択の問題、であるに過ぎないからである。この方法は地下資源の消費量を減らす能力に、取り分け優れている。だが、ゼロボルトへと電流を落とさなければならないため、地球が吸収することになる電流は時の経過とともに増える一方となったまま推移する。これは交流送電の宿命なのである。

 励磁電流による磁場変化を効率よく維持するには、ゼロボルトという最低の電位の関与が絶対的に必要なのだ。エネルギーコストが大きく下がったとしても、惑星が引き受けることになる接地電流は、分流で増やした誘導電流の分だけ確実に増えている。その変化が将来どのような負圧となってこの惑星に襲いかかってくるのか、ということは誰にもまだわからない。

 エネルギーは不滅であり、最終的にダーク化した状態で存在し続ける。人類が作り出した電気エネルギーは、惑星の内部のどこかに形を変えて保存されている。二酸化炭素が増えて地球が温暖化した事実を人類が知るようになったのは、18世紀後半とされる産業革命から、およそ二百年以上経過した20世紀末に近いこの時代。気候の変動に対する危機感を募らせた国際社会が、京都議定書の採択を急いだのは、1997年12月も終わろうとする暮れのことだった。

 二酸化炭素の有害性を文明がはっきりと認識するようになるまで、とても長い時間が必要であった。温暖化対策として天然ガスへの切り替えが、現時点で有望視されるようになっている。だが、それは地表に洪水の被害を圧しつけるものだった。ガス化した地下資源(天然ガス、メタンガス、メタンハイドレート、シェールガスなど)は、化石燃料の中でも炭化水素に分類されている地下資源。燃焼させると炭素は二酸化炭素へと変身するだけでなく、水素は大気中の酸素と結びついて気体の水を合成する。

 これがゲリラ豪雨を地球規模で頻発させている原因となったことにより、洪水による被害を世界各地に拡大させていたのである。炭化水素および水素資源が生み出す被害の甚大さに文明が気付くのは、どうやらまだまだ先の話になりそうだ。二酸化炭素が増えると、地表の温室効果は当然高まる。一酸化二水素と呼ぶべき気体の水が増えると、地表の水位は最終的に高まって上昇する。水素の酸素化合物は、地球が持つ水の絶対量を確実に増やすのだ。将来この事実を再発見するに至った人類は、あらゆるエネルギー資源は環境条件を必然的に変えてしまう、という事実を結果から正しく認識するようになるだろう。

 
 エネルギーにまつわる事実認識の拡大が早まれば早まるほど、文明が生き延びる余地はより高まる。反対に遅れれば遅れるほど、温暖化による異常気象と大量の降雨が齎す被害はより多くなる。その結果惑星の至る所で洪水が頻発するとみられているのだ。異常気象というものは、文明が地下資源を消費すればするほど、その猛威を募らせるものとなってゆく。これを避けることはできない。炭素資源と水素資源との十字砲火を、文明は既にいま浴びせられているのだ。

 温室効果は黙過できない領域にまで達しており、降水量の増加は今後急速に想像を超えて拡大する。核分裂反応により生じさせた熱が生むエネルギーは、過去の遺物となる運命へと入った。拡大よりは、寧ろ終息へと向かうベクトルの時間的な支配を受ける。エネルギー不足が深刻化すると思い込んでいる勢力が、必死になって原発にシガミツイテいるだけなのだ。その行為の裏にある不健全性というものが、放射能被曝という深刻な事態を国民へと押しつけていた。

 原発はそれが生む核エネルギーの副産物で生命を確実に失わせ、文明の存続を危うくする。この上なく危険な状態を招く秘めた能力を、原子力エネルギーは潜在的にもっている。核が人類に制御できるエネルギーではないことをはっきりと示したのが、ヒロシマとナガサキそしてフクシマであった。当時の認識では、原子力は必要不可欠のエネルギーだとされていた。その認識が誤っていたことを世界へ告げるきっかけとなったのが、3・11の大地震だったのである。

 巨大津波という自然災害が、原発の破壊による放射能被害の拡大、という地球規模の災害を再度地球上へと生み出した。このことは最早否定できない事実として、後世の記録へと残されることとなったのである。
 原子力災害のもつ重大性をフクシマによって再認識した国では、90%を超える圧倒的に高い投票率で、原発の存続を拒絶する決定を下していた。その原因となった日本では、電力を増幅する方法があったにも関わらず、原発の存続を正当化しようとする最後のあがきを未だに繰り広げている。

 彼我の立場の違いには、180度もの認識のずれができている。原発推進派がもつ思い込みの強さとそれに対する執着心の根深さ、そしてそれが導いた現実認識の甘さという結果には必然があるていど宿っている。誘導法則がもつその意味が国民に正しく伝わっていたのであれば、道の選択を国が誤ることはなかったであろう。情報を秘匿し続けている利益共同体の罪は、従って極めて重いものを永遠に残すこととなったのだった。


 電気エネルギーを作るのは、とても簡単なことである。磁石と導体があればよい。磁場変化を与えてやりさえすれば、導体に電流を誘導することができるのだ。ただそれだけのことである。磁場変化の与え方を蒸気を圧縮したものにした、ということが原発の導入を急がせた。火力発電と原子力発電とは共に蒸気発電という方法で、電力を生み出している発電装置。高い蒸気圧を与えるために、地下資源を絶えず燃やしつづける必要があったのだった。運動エネルギーを取り出す方法が、蒸気以外にないという訳では決してない。

 風圧でも構わないのだだが、回転力は風任せで安定しない。周波数が安定しない交流電流は、生みだしてもエネルギーとしてはまったく役に立たない。そこで蓄電システムに直流で貯めておくことが、必要な措置となっていたのである。蓄電システムを持たないウィンドファームは、要するにまがいものなのである。電力会社のバックアップ電流を引き込んでいるのだから、地下資源の燃焼を抑制する効果などある筈がなかった。この部分についても電力業界は、口を噤んで何も語ろうとしてこなかった。

 回転式の発電装置というものは、総て交流出力なのである。火力と原子力とは絶えざる燃焼を続けていることで、蒸気を圧縮しつづけていなければ、蒸気圧を一定のレベルに保っていることができない。周波数とは磁石の極性を切り替えることによって、人工的な交流電流を生み出すための発電装置なのである。消費者が節電して電力消費を減らしていながらも、発電所では常時地下資源を燃やし続けていなえればならなくなっていた。こうした理由で大気中のCO2は、世界中が取り組んでいながら、まったく減っていなかったのだった。

 電力増幅能力を引き出す分流機会を増やすことができるにせよ、周波数を安定させておくことができなかったのであれば、電気エネルギーを有効利用することはできない。この装置を取り入れて、エネルギーコストを引き下げることができたとしても、最も合理的な別の方法が表舞台に登場する時代がやってくると、燃焼プロセスで酸化物を二次生成する必要は消えてなくなる。地下資源を輸入するためのドル買いを実施する必要性も、またなくなってしまうのだ。ドル資本によるローカル市場の貧困化という循環が止るだけでなく、経済的繁栄を目指す協調関係が新たに生まれ出るようになるだろう。

 地下資源を保護したり獲得したりするために、軍事力や経済力を高めるという旧来の手法はすべて無効なものとなる。資本は利潤を追い求めるものから、恒久平和の実現による一層の繁栄を目指すための手段へと変容する。高い軍事力を保有する大きな国は、この未来のエネルギーを使うことが許されない。貧困をなくして繁栄を導く優良なエネルギーは、平和のためのコスト負担を大国に強く求めるものとなる。

 温暖化を止めてエネルギーコストを低下させるためには、防衛力の保持は逆効果でしかなくなるということなのだ。繁栄するための競争が一斉に始まると、軍事予算の大きさはそれだけでハンディキャップとなってしまうのだ。温室効果ガスの削減を質種にとり、ミリタリーバランスからそれがもつ固有の理由を、できるだけ早く取り去ってしまわなければならない。


 資源の関与を求めない未来型のエネルギーシステムを、再生不要エネルギーと呼ぶ。それは既存のエネルギーシステムがもつ欠陥を、悉く排除することによって得られる未来型の電源装置。その内容が完全に公開されるのは、防衛費の項目があらゆる国の予算から消え去ったとき。ドルに代わるどこかの国のローカル通貨を基軸と定めるのではなく、中立のどこにも属さない新通貨の創設こそが必要なのだ。基軸通貨の優越的な発行が許される制度であってはならない。過去に何度か言及したことのある平和本位制という枠組みで、再生不要エネルギーを取引する時代がいつかやってくることだろう。

 交流送電がもつその問題点の意味を正しく知った人々は、健全な認識能力を奪い去っていたその理由を調べ、過ちの原因を自ら断ち切るステージへと入る。その比率が一定のレベルに達する頃までに、未来型の最終電源がどこかの国から予告なく登場するだろう。
 機は熟しつつある。変化はいつ起きてもおかしくない。準備は十分ではないにせよ、概ね整っている。最も低廉なエネルギーは、資源ゼロで自在に取り出せるものでなければならない。最終相では、超電導応用技術が使われる。決して減衰しない永久電流が、恒久平和を保障するための基盤を構成するようになるだろう。

 時代がかかっているバイアスを修正する必要に気付き、エネルギー・ルネッサンス運動についてくるようになった時、極相へと移行するための起動ボタンのスイッチがオンになる。その時の到来を楽しみに待っている。原発に縋ることが野蛮でしかないことを、新電源によるエネルギーシステムが立証する。電流を増幅する仕組みを知っただけでは、資本の論理から恒久平和を導きだすことはできない。より低廉なエネルギーモデルが惑星に登場したとき、旧来のシステムに投下された資本の総ては烏有に帰す。残ることができないシステムに投資するのは、蛮行でしかなかろう。資本は活かして使うためのものなのだ。燃料電池へと投下されたあの巨額の資本が今どうなっているのか、というその経過の程を見届ければ、資本の行方が果たしてどうなっていたのか、という程度のことは容易に判断がつくだろう。





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最終更新日  2021/04/20 07:56:38 PM
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