308818 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

いい星つくろう

いい星つくろう

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020/07/12
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

 地球が温暖化したことによって降水量が増えたその理由は、ただ一つしかない。雨は雲がなければ降ることができない。雲は、低気圧が上昇気流となって作り出される。上昇気流は海水の温度が上がったとき水蒸気となり、それが上昇気流となることによって空高くへと昇り、水だったものがガス化して気体となり、温室効果ガスの中で最も多く集まったものを雲と呼ぶ。この気体の水である水蒸気がもつ温室効果というものが、夏に積乱雲を成長させて夕立を降らせたり、冬に熱が大気圏外へと逃げ去る放射冷却を、引き起こさなくさせたりしている。

 

雲をつくっている温室効果ガスである水蒸気が、地表の熱を抱え込み安定的にそこで保持する。温室効果ガスには主に二種類のものがあり、その一つがCO2だとされていて、温暖化を引き起こしていると強く信じられている。

世界中がこぞって見逃している温室効果ガスの一つに、誰もが知っていながら違うと決めつけているものがある。それは水蒸気と呼ばれている、気体の水。春になると地表の温度があがり、地に浸み込んだ水分を蒸発させる日々がくる。その頃にみられる春霞みとよばれている自然現象は、地表の水分が蒸発する際に立ち昇る、その景色のさまを映し出したもののこと。古来より日本人の心象風景の代表的なもの、の一つとなって親しまれている。

 

夏には気温が上昇して熱い日がつづくようになり、海水の温度を高めて上昇気流と呼ばれる低気圧の雲を広域で生む。入道雲と呼ばれる雄大積雲は、夏の強い日差しによって大量に蒸発した気体の水がまとまってできたもの。雲が大気圏上層の冷気に触れて凝結すると、重さを持つ雨となり重力の作用で地表へと舞い戻る。この繰り返しで地球表層の環境条件は、穏やかなリズムをもった一年周期の循環を繰り返す。だが温暖化現象が進みだすようになってからこの方、安定していた地球環境に乱れが生じるようになってきて、気候変動と呼ばれる異変が最近頓に際立つようになってきた。

 

この温暖化を起源とする気候変動の原因が、CO2であるという理解が俄かに広まって、世界中で温暖化を防止するためのCO2削減運動が展開されている。COP1からCOP25までの四半世紀を閲していながら、成果を確認すると減っているべきCO2の大気中濃度は、案に相違して却って着実に増えていた。

世界中がこぞってCO2削減運動に邁進していながら、何の成果も引き出せていなかったということになる。そこで環境復元運動の推進母体となっているIPCCは、目標の設定基準を最大化することで状況を変えようと試みた。それがパリ協定というものだった。アメリカを除くすべての国が賛同したが、実施主体として手を挙げた国はゼロだった。

 

削減目標の比率を最大値にまで高めれば、これまで実現できていなかった成果が確実に得られる、という保証がゼロであったからだった。こうして世界の温暖化防止運動はCOP25で蹉跌し、温室効果ガスの大気中濃度は着実に増え続けて止まらなくなったのである。

問題の本質は温室効果ガスをCO2だけだとキメツケた、IPCCの事実誤認にあったのだがその事実を誰も理解していなかった。CO2の質量分析を行っていたのだったら、それが空気の質量より150%も重い、ということを知ることは容易にできた。指導体制に属する知識人たちに、質量の違いが明確に見えていたのであれば、CO2が大気圏内で上昇する能力を失っていることは明らかだった。知識として与えられていたアボガドロ定数を要素化した痕跡は見当たらず、温室効果能力があるという事実だけを見て、CO2が温暖化の唯一の原因であるとそう決めつけた。

 

ドライアイスはマイナス70℃で固体となったCO2のことなのだが、常温では気化して白い煙のガスとなる。この時の白煙の行方は上の方向ではなく、下方向である事実を誰もが体験から知っていた筈だった。この時目にした現象から判断すれば、CO2が重いのは一目瞭然であったのだ。過去に見た経験を、まったく忘れ去ってしまっていた。権威主義を信奉する権威主義者たちは、このようにしてヒトの判断能力を劣化させてしまうのだ。京都議定書を見限ってパリ協定に乗り換えたところで、問題の本義を見失っている以上、気候変動は今後ますます悪化するようになるばかり。

 

 人為的な措置で生じた高温化した水蒸気の主な発生理由は、火力発電所と原子力発電所以外に考えられないことなのだ。ボイラーやガスの燃焼でも水蒸気はできているため、大都市近傍でメタンガスを起源とする水蒸気の広域的な発生が、絶えることなく常に維持されている。夏の大気温の上昇がCO2による温室効果の結果であるとは断定できず、水蒸気の持つ温室効果であることは疑う余地がない。水蒸気は空気より遥かに軽く、CO2は空気より重いため、中空へと放出された後上下方向へと引き離されて分離する。軽い水蒸気は上昇して雲となり、重いCO2は海に落下して熱を手放し、温められた海水が気化熱を上空へと運びあげるための水蒸気を、この段階で二次的に発生させるようになっている。この時燃焼で高められていた熱は海水に転移して、低気圧となった上昇気流の勢力を高めはするが、台風にまでそれが発達するためは27℃以上の海水温が必要となっている。

 

CO2は大気圏内に放出されても、質量が重いため地表に落下することしかできない。水に溶け易いという性質があることから、着水した瞬間に水和して熱を海に放出する。この経過はCO2に海水を温める能力があっても、大気圏全体を温める能力がないということを意味していた。IPCCがCO2の質量分析を早い段階で実施していたのなら、温暖化の原因がCO2にあるのではなく水蒸気にある、という事実を突き留めることは容易にできた。湿度の高い日が蒸し熱くなるというのは、誰もが体験からよく承知していることである。これこそが水蒸気がもっている、その温室効果というものなのである。

 

 大気成分は一般に、窒素78%酸素21%その他1%だとされている。ここに水蒸気を含ませてしまうと、湿度が時々刻々と変化するものであるために、成分比率を定めることが不可能となってしまう。そこで空気を二つに分け、水蒸気を含まない乾燥空気を導入することで、大気の成分比率を統一したのである。水蒸気を含む湿潤空気を大気成分から除外したために、成分比率としては最大となっている水蒸気の関与を、認められなくしてしまったということが、温暖化の原因物質をCO2のみに限定させることとなり、そのことが気候変動のメカニズムに、誤った判断を持ち込ませるという経過を招かせた。知識の誤用が正しい判断を遠ざけた、ということができるだろう。

 

 今年梅雨前線が揚子江上に張り付いてしまい、中国大陸以西で発生した低気圧が、南シナ海上空で線状降水体を形成させていた。それが梅雨前線を刺激して九州地方へと陸続として到来し、古今未曽有の大雨を集中的に降らせていたようだ。天気予報の梅雨前線の動態を見ていれば、線状降水帯が中国由来のものであることは既に明らか。三峡ダムという大規模水力発電設備はあるものの、それ以外の電力供給は主に火力と原子力とで成り立っている。

電源立地を地図上にプロットすれば、火力と原発の配置方法と位置関係が分かる筈。これこそが日本に長期間続く異常な規模の集中豪雨を降らせ、多くの人命を奪う自然災害となったことは言わずと知れたこととなる。日本の水害の多くは、中国大陸で生みだされた高熱の水蒸気と、それが列をなして移動するようになった、これまで知られていなかった所謂線状降水帯の所業であった。知を誤用した知識人たちのすべてが、自然災害を狂暴化させたその生みの親。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020/07/12 08:16:28 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X