なんの為に勉強するのか
中学受験をさせることをきめて勉強のスケジュールをたててそれでも、上手くいかなかったとき、何度も思いました。「なんの為に勉強するのか」私でさえ、思ったことですから、子ども達も何度も思っていたことでしょう。大人になってしまった私は「こんなことまで覚える必要はないんじゃないか」とか「それほど勉強しなくても、まぁまぁ生きていける」とか色々考えてしまいます。でも、息子が私立中学に今、通っていて思うことは「学校を選べる」ということは、自分の人生をひとつ選べるってことなんですよね。地元の公立中学校は、一クラス40人近くいて、5クラスあります。うちの息子の中学校は一クラス22人の5クラス。半分ぐらいです。22人を一人の先生がみるのと、40人を一人の先生が見るのとではずいぶん、違うような気がします。反抗期+もともと言うことをきちんときかないうちの息子にとって「手厚く見てもらえる」ということは非常に重要でした。ましてや、親には反抗的ですが、先生には非常に懐きやすいタイプ。ステキな先生との出会いもあって、今は、受験をして良かったと心から思います。でも、小5小6と、塾に行っていたときは、本当にこれでいいのか本当に悩みました。「夢をかなえるために」勉強する。かっこよく聞こえますが、実際のところ、明日にも変わるかもしれない夢。なんだか小学生にとってはぴんとこない感じがします。私が今、思うのは、「自分の周りの環境を良くするため」かな、と思います。息子いわく、先生方が小学校と違っていて、命令口調が少なく、論理立てて話してくれることが多い、と。それと、なんでもかんでも禁止なわけではなく、認めてくれるところは認めてくれる、とも。この学校にきて良かった、と言っています(今のところは)偏差値どうこうではなく、そういった自分にとっていい学校、というのがあるのなら、経済的に可能であれば(うちはぎりぎりですが)勉強して行く価値があるのかな、と思います。中学から、でも、高校から、でも、大学からでも。なにも考えないでいける所に進むよりは、自分に合ったところを目指したほうがいい、と自分で気がついてくれるのが、本当はいいのだと思います。難しいんですけどね・・・それが。だから、実は、小学校で不満に思っていることがある子のほうが中学受験に目をむけやすいのかもしれませんね。よりいい場所に自分を置くっていうことは努力が必要なんですね。とはいえ、頭で分かっていても行動が難しいんですよ。う~ん。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村人気ブログランキングへ