櫻井一雄　Ｏｆｆｉｃｉａｌ　Ｗｅｂ　Ｓｉｔｅ

[小坂弦楽器工房　関係] カテゴリの記事

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• セルマーガットギター。

  先週の日曜日は久しぶりに京都の小坂弦楽器工房へ・・・・。確か３９，９度なんていう猛暑を（残暑？かな）を記録した日で・・・・確かにめちゃくちゃ暑かった・・・。工房への訪問は友人の新しいギターのオーダーの打ち合わせ・・・がメインだったのですが（壮大なギターになりそう！楽しみです！）ワタシ個人的には小坂氏から一ヶ月ほど前から聞いていた「セルマーガット」ギターを弾いてみたかったのがもう一つの目的。。。ちょうど数日前に完成して弦を張ったところ・・・だと言う。特徴的なボディシェイプに印象的なサウンドホール・・・。そして張られている弦はナイロン弦。（クラッシックギターの弦ですね）ワタシが愛用している小坂弦楽器工房製「ＫＳモデル」はスティール・ストリングを張るギター・・・。力強く、クリアーではあるが「音色のバリエーション」としてナイロン弦のギターが前から欲しかった。優しく爪弾く・・・甘い音色にはナイロン弦がドンズバなのだ。。。しかしナイロン弦を張るギターの中でもいくつか種類があるのだがイマイチ、しっくりくるものが無かった・・・。クラッシックギターは音色が太くボーカルを邪魔する・・・。フラメンコギターは面白いけど・・・もう一歩、深みが欲しい。小坂氏が得意としている「SSガット」というショートスケールのナイロンギターがあるのだがそのギターの材料を吟味してアレンジしてもらうことで何とか「欲しい音」を狙うつもりでいた・・・。なにしろ頭の中でイメージが沸いているのにその「音」の楽器に出会えない・・・というのはなかなか難しい・・・。色々と悩んでいるなかで・・・民族楽器系製作の得意な小坂氏の自信作「セルマーガット」を弾く機会に恵まれたのである・・・。う～ん・・・・。一言でいうと「良かった」。ワタシの個性（弾き方・唄い方）に合うギターだと感じました。ギターの持つ「独特の個性」が・・・・弾いていて自分に心地よい。。。。思っていた「音色」に非常に近かった・・・。残念ながらこのギターは「行き先」が決まってしまっていたのですが面白いギターに出会いました・・・。いつものコースで「あやべ温泉」に寄って・・・・羽を伸ばして帰ってきました・・・。少しリフレッシュしたかな。。。。明日、金曜日は大学病院の精密検査です。２センチの疑惑・・・の中身がハッキリします。まぁ・・・なるように・・・・なるでしょう。今年、後半は音楽を頑張りますよ～～～。

  2010/09/08

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  ＨＯＴＡＫＡカスタムインレイのＨＰに・・・・

  「Hotaka　Costom　Inray　Works」のホームページに私のギターの写真が紹介されました！！「２０１０年の作品集」無垢の貝を切って黒檀の指板に埋め込み楽器の装飾をする・・・という凄まじいマクロの世界に向き合うインレイ職人「加藤穂高」氏。（ぜひ彼のホームページの　拡大画像をご覧ください！凄まじい精度で貝切りされています）一つ一つのパーツを慎重に吟味し、その輝きが最も素晴らしく活かされるように・・・・その彼の感性が凝縮された作品たちがホームページで紹介されています。「私のギターのインレイ製作過程はコチラ」穂高氏は楽器装飾だけでなくペンダント等も製作されています。貝の輝きに魅せられてしまった方・・・・ナチュラルな一品はいかがですか？？（もちろん楽器インレイのオーダーもどうぞ！）　

  2010/08/23

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  ＨＯＴＡＫＡカスタムインレイの真骨頂！　第三章。

  いよいよ「製作編」に突入します。この貝は最高級の「ピンクパール」。穂高氏によると「バラインレイ」はこのピンクパールが肝だと言う・・・・。もちろん花びらに使用する予定のものだ。次に出てくるのは・・・・捕獲が制限されている希少種。「レッドアバロン」である。何を隠そう・・・このレッドアバロンが最も表情豊かで・・・・なんとも柔らかい光沢を放つ。言うまでも無く・・・超貴重な材である。今回の「バラインレイ」には杢のない部分は「花びら」に・・・・そして大トロの杢部分は「葉っぱ」に使用されている。まさに美しい・・・・ため息が出るような・・・・「レッドアバロン」の最高ピースの輝き。杢入りの「白蝶貝」。角度によって・・・・すさまじい光線の反射と立体感を見せる・・・。この白蝶貝はバラの茎部分に使用。穂高工房に遊びに行ったらワタシの「バラ・インレイ」のデッサンが置いてあり・・・そして「色分け」がされていた・・・。これは穂高氏によると「どの部分にどの貝を使うのが良いのか」をシミュレーションしている・・・とのこと。穂高氏の頭の中では既に貝が切りあがって絵になっているわけですね。バラの花が・・・出来上がりました！！貝を組み合わせる技術！流石ですね！！ピンクパールとレッドアバロン、そして黄蝶貝が組み合わされています＾＾こんなに小さいんですよ～～！ギターの上に並べてみました！！まだ・・・やっぱりこの段階では、イメージつきませんねぇ（笑）。おぉおっと！！バラインレイに花弁が付きました！そして一番、大きな花も完成！！こうやって見ると角度によって貝が凄まじく色が変わるのがわかってもらえると思います～～。そして・・・葉っぱや茎も貝で切り出されました・・・。穂高氏が各ピースにナンバリングしながら・・・慎重に進めていったのが伺えます・・・。葉っぱのレッドアバロンの杢の立体感が綺麗ですね～。完成した「インレイパーツ」をギター（ＫＳモデル）の上に置いてみました！！まだ元々のターコイズのポジションマークが入った状態の上に「バラ・インレイ」を置いた状態です・・・。ということは、もう一つ大きな大きな工程が残っているんです・・・。それは・・・・インレイは指板に貝を埋め込む技術なんですが完成した「インレイ・パーツ」をギターの指板に埋め込むために・・・指板を彫らないといけないんですね。。。。硬い黒檀の指板を丁寧にデッサンに合わせて手で彫っていきます・・・。凄まじく集中力の必要な作業です！！指板を彫って・・・・そこに「インレイパーツ」を入れて・・・そして表面を指板面に揃えるために慎重に削ります。ギターとしての指板に仕上げることも考慮に入れて・・・・繊細な作業の連続ですがいよいよ「バラ・インレイ」は完成しました！！力強く・・・そして繊細で・・・生命力を感じる「野ばら」・・・・。ワタシが持っていたイメージにぴったりの「カスタム・バラ・インレイ」が完成しました！！インレイ職人である加藤穂高氏のお仕事は一旦、ここまでで終了です・・・・。最後に師匠でもあります小坂氏の元に運ばれて、指板面の調整とフレットを打つ作業を待ちます・・・・。いよいよ完成いたしました！！！「小坂工房製　ＫＳモデル」にＨＯＴＡＫＡインレイがジョイントしたスーパーギターになりました！！インレイ作品が生まれるまで・・・を３回に分けてご紹介させていただきました～～。皆さん、インレイって御存知でしたか？？？？貝の輝きや装飾としての奥深さ・・・そして何より「貝の美しさ」を見ていただければ非常に嬉しいです。そしてマスタールシアー小坂たけし氏はＫＳモデルの調整もバッチリ仕上げてくれました！！！このギターの「音」はぜひライブ会場で味わってくださいね。我がＫＳモデルのインレイグレードアップに尽力してくれた小坂たけし氏とそして最後まで、まったく手を抜かず最高の作品を仕上げてくれた加藤穂高氏にあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました！「ＨＯＴＡＫＡ　カスタムインレイ」「小坂弦楽器工房」ぜひ、お二方のＨＰも覗いてみてくださいね。

  2010/03/06

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  穂高氏とデザインを推敲する・・・　ＫＳモデルインレイ　第二章

  ０９年１１月にインレイ職人「加藤穂高」氏と小坂弦楽器工房で意気投合し我が「ＫＳモデル」に（なんと！後入れで！！）インレイを入れてもらうことになった・・・・ちょうどその時に穂高氏は小坂氏に自身のインレイ作品を納品したところであった。それが「２００９　ＨＯＴＡＫＡ　小坂弦楽器工房インレイ」である。 ↑「０９　ＨＯＴＡＫＡ　小坂弦楽器工房インレイ」のアップ↑（まさしく見事、芸術的な仕事です！！）それをそのまま「ＫＳモデル」の指板の上に乗せてみた・・・・。「おぉ！これまた・・・なかなか優雅ではありませぬか！！」「一気にギターが上品になるね！！」（←↑参加者：感想。）「んじゃ・・・この感じでバラを描いてみますね」（ＢＹ穂高氏）そう話をして「モクモクバーベキュー」は終わりを告げたのであった・・・。（実は寒い屋外ではバーベキュー＆酒盛り。　暖かい室内では、こたつの中で櫻井一雄＆加藤穂高の　「エエ感じセッション」が盛り上がっておりました～）名残惜しくも櫻井一雄は「ＫＳモデル」を小坂氏に預け、着々とまずはネックの調整作業に入りました・・・・ほどなくして・・・・穂高さんからデザイン案が出来ましたよ～！とラフスケッチが送られてきました。（画質は容量の関係で落としてアリマス。。。。）ココで解説を交えますとギタープレイヤーは弾く際に「指板上」にあるポジションマークという「印」を見ながら指で押さえているのです。それはある程度、決まった箇所に打たれており３、５、７、９、１２、１５、１７・・・・フレットにマークがあることが大前提となっているのです。（ＫＳモデルは５フレットからのデザインになってますが）つまり「デザインに制約がある」なかで演奏性も失わない・・・・そして「美しく」インレイが存在しなければならないのである。穂高氏が送ってきてくれたデザインはギターの中心である「１２フレット」に大き目のバラモチーフを配置してなおかつ「サクライ」の「Ｓ」も絡めた面白いデザインでありました。。。。そのデザインを（強引に・・・）デジカメ画像と合成してシミュレーションした図。一番、左端は穂高氏が過去に製作した「バラインレイ指板」の合成図。真ん中、右端は書き下ろしラフスケッチをフォトショップで合成しました・・・・。この「合成写真」を眺めながら・・・・ワタシは自分自身の「感覚」と向き合っていた。あまり得意ではない、デザインというジャンル・・・。ワタシが心の中に描くギターのイメージとは・・・・？？どんなビジュアルがワタシに似合うのか・・・・？？頭の中がぐるぐるぐる・・・回った。音のことなら、スッと感覚的に一瞬で答えが出るのに・・・・。デザイン・・・となるとまったくどうすれば良いのか判らない。。。。困り果ててワタシは穂高氏に電話をした。「う～ん・・・ゴメン・・・　ちょっとあんまり、しっくりこない感じ・・・・」う～ん・・・そうですか～？？穂高氏は優しい。彼はワタシのイメージを引き出そうとしてくれる。「やっぱりイメージ的には・・・　左端のほうが近い感じ・・・・なんと言うか　ワタシの中でバラは花束じゃなくて　一輪でも良いから生命力を感じる、野ばらでありたい・・・　もらったデザインは　なんとなく切れてしまってる気がする・・・・。」この時点で穂高氏はかなり躊躇があったハズである・・・・。というのも今回の作業は初めに「完成されたギターありき」でありインレイ作業が「後入れ」なのである。（ボディとして組みあがってしまっているため　作業工程的にかなり難しいのだ。　通常はインレイパーツを製作してから　ギターとして組み上げていくのがセオリー）作業工程的にはフレットとフレットを跨ぐようなデザインはかなり「難しい・・・・」それでも彼は「わかりました！！やりましょう！　デザインを書き直します！！！」と言ってくれた。（今、思っても誠に感謝です・・・。色々、ムチャを言いました・・・）穂高氏いわく・・・デザインが産まれるのは自分ではある程度しかコントロール出来ない・・・と。自分の納得がいく「線」が書けるまで時間がかかる場合もある・・・と。ワタシももちろんそれは急がないので、納得がいくものを作り上げましょう！！と再び結束を固くしたのですがなんと数日で新デザインが送られてきました！！ラフスケッチの状態ですが正直、コレは来ました！！！このデザインを見たときに「おぉ・・・・」・・・と嘆息を漏らし数分、固まったのを覚えています・・・。ギターの指板、全面に入れるのではなく敢えて５フレットから１７フレットまでの流れるようで優雅で力強いデザイン・・・・。早速、合成写真を製作してみました！↑ライブシミュレーション　その１↑↑ライブシミュレーション　その２↑穂高氏から更に「煮詰めたバージョン」のスケッチも届きました・・・（最終フレットのデザイン等・・・・）↑ライブシミュレーション　その３↑ワタシのバラのイメージは・・・・全開に咲いた花よりも・・・少し手前の「若い」花が儚げで美しいと思う・・・。穂高氏と櫻井一雄の渾身のデザイン「２０１０　ローズ　ＶＩＮＥ」のモチーフが完成した・・・・。遂にデザイン完成！！！次はいよいよ「製作編」です！！ＨＯＴＡＫＡ　カスタムインレイの神業的製作技術をとくとご覧あれ・・・。お楽しみに！！！

  2010/03/01

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  ＫＳモデルにカスタムインレイが・・・ 序章

  時は・・・・０９年１１月に遡ります。ワタシのギターの弾き方というのは少し特殊で「ダイナミックレンジ」と専門的には言うのですが「大きな音」と「小さな音」の差が非常に大きいんです。叩きつけるように・・・かき鳴らす「全開走行」の時と囁くように・・・そっと「爪弾く」音とではまったく弾くタッチも強さも音色も異なります。ワタシの弾き方のベストな「ギターセッティング」というのは非常に難しいんですね。 ギターというのは基本的に「６本」弦が張ってあって・・・・ネックはその張力に耐えながら若干、「しなる」（＝反る）ことでバランスを取っています。その「しなり具合」はその「木」の持っている根性（剛性）・・・というか強度が物言う世界で一般的には６本の弦で６０キロ強のテンションがかかります。大きく「しなる」とその「ネック材」は柔らかく低音に芯が無くなり弦を押さえる左指への負担が大きくなります。（ネックが弦のテンションに負けて　　　　「順ぞり」の状態ですね） （ＫＳモデルのネック材「カヤ・マホガニー」） （カヤマホガニーにチタンのロッドと補強材が仕込まれています）ワタシのＫＳモデルはまさに逆の症状で、ネック材が非常に強固で強く（さすが！古材の５Ａカヤマホガニー！）弦の大きな強いテンションがかかっても耐えて、ほんの少ししか「反らない」。強い「ネック材」を使用するということは音質的には「芯があって」力強くまさに望ましいことなのですが弦の引っ張るテンションとの「バランス」がとれず弦高が低すぎる状態になってしまいワタシが「強く」弾いたときに弦がビビッて、少し耳障りなノイズが出てしまう・・・という状況が続いていた。０９年３月にギターが完成して以来、様子をみていたのですが、空気が乾燥する冬場に思い切って小坂氏に預けて、ネックのフレット打ち直し及びネックの修正をお願いすることにしました・・・・。０９年１１月・・・・いよいよ寒くなる前に恒例の「モクモクバーベキュー」をしよう！ということになりギターを預けるのも兼ねて小坂工房を訪問した・・・。そこに現れたのが「インレイ職人　加藤穂高氏」である。比較的、年齢も近く・・・何故だか彼とはウマが合う・・・・。穂高氏は小坂氏に出会ってから本格的に楽器製作の路を志したのだと言う・・・。まさに長く繋がった師弟関係なのである。穂高氏が製作したカスタムインレイ「バラ」がワタシのＫＳモデルのヘッドには刻れられている。これはワタシがこのバラに相通ずるものを感じ、小坂氏が厚意でＫＳモデルに採用してくれたものだ。 しかし「ＫＳモデル」のために焦点を絞ってデザインされたインレイでは無い・・・。「もう少し早く出会っていたら・・・・　　ネック（指板）にも穂高さんにインレイお願いしたのに・・・・」（ワタシとしては、このＫＳモデルを　少なくとも１０年は弾きこむつもりで設計・オーダーしたのである。　その時に、穂高氏に連絡をとるのか非常に悩んだ経緯がありました・・・・。）残念そうにそう言った私に向かって穂高氏は「櫻井さん、このギターのフレット抜く機会があれば　僕、このギターにインレイいれましょうか？？？」「えっ？？それって・・・インレイ、後入れってこと？？　そんなん出来るん？？？？」「ん～・・・大変ですけど・・・・　あ～はい。やってやれないことは無いです～ハイ」「えっ！それって・・・　まさに今からこのギター、フレット抜く予定なんだけど。。。」「あら！！本当ですか！！？奇遇ですね～！。　僕、インレイやりましょうか！運命的ですね！やりましょう！　デザイン考えます！！」思い返せばワタシも穂高氏もお互いがコラボレーションしたくてたまらない気持ちになっていたのです。（それがウマが合うってことでしょうか・・・）幸いなことに「ＫＳモデル」は穂高氏の師匠の製作のギター。櫻井一雄＋小坂たけし＋加藤穂高のしっかりと繋がった手がここに「容」になろうとしていた・・・・・カスタムインレイ・ギターの世界をぜひ垣間見ていただけると嬉しい・・・・。次回からはどのようにＫＳモデルにインレイが入れられていったのか・・・・。そのデザイン過程も含めご紹介したいと思います。とりあえず・・・・↓カスタム前の「０９バージョン」の写真です。「小坂弦楽器工房」製　櫻井一雄ギター「ＫＳモデル０９バージョン」（インレイ改造前）ＴＯＰ：アラスカシッカスプルース・マスターグレードサイド＆バック：ジリコテ（シャム柿）マスターグレードネック：オールドカヤ・マホガニー１ピース指板＆ブリッジ：真黒エボニーボディバインディング：５Ａハワイアンコアパーフリング＆インレイ：ソリッドグリーンアバロン糸巻き：ウェイバリー彫金ゴールドトラスロッド：チタン（レインフォースチタン内臓）サドル＆ナット：本象牙ブリッジピン：本象牙指板インレイ：ナチュラル・ターコイズ　ソリッドアバロンピックアップ：サンライズ＆マッキンタイアーヘッドインレイ：ＨＯＴＡＫＡカスタムインレイ製　　「バラ」第二部へ続く・・・・。

  2010/02/23

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  今年最後の「モクモクバーベキュー」

  いよいよ寒くなってきまして・・・ミュージシャン仲間の金沢在住のＩＳＨＩＫＡＷＡ氏とワタシの間で密かに「定例会」と（勝手に！？）呼ばれている小坂弦楽器工房でのモクモクバーベキュー。今年の秋バージョンは前回、中止になってしまったので最後のチャンス！とばかり先週末に工房へ遊びに行かせていただきました！最近はミクシィやメールがあるので、頻繁に情報交換はしていますがやはり会って話すのが一番、盛り上がります。気を使わない仲間とゆっくり時間を忘れて・・・・大笑いするのは一番、贅沢な時間ですね～。しかも音楽の大先輩と知的会話が飛び交ってますから・・・・本当に楽しく勉強になります。バーベキューの前に・・・・ワタシはいつも工房を覗かせていただくのが恒例～。（初めての方がいるときは　工房見学ツアー・インストラクターになります。笑）小坂さんの最新作が覗けるのは・・・工房に行った特権ですねぇ～。ちょっとご紹介しましょうか～～。並べられたネック材。これはある程度、作業工程的には進んでますよ～～。８本も並んでる！？（小坂さん、やる気だわ☆）真ん中にあるのはソプラノウクレレかな？？コレがそうですね～～。ハワイアンコアのウクレレです。なかなか美しい杢が出てますね。きっとカワイイ、ウクレレに育ちますよ～～。小坂さんの代表的機種「おたふく・ウクレレ」。新作が進んでますねぇ～～。あれ？？これはなに？？？ハート型の・・・・珍しい楽器は小坂さんの得意分野です。組みあがってるボディをヒップから一枚。杢ありのウォールナットの小さなガットギターと小坂さん新作のＬＳモデルのシャム柿（ジリコーテ）モデル。サップと呼ばれる木目がカッコイイですね～～。んで・・・・工房ツアーはいきなり終焉を迎えまして・・・（笑）モクモクバーベキュー開催中の野外カメラです。ＩＳＨＩＫＡＷＡ氏が持参した特製のオリジナルソースを使った「焼きそば」・・・・・・・の予定が「焼きうどん」に。（焼きそばの麺を調達するのに失敗しました！　　だってコンビニ、ないんだもん！！　　焼きそば麺→スパゲッティー→うどん。の順番で・・・　　ええぃ！行ってしまえ～！と言ったとか・・・言わなかったとか・・・）早速、味見チュウ。。。。結構、イケましたよね！？？美味しかった！！おっ！と！！！あの煙は・・・・・！？ワタシが毎回、本当に楽しみにしている小坂さん製作の「地鶏の丸焼き」シンプルな味付け。一緒にジャガイモを入れるんですがコレもまた美味しい！！ココで実況カメラが途切れます。なぜなら・・・ワタシが「お休み」していたからです！（笑）夕方のお昼寝タイム・・・。ＩＳＨＩＫＡＷＡ氏が仕事のため金沢へ帰り・・・・そしてやってきたのは三重からインレイ職人、穂高氏。加藤穂高さんは小坂さんのお弟子さんで今は「インレイ専門」のスペシャリストとして活躍されています！！前回、工房訪問の日記です。前回、工房訪問時にデザイン画の状態だった「２００９　小坂弦楽器工房　カスタムインレイ」が完成されていました！！見る角度によって・・・・素晴らしい輝きを魅せてくれる貝・・・。その模様とデザインを最大限に引き出して「描く」穂高さんの技術とセンスは素晴らしいです。穂高さんのインレイ＋小坂弦楽器工房製ギター。この最強の組み合わせのギターが二本、産まれるはず。とても個人的に楽しみです。もう日が暮れて・・・・底冷えする気温になっても・・・・野外では音楽談義が花咲いておりました。（たぶん５度くらいだったんじゃないかなぁ・・・）（ＫＳモデルに新作小坂ギター用インレイを乗せてみる・・・の図）実はワタシの小坂ギター「ＫＳモデル」はしばらく小坂さんの工房へ諸事情があって里帰りする予定になってました・・・。ここのところ半年・・・しっかりじっくり弾きこみましたしすっかり馴染んでいたので・・・・ワタシとしても、持っていったものの・・・別れ難い気分だったんです。それで部屋の中に入って少し弾いておこう・・・と思って触り始めたんですがふと、コタツのナナメ向かいに座っていた穂高さんがギターを手に取ったんです。ワタシの爪弾くギターに・・・・穂高さんの爪弾く旋律が重なる・・・。優しい音色に繊細なメロディー。自然と重なるボーカル・・・・。「あれ？？・・・・」と思うくらい綺麗に「音楽」が鳴っていました。今日、一番の収穫だったかも。。。。。ほんの２０分・・・くらいでしたが演奏していても気持ちのいい・・・・素敵な時間が流れておりました。いつか・・・またやってみたいねぇ。穂高さん。（小坂ギター二本同士だから・・・・　あんなに溶けるんだろうかしら？？？摩訶不思議。。。。）ひとつ・・・穂高さんから素敵なご提案をいただいてしまいました♪「えっ！そんなコト・・・アリですか！！？」と思わず聞いてしまった。ＫＳモデルが里帰りは寂しいけど首を長くして待つ楽しみが出来た気がします＾＾皆さまにも発表できる日が楽しみ！！最後に・・・いつもそっと気を使ってくれたりいろんな事を教えてくれる小坂さんに感謝です・・・。実は小坂さん。ＣＤを３枚出されているミュージシャンなんです。ココに紹介が載ってましたのでぜひ見てみてくださいね。

  2009/11/17

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  インレイの凄まじく魅惑な輝きの世界。

  櫻井一雄が愛用している「小坂弦楽器工房」製のカスタムギター。このギターを製作するにあたり現在、手に入る「最高と思われる」ものをありとあらゆる手段を用いて準備した。「アコースティックギター」という楽器にかけるワタシの情熱を全て投入したと言っても過言ではない。今回のギターは「一生付き合うギター」だと相応の覚悟を持って・・・我ながら妥協のないギターに仕上がったと思う・・・。その「ＫＳモデル」のヘッドには印象的な「インレイ」が飾られている。貝で描かれた「バラ」の花である。このインレイ作品はギター製作者の小坂氏の御好意でワタシのモデルに入れていただいたものなのだが実はこの「バラ・インレイ」は三重県・津市に在住のインレイ職人「加藤穂高」氏が製作したカスタムインレイである。加藤穂高氏は木工家具職人を志した後、小坂弦楽器工房主宰、小坂たけし氏に師事。そして海外のロバートベンという有名な弦楽器専門の職人養成学校に入学。卒業後、米大手ギターメイカーのカスタムショーモデル・インレイを手がけるなど「知る人ぞ知る」凄腕の若手インレイ作家なのである。日本では「貝細工」というと「螺鈿」（らでん）という言葉のほうが馴染みがあるかも知れません・・・。日本の螺鈿は漆器に黄金色の蒔絵などと組み合わされるのに対し西洋の「インレイ」の花形は「高級楽器の装飾」である。いつか・・・お会いしましょう！そうお電話やメールでずっとやり取りさせていただいていたのですがやっと・・・・津市にある加藤穂高さんの工房へ・・・・ギターを抱えて遊びに行ってまいりました！！この作品たちは「ギターの指板」たちです。全てソリッド（無垢）の貝を一つ一つ切り出して黒檀（エボニー）の板にはめ込んでいくことでデザインを浮かび上がらせています。まず・・・・「デザイン」を起こします。納得の出来るまで・・・・じっくりと向き合い・・・・熟成したカタチと納得がいくまで紙上で煮詰めていきます。そのデザインが完成したら貝をそのパーツごとに慎重に模様を吟味し切り出していきます・・・。貝の持つ表情・・・角度の持つ繊細さ・・・光線の具合で煌く陰影・・・インレイを描くには・・・・たくさんの種類の貝を場所によって使い分けるのですがいずれも厚さ３ミリほどの無垢の上質な貝殻を使用します。この貝を手に入れるのも非常に難しくなっており海外のサプライヤーに手書きの手紙を添えて・・・国を越えて・・・・穂高氏の情熱が人を動かしているんですね。最高級の材料をじっくりと・・・時間をかけて「加藤穂高のカスタムインレイ」は産みだされます。貝と貝のパーツの隙間が見事なまでにキッチリと嵌めこまれることにより直線の美しいラインが浮かび上がります。ひとつの作品を生み出すのに・・・必要な時間は約一ヶ月。デザインを煮詰めるのと貝を切り出すのは同じくらいの時間がかかるそうです。長い・・・そして鋭く研ぎ澄まされた「集中力」を紡ぎ合わせることで・・・・魅惑的に光り輝くインレイの世界が生み出されているんですね。バラの指板も・・・見せていただきました。花びらの一枚、一枚が・・・・吟味された貝を組み合わされて出来ています・・・。まさに感嘆と！　ため息の出る・・・・情熱の零れ出さんとする作品たちでした。加藤穂高さんはＫ－ＹＡＩＲＩギターなどカスタムインレイギター専門に活動をされています。ぜひＨＰもありますのでチェックしてみてください！！！美しさとデザインに感動しますよ。http://hotakainlays.com/Ｐ，Ｓ・・・んで小坂さんのギターを穂高さんに弾いていただきました！なんてったって「師匠」のギターですから～。感想は・・・・ナイショ（笑）自分の手がけたインレイ作品がギターになって自分の工房に帰ってきたのは初めての経験だったそうです。里帰り・・・ですね。（笑）

  2009/10/13

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  週末記　小坂弦楽器工房訪問

  先週末はワタシの月イチの「連休」の週末。第二土曜日はフリーなんですよ。なのでとても気が楽なんですね。久々に予定も入ってなかったので髪を切りに行ってから小坂弦楽器工房とその近くの綾部温泉に遊びに行ってきました。小坂弦楽器工房の小坂さんはワタシのメインギターの「ＫＳモデル」を設計・製作してくれた人。なかなか製作者のいない珍しい民族楽器の設計・製作から大きなウッドベースまでまったくのハンドメイドで材料からこだわって製作している生粋の職人さんです。もちろん楽器なんで「音」ありき・・・なんですが（ココにヒトカケラの妥協もございませぬ！）それ以外に生き方や考え方・・・その他の繋がりでも大切にしてくれている人生の大先輩です。↑塗装ブースで作業中の小坂氏。小坂工房のあるのは京丹波町。山と・・・川と・・・畑に囲まれた静かな町。地元の市場で売っている野菜が安くて・・・とっても美味しい。時間の流れがゆったりとしていてこの工房に遊びに行かせてもらうようになってからワタシの中で知らなかった「刻の過ぎ行き方」が少し理解できた気がする。↑超・銘木といわれる「ツヤ・バール」で装飾された製作中のバンジョーネックを発見。カッコイイ～♪↑音楽・盟友のブルーズマンＩＳＨＩＫＡＷＡ氏のＳＳガットギターが塗装ブースで再塗装中でした。マニアなら唸らざるえない・・・抜群の杢目のハワイアンコア。ゆっくりと淹れられたお茶をいただきながら・・・・他愛もない音楽談義に花が咲きます。こういう時間のヒトコマから新しいアイデアが浮かぶときもある・・・。少しづつ新たな「アイデア」と「音」が私のココロの中で鳴り始めている・・・・。焦ってはいけない。まだ「カタチ」にする時ではない。そう時間が告げている。天秤が左右に揺れるように・・・心地よいリズムを見つけながら時間と情熱が熟すのを待とう。。。そうした繋がりがあることは本当に嬉しく有難いこと。甘えれるということは有難いことです。７時過ぎに・・・工房を出て車で走ること３０分。山の高台にある「綾部温泉」へと到着。ここの温泉は私の肌に合うようでとても居心地が良い。私はアトピーのどちらかというと重度の患者なのでお風呂に入ると沁みたり後で肌がガサガサになってしまう。。。。だけどここのお湯はしっとり・・・と本当に入浴後の感触が良いのだ。まだ数度しか・・・しかも数週間ごとにしか足を運んでいないのに職員さんと顔なじみになってしまう私のキャラはいったい・・・？？（笑）マッサージルームを一人で切り盛りするスタッフのお兄さんは時間外なんだけどわざわざワタシを捕まえて診てくれた・・・。（いやはやありがとう！）その後、温泉で働くスタッフの方とロビーで色々と話し込んで・・・ついつい長居をさせていただきました。人とのつながりは一期一会だけど本当に面白い。田舎ならではの癒しもあるなぁ。。。小坂工房→綾部温泉のコースがすっかりお気に入りのワタシでした。ぜひ今度、御一緒しませんか？？（笑）写真は綾部の夜空を３０秒の長時間露光で撮影してみました。残念ながら雲が出てきてしまった・・・・惜しい！

  2009/09/13

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  マイギター　遂に納品さる。

  大きな声では諸事情あって言えませんが・・・・小坂弦楽器工房製の櫻井一雄ギター「ＫＳモデル　ＤＸ」が先週の日曜日に遂に我が家にやってまいりました！！あの・・・お披露目コンサートから約３ヶ月！（笑）http://plaza.rakuten.co.jp/ikeikemitsuoka2/20000しばしの別れをしてから長かった～～～！久しぶりに御対面した我がギターはネックシェイプの変更全面のラッカー再塗装彫金ウェイバリー糸巻き装着などなど・・・・またまたグレードアップしての「御納品」と相成りました。北海道の「ＡＫＡＳＡＫＡ－ＷＯＯＤＷＯＲＫＳ」さんが見立ててくれたバリトラのハワイアンコアのバインディングとシャム柿のコントラストが渋いです！貝と銘木を組み合わせた・・・一本限りの豪華な仕様です。ちょうど・・・３ヶ月前に・・・・はじめてこのギターを手にした感想をワタシはこう記してオリマス。。。///////////////////////////////////////肝心のギターですが実は一週間ほど前に「仮完成」の段階でワタシの手元にやってまいりました。ライブに向けて・・・ワタシがギターに慣れる必要があるのと新ギターに合わせたピックアップを吟味、取り付ける必要があったので作業の都合上小坂氏に無理を言って「試運転」をさせていただきました！！始めに手にしたときはギターとして組み上げられて弦を張って「数時間」というタイミングで御対面。ワタシもドキドキ。きっとギターも緊張・・・・・・・というかまだ自分が「ギター」というものに生まれ変わったことをＷＯＯＤ達は気がついていない感じ。手にとって抱えてみる・・・。弦を爪弾いてもトップとバックとネックがバラバラに鳴っているみたい・・・。これが「若い音」ということなのか！！と身をもって実感いたしました。///////////////////////////////////////////そう・・・まさにこの表現で正解だったんです。「仮完成」の・・・木材がギターに生まれ変わったすぐの「音」は本当に私の想像以上に掴みにくい、扱いにくい音でした・・・。（ライブ中に二回も弦を切りましたし・・・）それが・・・今は・・・・ホント、ビックリしますよ！！！すんごい良い音してる！！！ギターが全体で唄い始めてる！！職人、小坂たけしの底力を魅せていただいた気がします。毎日、ギターを弾くのが楽しみになってます。（笑）次のライブ・・・・ぜひお楽しみに！！！このギターの音は・・・・良いよ～～。

  2009/06/26

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• 盟友のブルーズマン　ISHIKAWA氏　大阪ライブ

  盟友のＩＳＨＩＫＡＷＡ氏が大阪・心斎橋でブルーズライブします。彼はワタシと小坂弦楽器工房をつなげてくれた張本人。数々のミュージシャンや音楽・楽器業界著名人と関わりを持ちアコースティックギターと唄を愛するミュージシャンの顔も持つ。この日ばかりは・・・ワタシもゆっくり楽しませていただこうと思います。３０名様限定だそうですよ。ぜひ一緒に楽しみましょう。６月２８日（日）PM７：００より・・・・Ｂａｒ　ＭＵＳＺＥ大阪市中央区東心斎橋１－１３－９てんい第五ビル　二階０６－６２８２－０３９６

  2009/05/29

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  ライブレポートを休憩しまして～♪

  少しライブレポートを休憩いたしまして～～～先週末は月に一度の２連休でした。いつもはこの２連休に合わせてライブを入れることが多いんです。やっぱり心に余裕がありますからね～。ただ既にいくつか予定は決まりかけているんですがしばらくはライブはお休みの感じ。なので小坂氏に言われていた「落ち着いたらギター預けてね～」を実行してまいりました。まだ小坂氏は「ＫＳモデル」に改良を加えてくれるみたい・・・。確かにライブに間に合わせるために少し焦らせてしまいましたしね・・・。土曜日は髪の毛を切りに行ってから京都の京丹波までドライブ～～～。いろいろ打ち合わせや材料の撮影などなど・・・・いくつか用事を済ませましていざ帰宅しようとすると・・・・前から気にはなってたんですがどうも小坂家の猫ちゃんがすこ～し興味を持ってくれて遊んでくれそうな気配。少なからず・・・・距離を置きながらビミョーに構ってくれるの。ちょうど手にはカメラを私、持ってましたんでしゃがんでコミュニケーションしてみました。カメラに驚くの図。でも車の近くで待機してくれてたり・・・徐々に近寄ってきてくれたりします（笑）なかなかオトコマエ。↓微妙な癒し系？のシッポ特集をお楽しみください。癒されました？？？もういっちょ、シッポ特集を。こんなことして・・・・かなり猫さんと遊んでしまいました。普段はアレルギーがあるのでどうしても遊べないんですけどね。日曜日は・・・・私の田舎、三重県尾鷲市九鬼町に久しぶりに魚釣りに行ってきました。綺麗な晴れた日曜日。ゆら～りゆら～り波に揺られて釣り糸を垂らしながら・・・・良く寝ました～～～！！！お昼寝３時間以上したかなぁ～～。海風が心地よくて筏の上は最高ですよ～～～。まぁ・・・・早い話がヒマだったんです。天気良すぎて釣れなかったの。（泣）唯一、釣れた・・・・食べられる魚、結構型の良いハゲ。（マトハゲとか・・・マルハゲ（！）とか言います。　コイツの肝が美味いのだ～～～～！）貴重な貴重な一匹でございましたとさ。週末記でございました～♪またライブレポートに戻りますよん。

  2009/04/13

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  櫻井一雄ギター。遂にカタチと成る・・・の巻

  日曜日に・・・・いよいよワタシのギターが「ギターの形」になった・・・という報を受け勇んで小坂工房に行ってきました。そこには・・・・一週間前と大きく変わった姿が！！ババ～ン！！（ポジションマークに使った　ナチュラルトルコ石が結構、良い感じですねぇ～～）一気に・・・大変身。もう塗装に入れる段階に到達していました。抱えてみた感じの印象は思っていたよりも「軽く」仕上がった感じ。小坂氏は先週の段階から大幅に表板の余分な部分を削ぎ落としたよう・・・。表板をタッピングしてみた雰囲気は反応も早く、かなりパワフルに鳴りそう！！これは予想以上に好感触で期待値が膨らみます。もちろん・・・これから塗装が乗り、まだパーツの質量が加わるのでまだまだ変化していく部分が大きいのですが・・・・それでもワタシと小坂氏が話している会話の端々を拾ってギターの中で反響して響いて・・・「音に反応」しているのか・・・既に少しづつギターとして「目覚めて」来ている様で心強い感じがしました。今回の訪問で一番、重要なのは「ネックの握り」の確認です。「ネックの握り」とはギターを演奏するときに、演奏者は左指で弦を押さえて右手で弦を弾いて音を鳴らすのですがその押さえる部分（＝ネック）の太さや幅や厚みは一本一本に個体差があるのです。もちろんプレイヤーとの相性もあります。今回のように・・・塗装を吹く前の段階なら好みのシェイプに削って合わせることが出来ます。以前・・・このギターの「型」をデザインした際に実は小坂氏と入念に「数値」としては既に打ち合わせをしておりました。その数値に基づいて・・・・小坂氏が既に荒削りしてくれていたのでほぼ少しだけの修正と打ち合わせだけで完了♪いよいよ櫻井モデル。塗装ブースへと出向に相成りました。少しづつ・・・ニトロセルロースラッカーをスプレーガンで吹きつけそれを乾燥させて磨き、また塗装を吹く・・・この作業中はじっくりと・・・約３週間にわたって続けられます。その間はワタシとしては、待つだけで・・・次にギター君と対面するのはなんと「完成・納品時」となる予定です。遂に・・・完成が見えてまいりました～～。３月のライブ直前に・・・・納品予定。間に合う・・・ハズ。バラ・インレイは・・・・こうなりました～！百万本のバラをライブで１０年以上唄ってきたワタシとしては、このバラは非常に嬉しい・・・。今回の訪問でバラの下にあるトラスロッドのボルトを隠すカバーは通常はコアの板を使うんですが色合いを考えて「象牙」にしましょう～と決まりました。少しづつ・・・少しづつ・・・小坂氏と意見を拠り合わせながら・・・スペシャルな櫻井一雄モデルが組み上げられてオリマス・・・。先週の訪問で急遽、思いつきで決まったヘッド裏のシャム柿の付き板。小坂ギターのトレードマークの「小」がアバロンでインレイされています♪////////☆☆☆お知らせ☆☆☆///////////３月２９日（日）のお披露目コンサートの日に・・・なんとバンドバージョンで「熱風」をお届けできることに相成りました。トゥルバドゥール（櫻井一雄＆山野哲司）withレイン片岡に加え・・・エレキギターにＮＡＫＡＺ－ＧＵＩＴＡＲ氏。コーラスにキノピー氏。ドラムスに櫻井ハハ（！）を加えた今までかつてないバンド仕様！！！どうなってしまうんだ！！？？？大いなる不安もございますが（笑）ライブハウスＳＨＯに一風吹かせたいと思ってますので是非、皆様お誘いあわせの上、お越しいただけますよう宜しくお願い申し上げます。 昨年よりじっくりと・・・・開発していた櫻井一雄の新ギターがいよいよ完成します！製作は櫻井一雄の音楽はまさに彼の生き様をぶつけたブルーズである・・・そう語った「小坂弦楽器工房」主宰小坂たけし氏。その小坂氏と金沢より凄腕ブルーズマンＩＳＨＫＡＷＡ氏をお迎えしライブハウスＳＨＯのマスター率いる高槻ベンチャーズと櫻井一雄の４組の個性が激突します！！出演：ホスト　櫻井一雄　レイン片岡　　　小坂たけし（小坂弦楽器工房主宰　アイリッシュ）　　　ＩＳＨＩＫＡＷＡ（金沢より参上！ブルーズギター）　　　高槻ベンチャーズ（ライブハウスＳＨＯの看板バンド！）会費：２０００円（１ドリンクつき）　時間：オープン６時半　スタート７時頃より。　ライブハウス SHO（ショー）大阪府高槻市庄所町8番32号Tel：072-662-2000■お車でお越しの方国道171号線「高槻市役所前」交差点を南へ「高西」の交差点の次の信号を右折スグ。※お車でお越しの方は無料の専用駐車場がございます（4台分）■電車でお越しの方阪急「高槻市」駅下車。市営バス「庄所」バス停で下車スグ。http://www.live-sho.com/index.html

  2009/02/25

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  いよいよギター製作も佳境に・・・週末記。

  本日は・・・・盟友ＮＡＫＡＺ－ＧＵＩＴＡＲ氏の主催するイベント「パスタハウス　ハーモニー」さんでのライブに遊びに行ってきました。ハーモニーさんといえば・・・ちょうど約１年前。ココロさんや・・・のんさんや・・・みんなでライブをさせていただいた場所。ちょうどオープンしたてでマスターと奥さんが一生懸命、お店を頑張られていたのが印象的でした。http://plaza.rakuten.co.jp/ikeikemitsuoka2/9000↑ライブレポートはコチラ～（パソコン限定です・・・ごめんなさい）どうしても遠いので・・・・あれからお店に顔を出せていなかったのですがとても元気そうで～～～一安心！今回は絶品の「特製カルボナーラ」と「トマトスパ」を食べてまいりました！！さすが美味い！！久しぶりに鮫島氏やとしさん、ＴＡＮＮＹ氏にたぬきさん御一行・・・・みなさんお会いできて楽しかった！（打ち上げ行けずごめんなさい！）ＮＡＫＡＺ－ＧＵＩＴＡＲ氏もありがとね。早くＮＡＫＡＺ－ＴＯ－ＢＩＲＤＳが復活できるといいね。また企画してちょうだいね～～。そして・・・・一日遡って土曜日。いよいよ・・・佳境に入ってきた櫻井一雄ニューギター。完成・お披露目ライブまであと一月半です！！ ３月２９日（日）「櫻井一雄　新ギター完成お披露目コンサート」昨年よりじっくりと・・・・開発していた櫻井一雄の新ギターがいよいよ完成します！製作は「櫻井一雄の音楽は　　まさに彼の生き様をぶつけたブルーズである・・・」そう語った「小坂弦楽器工房」主宰小坂たけし氏。その小坂氏と金沢より凄腕ブルーズマンＩＳＨＫＡＷＡ氏をお迎えしライブハウスＳＨＯのマスター率いる高槻ベンチャーズと櫻井一雄の４組の個性が激突します！！心酔わせるバラードからアイリッシュ・・・　ブルーズからベンチャーズまで・・・最高の音楽と時間を楽しんでいただければ幸いです。ホスト：櫻井一雄出演：小坂たけし（小坂弦楽器工房主宰　アイリッシュ）　　　ＩＳＨＩＫＡＷＡ（金沢より参上！ブルーズギター）　　　高槻ベンチャーズ（ライブハウスＳＨＯの看板バンド！）ゲスト：レイン片岡　他（豪華なスペシャルゲストあり）　　オープン：６時半　スタート：７時より会費：２０００円（１ドリンクつき）会場：レストスタジオ　ＳＨＯ（ショー）大阪府高槻市庄所町8番32号Tel：072-662-2000■お車でお越しの方国道171号線「高槻市役所前」交差点を南へ「高西」の交差点の次の信号を右折スグ。※お車でお越しの方は無料の専用駐車場がございます（4台分）■電車でお越しの方阪急「高槻市」駅下車。市営バス「庄所」バス停で下車スグ。http://www.live-sho.com/index.html　ぜひ皆様、お誘い合わせの上御来場よろしくおねがいいたします！！この完成お披露目コンサートは自分で言うのもナンなのですが・・・・相当、面白いコンサートになりそう。企画も着々と進んでいて・・・これまた最高に楽しみ！！！なんですが（重ねてぜひぜひ遊びに来てください～～！　　上半期イチオシの気合十分のコンサートです！！！）この３月２９日に・・・新ギターが完成する！！（完成している！！）という大前提でライブ企画が動いているので・・・これが間に合わないとちょいと予定が狂うわけです（笑）まぁ・・・別にギターが新しくならないだけで～～♪コンサートの質、自体は変わらないんで大きな問題ではナイんですけど～・・・・。まぁ、一応・・・・ほら・・・・書いちゃいましたしね。「櫻井一雄　新ギターお披露目コンサート」って。（大爆笑）出来れば出来上がっていただきたいなぁ～と。（あはは～色々、仕掛けてますし。）今回の・・・ワタシのワガママ言いたい放題の新ギターを設計・製作してくれている「小坂弦楽器工房」の小坂氏もその状況をよ～く理解してくれていまして着々と製作が進んでいるわけであります。ギターの塗装に・・・・塗膜の乾燥にかかる時間が約３週間・・・・。逆算すると今月末には全ての木工作業が終了して塗装工程に入らないと・・・・タイムオーバー～～～。まさに・・・・今からが・・・・佳境にトツニュウ～～～！なワケですね。先週日曜日と・・・来週日曜日は２週連続で工房に「突撃！」です！！！なんせ・・・完成納期が～～～かかってますから～（笑）コレが今回の櫻井一雄　新ギターのイラスト図。（小坂弦楽器工房、非公認の完成予想図であって現物ではありませんよ～～）このデザイン画は盟友、もくもく星人さんが小坂氏が起こした”型”からデッサンして作図してくれました。どのような・・・形のギターになるのか・・・とっても判りやすいでしょ？（もくもくさん、サンキューです！）ギター製作が佳境に入った・・・ということで先週、土曜日は金沢からもくもくさんも駆けつけてくれて・・・ギター談義と次回のライブ企画に花が咲きました！！さて・・・ギターの進行具合ですが・・・ギターのトップのサウンドホールが完成！！銘木大好きなワタシのリクエストで・・・ソリッドアバロン（貝）＋杢ありハワイアンコアＸ２＋パオロッサの銘木仕様のサウンドホールに・・・。トップ板はアラスカ産のシトカスプルース・マスターグレード。ネックにもトラスロッドが（弦の張力に応じてネックの反りを調整する機械）既に仕込み終わっていました。今回のワタシのギターには実験的に「純チタン」製のトラスロッドとネックレインフォース（補強材）を使用します。通常はスティールもしくはダイキャスト製。チタンに変えることで軽く、よりしなやかになります。サウンドにも大きな影響を与えることでしょう。ネック材は一目ぼれの「カヤ・マホガニー」ワンピース材。ロッド材の埋め木にはジリコーテ（シャム柿）を使用。指板材には「マグロ」と呼ばれる貴重な真っ黒のエボニー材を・・・・エボニー材は国内では黒檀と呼ばれて硬い木の代名詞となっていますね。指板の横にはソリッドアバロンでインレイが入ります。ネック横には杢ありのハワイアンコアでバインディングが入っています。ポジションマークはターコイズ（トルコ石）で入る予定なのですが、まだ入っていません～～～。トップ板の裏側・・・・サウンドの要を握る「力木」（ブレイシング）です。この状態はまだ「荒削り」の段階でこれから磨いて整えていくそうです・・・・。ブリッジプレートはジリコーテを使用。サウンドホール周りなどとても丁寧な仕事をされているのが良く分かります・・・。手に取った感じは・・・・かなり「力強い」。良いギターになりそうな手ごたえ十分。ギターのバック材・・・・製材から手がける小坂氏の・・・・スゴイ！と唸らされるジリコーテの迫力たっぷりの大トロ材。真ん中のセンターストライプは杢ありのハワイアンコア・・・。バック材裏側の力木も既に組み終わっていました・・・・。専用の”櫻井一雄モデル”の為に作られた専用の「型」に嵌められたサイド材。ライニングと呼ばれるトップとバックに接着される材も既に完成しています・・・。サイド材もバック材と同じジリコーテを使用・・・。様々な治具を使って的確に「箱」が組まれていきます。ボディのエンド部分やカッタウェイの尖がった部分など・・・・小坂氏の丁寧な仕事ぶりがよくわかります。ギターが完成してしまえば見えない部分なんですけどね・・・・。日曜日に「箱」の形に組む予定だ・・・との事。（なので・・・もう箱になってるハズですね）最後に・・・なかなかまだ登場しない（笑）ＨＯＴＡＫＡ氏のバラインレイ。でもいよいよ出番間近ですね・・・。いよいよ来週はネックの「握り」部分の削り出しを煮詰めて・・・そして塗装工程突入！！予定です。塗装に突入してしまえば・・・・後は待つだけ！！（笑）いよいよ佳境に突入です！！P,Sこの日記を読んでいるであろう我が友人殿へ引き続き、気を抜かず・・・頑張ってください。今が大切な時ですからしっかりと見てあげてくださいね。疲れを出さないように・・・・最大限の幸運が護ってくれることを祈ります・・・。ＧＯＯＤ　ＬＵＣＫ！！☆☆☆

  2009/02/15

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  近況ご報告？？今週末は企画ライブ。

  大ピンチ！です・・・・ワタシの隣に座って仕事をしている上司が先週末より「インフルエンザ」にかかっております。「気合いだ～！気合いだぁ～！気ぃあいだぁ～～～！！」・・・・と今更、踏ん張ってみています（笑）マツキヨで３枚５００円のスーパーマスクを買い溜めて武装中！！まだワタシハくたばるワケにはイカンのだ～～！！（薬は抗がん剤との併用で難しいしね。）ほっ・・・と息を抜いたところでちょっとレアな画像。これは「小坂弦楽器工房」の代表機種「おたふくウクレレ」の製造過程のワンシーン。力木（ブレイシングとも言います）はこんな形でデザインされているんですね～～～。普段、見ることの出来ないウクレレの裏側を大公開～～～（笑）実はこの力木で楽器はすんごく音が変わるんですよぉ～～。楕円のサウンドホールは「銘木博覧会」仕様。 ちなみに「おたふくコンサート」の完成品はこんな感じ。小坂氏の場合、同じものは作らない主義なのでまた違う感じで出来上がるんでしょう。今回は着色バージョンらしいですよ～～。（良かったですね～～～・・・誰に言ってんだか～笑）そして・・・・小坂氏のお弟子さんでＨＯＴＡＫＡ氏のインレイのすごい作品！！蓮の花が指板からヘッドに向けてデザインされています。蓮って・・・・泥から咲くんですよ～。芸術的なデザインですね～。もはやインレイ職人の中では最高峰とお呼びも高いＨＯＴＡＫＡ氏。ただいま製作中の櫻井一雄・新ギターにはバラの花のインレイが入る予定なんですよ～～。 そうそう！今週の日曜日はワタシも企画に参加させていただいているイベントがあります！！！ 「第一回！アコースティック　ＳＨＯ！　ナイト☆」地元、高槻のライブハウス「ＳＨＯ」にて定期的にアコースティック・コンサートを企画していきましょう！・・・・ということでワタシも企画スタッフに混ぜてもらってます。今回のライブを大成功させて・・・・ぜひ第二回、三回・・・とミュージシャンの発表の場所をご紹介していけたら・・・・と思います。ワタシは音響エンジニアで「縁の下の力持ち！」昨年よりＳＨＯの音響のリファインに取り組んできましたからやっと本番！最高の音でお届けできるように頑張りたいと思います。今回は名古屋から親友の梅ちゃんこと「うめむー」がやってきます。（彼のシングル「パワー」がカラオケのＵＧＡに　　今年から登録されました！！拍手！！！！）久しぶりに聞く彼のステージも楽しみ！！！ぜひお時間あります方は高槻のライブハウス「ＳＨＯ」まで日曜日、遊びに来てくださいね。ライブは７時からのスタートです！！（今回は櫻井一雄は出演しません・・・・よろしくおねがいいたします）

  2009/02/05

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  小坂弦楽器工房訪問。そして重大発表☆

  先日の日曜日・・・・小坂弦楽器工房へ行ってきました。さすが京都の山岳地帯は雪景色。小坂邸の庭も真っ白の世界でした・・・。こうなると・・・・スタッドレスタイヤ必須ですね。夏の間はあんなに元気だった庭のバナナ君も今は冬眠してるみたい・・・。現在、製作中の・・・・櫻井一雄・新ギターも着々と進行中～～♪今までの推移はコチラでチェックしてください～～～♪そしていよいよ製作も佳境に入ってきました～。ワタシのモデル用に小坂さんがデザインしてくれたスケッチを元に起こされた「型」。そこにサイド材がすでにはめられています。独特の杢が浮かび上がる最高級のジリコーテ（シャム柿）を使用。これは指板用の材料でエボニー（黒檀）。真っ黒で硬質で重たい最高級材を用意してくれていました。北海道の銘木ネット製作家の「ＡＫＡＳＡＫＡ－ＷＯＯＤ」さんから分けていただいたハワイアンコアのＡＡＡＡＡグレードのバインディング材もウッドパフリングが付けられて準備されています。ギターのサウンドの命とも言える表板にはアラスカ・シトカスプルースのマスターグレード材を・・・すでにデザインスケッチは完了していますね～。バック材にも大トロのジリコーテを。センターにハワイアンコアがサンドされています。大迫力の杢ですね。自然が産み出した力強い芸術を感じます。指板はこんな感じで仕上がる予定・・・・ポジションマークには今回、ナチュラルのターコイズをセレクトいたしました。（チャイニーズですが・・・一応、ナチュラルです）　　↑樹脂加工や着色のされていないものという意１２フレットにはブルーアバロンを。実際には指板周りにソリッドシェルで一周、インレイが入りますんでもっと派手な雰囲気になるかな～。ここで重大発表！！！「櫻井一雄　ニューギターお披露目コンサート」が決定いたしました！！開催日は３月２９日（日）。場所は高槻のライブハウス「ＳＨＯ」オープン：６時半スタート：７時より。出演はまずこの方は外せない！なんと小坂弦楽器工房主宰の小坂たけし氏。そして金沢からハイテクニック・ブルーズギターリストＩＳＨＩＫＡＷＡ氏。そしてＳＨＯのマスターが率いるバンド高槻ベンチャーズ！！バラードからアイリッシュブルーズからベンチャーズまで・・・・ジャンルを越えた面白く聞きごたえのある一夜になります。ホストは櫻井一雄。頑張ります！！御料金は１ドリンクつき２０００円。会場の都合上、定員にてチケット販売を終了させていただきます。お問い合わせは「ＳＨＯ」ＴＥＬ：072-662-2000　（仙波まで）昨年よりじっくりと・・・・取り組んできた新しいギターが遂に産声をあげます。今までにない「和」の音色を狙った小坂弦楽器工房と櫻井一雄のノウハウを全てつぎ込んだ弾き語りのためのアコースティックギター。そのライブにあわせて新曲も発表予定！！ぜひぜひ楽しみに会場まで足をお運びくださいね！！一気にライブ発表までしてしまった～～～。問題は・・・・小坂氏が予定通りに製作してくれるかどうか・・・なんだけど～（笑）

  2009/01/20

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  本年もよろしくお願いいたします。

  ２００９年。始まりました！！今年はどんな一年になるんでしょうね。昨年を振り返ってみると一番の印象は・・・・「疲れた・・・」っていう感じ。着実にいろんなことを積み上げていっている実感はあったのですが「形」にはなりにくい一年でした。０９年に向けての準備期間だったのかな？？逆を返せば次々とトライしていくべき事柄に恵まれたということでもあるので・・・・昨年の流れをうまく引き継ぎながら体調管理を徹底しつつ取り組んでいきたいと思います。やっぱり非常に疲れていて心が「金属疲労」しているのを感じていたので昨年→今年は少し甘えさせていただいて掃除もそこそこにゆっくり寝正月いたしました。明日は三重県に祖母に会いに車で走ろうと思っています。４日はＳＨＯのマスターとゴソゴソと音響装置のリファインとステージの改造をする予定。５日からはオシゴト。だから今日までが実質の休養期間だったわけですね。うんうん。よく休みました。やっぱり創作活動するには気持ちに余裕がなくっちゃ～～～。エネルギーが尽きかけるとギターを触る余裕すら、なくなっちゃいますもんね。今年、スタートの画像は昨年より小坂弦楽器工房さんと組んで製作していただいている櫻井一雄のＮＥＷギターのラフデザインです。 （↑小坂氏のギター設計図です。）小坂氏が引いてくれたデザインラインに則ってもくもく星人さんがマックでイラスト化してくれました。小坂弦楽器工房非公認（笑）のイメージデザインです。こんな感じのギターになる予定・・・というヤツですね。（もくもくさ～ん！弦も張ってプリーズ！☆本年もよろしくおねがいします！）このギターは３月の完成予定です。小坂ギター関係に興味ある方はhttp://plaza.rakuten.co.jp/ikeikemitsuoka2/diary/?ctgy=7↑このカテゴリーをドウゾ。というわけで今日の朝から三重県の九鬼に行ってきます。お正月の漁師町のお祭りをフォトグラファーしてきたいと思います。どうか本年もみなさまよろしくお願い申し上げます！！

  2009/01/02

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  近況報告。設計図。バリバリのコア材の巻。

  皆様・・・お元気でお過ごしですか？？この日記の更新が止まるときは苦戦している時ナンデス。。。なかなか皆様のところにも遊びに行けず・・・某デスモイダーの皆様にも業務連絡が滞っておりまして誠に申し訳ございません・・・。大阪では局地的にインフルエンザが流行っているそうな。職場でも全員に予防接種指令が発令されたんですが私はＮＧ。（注射怖いんで・・・セーフです。ホッ・・・）どうももう２週間近くなるんですが咳と鼻水が止まらなくてそれが悪化して喘息っぽくなっていて夜中に発作のようになって苦しんでおります。体力が削られると薬の副作用にも負けて・・・イケナイ連鎖反応が・・・。でもココらへんで体内のエネルギーを活性化させて今週末のライブ！に備えなくては！！しかも今回のライブは堂々の長丁場ダ！！普段、時間の関係上唄えない曲なんかも・・・・やりたいゾ。頑張って治さないと。気合いですね。チケットのほうは・・・まだまだ残っているみたいです。（笑）ぜひぜひ週末の夕方のご予定が空いてらっしゃる方は「バッカナール」までお越しください～。日時：１１月２３日（日）オープン１４：３０　スタート１５：００場所：「バッカナール」　　　　　〒591-8025　　　　　　堺市北区長曽根町444-2 3F　　　　　　　TEL　072-253-1415　（全席予約制・ご予約はコチラまで）スイーツが・・・付くらしいですよぉ～～。私も楽しみだ～～～。そうそう！今回のライブのために・・・・「サングラス」を新調いたしました～～！（イェイ！）ワタシ、唄っている時の「瞳」を見られるのって恥ずかしいんです。どうしても照れてしまう。だから・・・サングラスは必須なんです。最近、ご活躍だった↑このサングラスは「レイン片岡氏」のお見立てでございました。今回のは・・・ちたにうむ製。知る人ぞ知る・・・「ＲＩＤＯＬ」というメーカーのヤツです。まとりっくすりろーてっど・・・みたい？？ふふふ～お楽しみに♪季節はすっかり秋ですね・・・。なぜか・・・優しい気分になる景色。秋の木漏れ日は心を優しくしてくれます。木々は冬に向けて・・・ゆっくりと準備中。最近の人の行きかうスピードは速すぎて・・・ワタシは少し遅れがち・・・です。先日、ご紹介させていただいた「ＡＫＡＳＡＫＡ　ＷＯＯＤＷＯＲＫＳ」さんからワタシのギター用のハワイアンコアのバインディング材が届きました！バインディング・・・というのはギターの保護を兼ねて楽器の外周に入れる細工のこと。杢と呼ばれる希少な木目を使ったものが高級ギターには多く見られます。↑こんな感じですね～～。画像のギターのコア材はＡＡグレードくらいなのでＡＫＡＳＡＫＡさんが送ってくれた材を使えば、も～っと立体的な杢が浮かび上がることでしょう！！この独特のトラ杢のコア材は・・・本当になかなか手に入りません！！貴重な最高の材を分けていただきましたＡＫＡＳＡＫＡ　ＷＯＯＤＷＯＲＫＳさんには本当に感謝です！！そして日曜日には全ての材料が揃ったことと「櫻井モデル」のデザイン画が完成したよ～ということで小坂弦楽器工房まで一人でドライブ～。これが「櫻井モデル」の型になります。小坂ギターのＳモデルとＭモデルの中間のサイズで腰をかばうためにボディのくびれが大きく取ってあります。それでいて生音の音量を犠牲にしないように・・・十分なボディサイズを確保するために小坂氏の独特のグラマーなラインにデザインされています。ボディの小型化を図ったことで低音を犠牲にしないためにボディ厚を肩側で少し浅めにお尻側で厚めに取って容積を稼ぐことにしました。今のギターを持って行って・・・ボディの厚みだけでなくネックの握りやハイポジションに移る太さ等・・・細かい部分を数値化していきます。いよいよ製作にかかる段階にまで来ました！専用の「木型」から製作してくれるので完成は来年の１月ごろ・・・。ネック＆ヘッドにもハワイアンコアとアバロン貝をダブルで入れてもらう・・・最高に豪華な仕様になったので・・・時間はかかるでしょうがじっくりと・・・楽しみに待ちたいと思います。構想から・・・半年以上かかりましたが・・・いよいよ実際作業に入ることになりました。コレがオーダーシート。ここに必要なスペックが書き込まれていきます。現段階でやれることは・・・やりつくした感アリ。今度は実際に「木」と向き合いながら・・・数値では測れない部分を次回訪問時には打ち合わせすることになりそう。まず重要なのは・・・ネックの握り。ですね。ナット幅４３ミリ⇒４５ミリに今度は若干、太い仕様でお願いすることにしました。少しづつ・・・オーダーギターの楽しみは「待つ」こともひとつ。ゆっくり、完成に向けて楽しみにしたいと思います。

  2008/11/17

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  小坂弦楽器工房訪問。今年ラストのモクモクＢ！？

  またもや・・・・更新が遅れてしまっております。う～ん・・・。少々、苦戦中。少し落ち着いてきましたが・・・季節の変わり目なのもあるでしょう。ゆっくり行きます。さて・・・先週の日曜日にまたまた小坂弦楽器工房に遊びに行きました。もう寒くなってしまうのでなんとかもう一度、バーベキューをやるぞ！！・・・ということで予定を組んでみたのですがなんと当日は雨。。。。。仕方ないですねぇ～～。でも小坂さんが軒下で薪ストーブの上に鉄鍋を置いて地鶏を蒸し焼きにしてくれるなど・・・それはそれで堪能いたしました～。私のニューギターも・・・着々と打ち合わせが進んで９０％はスペックが見えてきました！私の頭の中では既に「音」が鳴っています・・・。はたして・・・現在、セレクトした材は小坂工房内の最終材料乾燥室にて熟成中・・・。１月～２月の完成予定か・・・・。小坂氏はとても気合入れて準備してくれているのでとても楽しみです。今のギターより・・・太くパワフルでブルージィなギターに・・・なるはず！！そして今回の訪問で・・・・遂に完成いたしました！！Ｉ氏のハカランダ・トラベルギター！！前回の訪問時には塗装前のハコ状態でした・・・http://plaza.rakuten.co.jp/ikeikemitsuoka2/diary/?ctgy=7（ブログに「小坂弦楽器工房」のカテゴリを増やしました）それが塗装されると一気に華やかに・・・・・！！早速、堪能されているＩ氏・・・。いよいよオーダーしたギターとの対面。楽しみな一瞬！なかなか似合ってます！！ヘッド→ネック（指板）まで・・・アバロン貝でインレイされた特別仕様。トップに使われた貴重な材。ベァクロウスプルースも良い感じです。（木目が熊が引っかいたような模様が入る貴重な材で堅い木の証）前回、ご紹介したベルデンの８８７６０ケーブル。Ｉ氏にも小坂氏にも試奏してもらったところ大好評でした。奥のほうには私のモデルのベースとなる「Ｍモデル」が写っています・・・。この「Ｍモデル」の型から発展させて少しでも長時間弾いても腰に負担がすくないように・・・オリジナルの「新型」を開発してもらえることになりました。そして工房に・・・・これがＭモデルの「型」です。材をベンド（曲げて）してこれに入れてギターの形にするんです。少しづつ・・・改良を重ねられてきた・・・「Ｍモデル」の型。８弦のウクレレが製作されていました。もうボディは組みあがっていますね～。製作的に言うと７０％くらい・・・でしょうか。おぉぉっと！！新入荷のスゴイ材を発見！！縞黒檀（エボニー）の杢入りです！目が詰まっていて・・・ギター材としては、かなり期待できるんじゃないでしょうか！？その縞黒檀を製材したものが乾燥させられていました・・・。「これは杢ないけどな～・・・」と小坂氏。イヤイヤ・・・これは良さそうですよ～～。パワフルな歯切れの良いギターになりそう。「マズイもん見せてもうたかな～～～（笑）」（ｂｙ小坂氏）ハイ～。しっかり誘惑されかかりましたゾ。ちなみに私のギター用の材が端っこに少しだけ写ってます・・・・。（ジリコーテ＆スプルース）ココで熟成されてから・・・・いよいよギターに生まれ変わるわけです。今回、新しく完成していたギターがワタシと同じ「ジリコーテ」（シャム柿）をサイドバックに使っていました。とても一音一音が太く良い音してました～～～。ちなみにこのギターの材の段階の写真がコレ。たまたま写ってました！ビックリ！中央の白い木目は「サップ」といって木の表面側のしかも根っこに近い部分だけに稀に入る特殊な木目で珍重されています。ギターのバックの写真・・・・・。よ～く見ると・・・・木目が上の写真と一緒でしょ～！塗装がのると雰囲気が一変しますね。

  2008/10/31

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  小坂弦楽器工房　訪問。

  急遽・・・・工房に遊びに行って来ました～。やはり京都の山側は気温も低めですね～。もはや絶対、長袖シャツは必須です。来月の終わりに・・・・今年最後のモクモクＢを決行しますんで関係者の方々、予定の段取りをひとつ宜しくお願いいたします！！今回の訪問の予定は櫻井一雄ギターの打ち合わせとパーツの受け渡し・・・その他・・・色々あったのですがちょいと画像報告から参りましょう♪Ｉさんの・・・・ハカランダ単板を使用したトラベルギター。前回・・・８月のお盆の状態はこんな感じでした・・・ ギターの形になったかな？？という状態でした。ギターはこういう風に「型」に嵌めて形を作るんです。 そしてライニングというトップ材と接着するための材を接着して・・・・（強固に止めるために洗濯バサミで挟んで止めています）そして・・・・現在は・・・・ ば～～ん！♪箱の状態まで進みました～～＾＾（Ｉさん！貝が入ってますよ！！＾＾）横に写っているのはネックですね～～～。 バックもバッチリ貝が入っています！！貴重なほぼ柾目のハカランダのギター！どんな音になるんでしょう・・・楽しみですね～～。 パーツを組み合わせると・・・・こんな感じのギターになる予定～～。来月のモクモクＢの頃には完成予定だそうですよ。本当に少しづつ・・・・小坂氏の手で・・・ギターが作られているのが実感できますね。前回の工房訪問で・・・・私のギターのサイド＆バックの板を選んできました。 ↑コレがサイドで・・・ ↑コレがバック。材料はジリコーテという中南米産の材で楽器用としてはかなり希少で高級材。建築業界では「黒柿」の代用品として「シャム柿」と呼ばれる場合もあります。板材から製材できる小坂氏の大いなる特権でまさに・・・・「大トロ」の部分を用意してくれていました。 今回は音色の核になるトップ（表板）の製材。小坂さんはギタートップの最高級材「ジャーマンスプルース」を用意してくれていたのだけれど実際、板を触ってみるとワタシには「柔らかすぎる」ような気がしてならない。小坂氏いわく柔らかい（＝よくしなる）材でつくると鳴りやすく低音が出やすい。との事。このジャーマンスプルースの希少性はよ～くわかっているのでかなり魅力的ではあるのだけれど・・・・あえてジャーマンを外させてもらい「固め」のスプルースをお願いしました。音の芯がぼやけないように・・・そしてしっかりと前に飛ぶように。私の想いを全て叩き付けても負けない音が出せるギターを作りたい。その材が↑画像の板。アラスカの寒い大地で育った極上のシトカスプルース。縦の木目に対して横の杢が浮かぶ・・・まさにコシのある強い材の証拠。マスターグレード。 サウンドホール周りの飾りはこんなのいかが？？「ジャーマンスプルース」に「スポルテッド・栃」をあしらったサウンドホール。（スポルテッドは虫食いの部分なんです。　非常に面白い木目が出ます）自然が作り上げた独特の模様がなんとも言えない存在感です。（古地図のようですね～）まさにオンリーワン。小坂氏のセンスはこういう場所にも活かされています。 ネック材は・・・・まだ決まらず。この画像は前回、訪問時にヒトメボレした「カヤ・マホガニー」のネック材。私の欲しいスケールに若干・・・・足りない・・・・。この材を使おうと思ったら「接木」しなくてはいけない。わざわざワンピースで使える材を切ってしまうのは惜しい・・・・その想いから決められずにいます。今回、触ってみても１ミリも決心は変わらず。この材は良い。手に馴染む。非常に悩ましいところ。本当に悩ましい。 ネック材に使う木は「マホガニー」という木。近年、良いマホガニーが本当に少ない。マホガニーの中でも最高級材なのがホンジュラス産のマホガニー。次回の訪問までに・・・このカタマリのホンジュラスマホガニーを製材しておいてくれる・・・との事。ずっしりと・・・重たいこのマホガニーが・・・・私のギターのネックとなるのだろうか・・・？？ほぼ・・・７０％くらい・・・・これで櫻井一雄モデルの「材」は揃ってきたことになる・・・。後は・・・ネック材と「デザイン」だ。小坂氏と話していたら・・・・来春完成予定が少し早まりそうだ。焦らず・・・・十分に弓を引いて・・・永く付き合える一本を狙っていきたいと思う。本当に・・・・最大限の労力と情熱を私のギターに注いでくれる小坂氏にも感謝・・・。夕方に小坂邸を出て・・・（自家製のスイカとカボチャ・・・ご馳走様でした！） 晩ご飯に久し振りに高槻の「炭火焼き肉や　山小屋」さんに・・・。このお店は完全に私のホームグラウンド。親しすぎると・・・つい甘えて・・・なかなか足が向かなかったりしてしまう。（夜の仕事が増えましたしね・・・）近況報告などなど久し振りにオッチャンとオバチャンと気のつかわない会話で盛り上がる。元々、精肉屋をしていて牛が一匹丸々捌ける技術を持つオッチャンの出す肉は超一級品ばかり。炭はこだわりの備長。アルミの網は使わない。しかも・・・ワタシがタレ焼きが得意でないことを知っているので「塩コショウ」「岩塩」「レモン」「からしジョウユ」のごまかしの効かない肉ばかり出してくれました。もう美味美味。これで他でしばらく肉が食べられなくなった・・・でも一番美味しいのはオッチャン、オバチャンが手作りで漬けた「梅干」だったりして。http://plaza.rakuten.co.jp/ikeikemitsuoka/8000↑懐かしい・・・３年前の山小屋ライブの模様デス。

  2008/09/29

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  先週末に実は小坂弦楽器工房に・・・・

  実は先週末・・・・名古屋から帰阪した翌日に小坂弦楽器工房へ行ってました。半分は仕事。半分は私用。その半分は頼まれごと。（なんじゃそりゃ。）私の一番の用事はウチのコサレレ君に思いっきり弾いても傷がいかないように透明のピックガードを貼ってもらうことになり・・・前回の訪問時に預けてきたのを受け取りに行ったのがメイン。その他にも・・・色々、会ってクリアーしておきたい用事があったので再びの来訪となったのですがなんと！小坂さんが私のギター用にいくつかの材を既に用意してくれていました！製材が出来る小坂さんの・・・一番の強みは「良い材料」を見つけられること。新モデルの横板＆裏板に使用する予定の「ジリコーテ」「シャム柿」とも呼ばれることもある材ですが一般的な音響材より重たく硬質なので高音も煌びやかで締まったタイトな低音が狙える最高級材の中から「大トロ」の３セットを・・・・「あ～・・・櫻井さんのギター用なんやけど・・・　　３セット見といたから・・・好きなん選びぃ～～」・・・とさりげなく。「おぉぉ～～～」っと感覚総動員でセレクトさせていただいた材がコレ。 側板・カッタウェイ用↑ 裏板・ブックマッチ（真ん中で継ぎます）来春、完成予定？？なんで、まだまだかな～と（勝手に）思っていたので小坂さんが其処まで気合入れて準備してくれていることにビックリ（失礼～～）感謝です。そしてもう一つ。小坂氏が用意してくれていたスペシャルな材があった。それはネック材。 タイトな低音が欲しければ・・・ガッチリとしたネックが絶対に重要になる。ヤワイ木をネックに使ったギターは「ガッツの無い」音しか出せない。ギターにとってネック材は非常に重要なのである。だからチタンパーツをトライしたり色々と作戦を練っているのだが、残念ながら近年、非常に木材の「質」が落ちてしまった・・・。アコギなら弦のテンションは約６０キロ。おそらくワタシのカスタム仕様なら７０キロ近い。その張力に耐えられる「ネック材」は妥協できない場所なんであります。この材は小坂氏の工房で約１２年寝かされていた「カヤ・マホガニー」。ホンジュラスマホガニーがネック材としては最高の材と言われているがどっこい！このカヤ・マホガニー・・・かなり濃密な木目でタップした響きも抜群！私の指先から伝えるエネルギーを受け止めるだけの堂々の存在感を既に放っている！珍しく一発で気に入りました。この材なら小坂氏も１ピースでそのまま接がずに十分、強度が稼げるから良いギターになるわ～～と絶賛。但し・・・・問題はこの材がノーマルのギターを製作するために既にネックの形に「製材」されている点。私のモデルはネックの長さが特殊なんです。スケール的に足りない・・・・。現在、色々と試行錯誤しながら・・・・この材が使えるかどうか・・・・を模索中。ダメなら・・・諦めて・・・・次の巡り合わせを探すしか・・・・無い。でも触った時のフィーリングを信じるならこのネックに間違いはない・・・と思う。すごいモノを見てしまった・・・・。あと重要なパーツとしては命とも言える「表板」。これはボチボチ製材しながら探すわ～～との事。新しい相棒を・・・・生み出す過程・・・・面白くてしょうがない。どんなヤツが完成するんだろう。今、私の頭の中に鳴っている「音」を良い意味で裏切ってくれるのだろうか・・・・。 （業務連絡）Ｉ氏のギターですがココまで進行していました～。サイド材とバック材を強固に留めるためのライニングが接着されています。完成が楽しみですねぇ～～～～。しかし小坂邸の周りは自然がいっぱいでついつい落ち着いてしまう良い場所ですね・・・・庭で獲れたスイカがまた美味しい！！キュウリも最高でした♪

  2008/09/03

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• スローライフ？？

  先日、工房にお邪魔させていただいた小坂弦楽器工房。ネットで検索してみると・・・あらら・・・意外とたくさん引っかかったりして。（小坂さん有名人～～＾＾）いくつか取材を受けられた記事が出てきましたのでご紹介させていただきます。「京の田舎暮らし　百人百相」～小坂たけし～「京都府民だより　京都職人仕事百科」～小坂たけし～確かに・・・田舎が三重の小さな漁村で育ったワタシには工房の近くの山々は懐かしくもあり馴染んだ風景でもあり・・・都会のマンションに紛れ込んだ一匹の蚊は絶対にやっつけるまで眠れないけど田舎の蚊は振り払うだけで、あんまり気にならない・・・。田舎暮らしか・・・・少し考えるキッカケになりそう。

  2008/08/19

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  小坂弦楽器工房主宰。杢杢バーベキュー。

  夏休みの終わりは・・・楽しい一日になりました。以前よりお誘いいただいていた小坂弦楽器工房主宰の「杢杢バーベキュー」。天気も心配されましたが・・・・無事になんとかもちました！！まずは・・・楽器工房が初めての方もいらっしゃるので・・・工房見学ツアーを・・・。ハカランダサイド・バックベアークロゥスプルースのスゴイ！トラベルギター！オーダーした人は・・・・？？誰でしょう（笑）ボディのベンド（曲げ加工）が終わって力木を組む段階ですね。「貝は・・・！？（笑）」ボディ組みが終わって・・・ネック仕込み待ちのボディ。櫻井一雄モデル（来春完成予定！？）に搭載される（かも）予定のインレイヘッドプレート。バラは私の唄によく登場しますからね～～。新作がギター１本、ウクレレが３本完成していました。そのうちの一本。「ジンダイニレ」を使用したスペシャルモデル。さすが！良い音鳴ってました！！そしていよいよ炭に火が・・・・もくもくさんがシェフです。ハロチキンのマスターがその日の朝に捌いてくれた地鶏。美味かった！！一匹、丸々を鉄鍋で丸焼きにしたんですがあまりの美味しさに写真を忘れました！！（また忘れたんか～～！）とにかく・・・・盛り上がりました！！生演奏も・・・とても素晴らしかった！９時くらいに日帰り組が撤収・・・急に大雨になって大急ぎで室内へ避難～～。夜半過ぎまで・・・・いろんな話で盛り上がりました！！最高の一日。そうそう小坂さんはこの日お誕生日でした。おめでとうございます＾＾祭りの後・・・・早朝、そっと小坂邸を出発して帰阪。自然に囲まれた工房は雄大でした・・・。朝霧に煙る山々。今回も良い出会いをありがとうございました。夏休み終わった～～～～！！

  2008/08/18

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  ニューギターについてのよもやま話。

  今年前半の大きな心境変化のひとつがギターを新しく持ち替えてみよう・・・という事。約８年間・・・・正直、真剣に持ち替えるということは考えたことがなかった。過去のライブレポートを見ていただいても９９％・・・同じギターでライブをやっているはずである。 このギターは１０年前・・・徹底的に職人と試行錯誤のうえ開発した「櫻井一雄　オリジナルモデル」マイナー調の馴染む・・・それでいて繊細な音色を狙ったオリジナルモデルなのです。しかしこの数年、私のステージのスタイルが徐々に変化してきた。本人は自分が変わっているからあまり意識がなかったのだが細い息づかいと旋律を大切にする唄い方から、ハードシャウトなソウルフルな唄い方に変化している。以前はフィンガーピッキングしかしなかった弾き方も今は掻き鳴らす奏法が混ざることもしばしば・・・余分な質量をそぎ落とし軽量化することで繊細な音色を作り出した今のモデルはハードに叩きつけるように弾かれる奏法にはボディ自体が付いていかない・・・。今、私が求めているギターサウンドは繊細さ＋無骨さ？ワイドレンジなタフさを欲しがっているらしい。それに気づかせてくれたのが小坂弦楽器工房のギターとの出会い。 コサレレ（小坂ウクレレ）はすでに大活躍中だが、新しい櫻井一雄モデルを試行錯誤してみる気に・・・数年ぶりになった。お盆に小坂氏の工房へお邪魔させていただく予定なのだが着々と少しづつ新ギターへの序章が始まっている・・・。ミュージシャンでない方々は「ギターって高いのと安いのはどこがちがうの？？」って思われているのではないでしょうか？？安いギターは１万円から中級者用で１０万円まで高いものは１００万円オーバー以上まである。いったいドコがちがうの？？その答えは・・・「全て違うんです」。安いギターと高いギターとでは全て違うんですよ～。形が同じなだけで「材料」「手間のかけ方」「塗装」「パーツ」果ては木材の乾燥（寝かせ方）の期間まで・・・・全てにおいて違ってくるんですね。木で作られたハコに弦が張られて・・・それが振動することによって「音」になる。ギターはギター全体が振動していて一つの音になるので例えば糸巻き一つ変えるだけでギターの音色は変化するんです。だいたい・・・この業界に長くいると・・・（笑）経験上、このパーツとこの木材と・・・・組み合わせによって産まれ出る「音」を予想できるようになります。ただあくまで「予想」なんですけど傾向は読めるわけです。今、自分の欲しい音を手に入れるには・・・・どれを組み合わせるのが面白いのか・・・・膨大な組み合わせの中から自分でセレクトしていくわけです。 ボディシェイプのベースとなるのは小坂弦楽器工房「Ｍ」ボディ＋フローレンスタイルカッタウェイ（ボディの肩部分がえぐれているのをカッタウェイと言います）トップはスプルース（松です。ただ何処の産地の物を使うかは迷い中。　　産地によって「堅さ」が違うんです。そうすると音に非常に影響する）サイドバックはジリコーテ（シャム柿です。黒柿の代用品としても使われます。　　水に沈むくらい重たい木です。低音が出ます）バインディングにはトラ杢のハワイアンアコアを・・・・ジリコーテの塗装前の木地です。塗装すると一気に色が変わりますね。これは私の秘蔵の品。「象牙」です。ギターの弦を支える部分、「ナット」と「サドル」に使用します。通常は牛骨を使用するのですが象牙は伸びやかな立ち上がりが特徴です。今回、実験してみたい・・・と思っているのは「チタン」です。しかもコレは「純チタン」。エレキギターではナットにブラス等を用いますが基本的には金属を使うとピーキーになってバランスが悪くなってしまう・・・だけど「純チタン」だけは鳴りをそのまま伝える性質を持っているので好感触なのです。ただ「純チタン」は非常に高価・・・です。そしてこれは・・・・「トラスロッド」と言ってネックの中に仕込んで万が一ネックが弦の張力に負けて反ってしまったときに矯正するための道具です。通常はアルミチャンネルロッドかスティールなのですがこれは特別製の「チタン・トラスロッド」です。今まで当たり前のようにロスしていた振動をこれで生かすことが出来るはず・・・です。これも「チタン」のネック補強材。近年、材の質が落ちてきていてネックのテンションに耐えられる材が少ないので大概は補強材を入れています。これもエボニー（黒檀）やスティール、カーボンなど・・・振動をロスしない特性のあるチタンがどのように影響してくれるのか楽しみです。実は・・・・まだまだ・・・・仕込んでいる材があるんですけどね～。ゆっくりゆっくり。ギターに興味のない方々にはさ～っぱり関係のないマニアックな日記でごめんなさい。そうそう！年始にボアさんからいただいたプルメリア。一時期弱ってしまったんですがさすが！夏本番！ぐいぐい元気です。だいぶロコガールになってきました～～～。

  2008/07/28

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  小坂弦楽器工房訪問記。

  ゴールデンウィークの中日の４日。最近、櫻井一雄のステージでも大活躍中の「コサレレ」の生みの親。「小坂弦楽器工房」さんに遊びに行かせていただきました。http://www.kosakaguitar.com/ ↑↑コサレレ↑↑今回の訪問の目的は・・・・メインは紹介したい人がいたので同行して行ったこと。それから前にお邪魔させていただいたときに一本、非常に気に入ったギターがあった。でもその時は「テナーウクレレ」＝コサレレの音の面白さと新たな音楽性の可能性に惹かれたので（無理やり・・・）頭から切り離して帰ってきたギターがあったのだ。やはり一ヶ月以上たってもそのサウンドが頭から消えなかったので改めて「小坂ギター櫻井ＳＰ」を模索するためじっくりと弾かせていただこうと思っていたからであります。ワタシを小坂さんに紹介してくれたＩ氏も・・・遠いのに今回もお付き合いいただきました。誠に感謝です。（楽しかったですね～～～！！）ほとんどの方が・・・・ギターの（楽器の）工房って見に行かせていただいた経験って無いと思いますので少しだけその当日の雰囲気をご紹介させていただきたいと思います。小坂さんの工房は京都府船井郡京丹波町にあります。以前の日記でも書いたんですが・・・「田んぼの真ん中～～～」にあります。スゴイ良いところです＾＾ 小坂さんのご自宅兼工房。 個人の作家さんにしては・・・かなり豊富に「材」を揃えられています。材料を寝かせてある倉庫・・・壮観です。ミュージシャンはドキドキしてきてしまう瞬間・・・ 楽器材として出番を待つ「木」たち。個性的な「杢」を持つ銘木たち・・・しっかりと乾燥（寝かされて）出番を待っています。 最終的に悩みに悩みぬいて・・・・小坂さんに打ち合わせ、お願いしてきた材「ジリコーテ」＝（シャム柿）個性的な杢を持ち非常に重たい木で水に沈む木です。（ハカランダより重たい木です）ギターのサイド＆バック材として使用します。 この「Ｍ」モデルカッタウェイをベースに櫻井一雄モデルプロジェクトは進行しています。若干、カッタウェイのデザイン形状を変えてもらう予定・・・このギターは小坂さんが自らのステージで愛用されているギターでトップ：シダー（杉）サイドバック：インディアンローズ（小坂さんはアイリッシュを奏でるプレイヤーでもあります） 打ち合わせは真剣・・・・熱意はかけすぎるという事はない。生きている木材を殺しギターにする。永く弾き続けられる・・・共に歩める楽器を産み出そうとするのが我々の努力と使命。ハイポジション時の演奏性の確認・・・腰の少しでもの負担は長時間のステージに微妙に響いてくる。現在、愛用中のギターを設計したときは身体のバランスに不安はなかった。今回のギターはトータルバランスもチェックする必要がある・・・そのあたり「Ｍ」ボディの厚み、薄さはＯＫ。 製作途中の楽器たちが工房のあちらこちらに・・・ 工房の窓からは「たんぼ」・・・蛙が鳴きます。 削りだしのフルアコと削りだしのマンドリンを製作中。 材を吟味し見せてもらう・・・この木は「ウェンジ」。以前、気に入ったギターは「ウェンジ」＆「シダー」のギターだったので自然と熱が入る・・・。 ボディが完成間近の「Ｍ」ボディ・・・ 製作家の小坂さんと２ショット！とても優しい話し方で時間の流れをゆるやかにしてしまう人柄を持っている小坂さん。ぜひ小坂さんのギターをステージで使いたい！そう思わせてくれる楽器のクオリティと人柄を持ってらっしゃいます。私が考えたスペックのギターはちょうど製作しても良いなぁ～と思っていた仕様（トップ：スプルース、サイドバック：ジリコーテ）なので、まずは一度作ってみるわ～～・・・と非常に有難いご厚意を・・・本当に感謝感謝です・・・。今回は各モデルをじっくりと試奏させてもらってきました。以前、気になっていた「シダー」「ウェンジ」の組み合わせ「Ｍ」モデルもじっくり弾き比べた結果指先のタッチで音色の変化がつけにくい・・・ということで納得の断念をしました。（マイナーコードのバランス感は秀逸なのですが・・・・）シダートップの音色の作り方の難しさにもあらためて実感いたしました。やはり表板は私にはスプルースの可能性が高い。（スプルースのほうが音色の変化がつけやすい・・・）ジリコーテの反響材としての特性には興味津々・・・材を指でタップしてみた感じではこの「ジリコーテ」という材、期待大です。銘木の持つ「杢」が大好きなワタシとしては非常に魅力的～～です。小坂さんの楽器の共通点はガッツがあり媚びていない「音」というところでしょうか・・・自然体の小坂さんの人柄がよく楽器にも出ていると思います。以前のワタシなら・・・・「目に留まらなかった」ギターかもしれない。今は人の呼吸が感じられる楽器のほうが良い・・・まして「おおらかな心」が流れていれば尚更・・・。出会いに感謝・・・です。ギター談義が落ち着いた頃・・・なんと庭でバーベキューと焼きそばをしてくれました！カエルの声を聞きながら・・・（ビールが飲めなかったＩ氏は切なそうでした）都会から離れて・・・爽やかな風を感じながら・・・とてもとても幸せな一日でした。バーベキューの炭を熾すときに・・・・銘木の端材を小坂さんが惜しげもなく「ええや～！燃やしたれ～捨てるより燃やすほうがエエ～」と火にくべていたのが印象的でした（笑）（そのポイする端材を嬉しそうにもらってきたワタシ。　　ジリコーテ、ウェンジ、黒檀・・・。）Ｉ氏は「ジリコーテの香りがする・・・美味い！」と焼きそばをご堪能されておりました（笑）すっかり楽しませていただき・・・大満足の一日。小坂さんとご家族の皆様、Ｉ氏、Ｍ氏・・・・ありがとうございました！プロトタイプの出来上がりが楽しみです＾＾半年後くらいかなぁ～～。（いきなり気に入っちゃったらどうしよう～～）

  2008/05/05

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  コサレレデビュー画像。

  先日から大特集のコサレレ君（名称確定！）月末土曜日、ＢＷＢ恒例のセッションディに少しだけ参加させていただきました。友人のマツモッチャンが４月から海外赴任が決まった。自ら希望した・・・という栄転に音楽仲間が「送別会」なる宴を企画したからだ。もちろんワタシも・・・・仕事終わりで駆けつけさせていただきました。そして新兵器「コサレレ」君で一曲・・・新たなジャンルということでウクレレ弾き語りをお披露目させていただきました。曲はこの時期にピッタリの「さくら」。できるだけシンプルに・・・アカペラの唄にウクレレ伴奏が寄り添う・・・そんな雰囲気のアレンジ。今年の春ライブの定番曲となる一曲ですね。そして・・・・旅立つマツモッチャンとピアニストのユカワさんと一緒に「なごり雪」を演奏・・・。ライブバーＢＷＢの閉店と時を同じくして夢を追って海外に旅立つマツモッチャン。彼女とはたくさん色んな場所で一緒に歌ってきました・・・。また元気で会えることを・・・・元気で行ってらっしゃい！！Ｐ，Ｓ写真は送別会幹事のＴＡＮＮＹさんが撮ってくれました＾＾いつもありがとう！

  2008/04/01

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  コサレレ（仮称）。ウチの子になる・・・の巻

  先日、小坂弦楽器工房さんへお邪魔させていただいたときにお借りしてきた「コサレレ（仮称）」君です！実は晴れてウチの子になることになりました＾＾久し振りに「唄」を引っ張ってくれるインスピレーションを持った楽器に出会いました・・・製作した小坂さんのお人柄にも惹かれ・・・イヤ・・・それよりも何よりも「和」の音を持つウクレレの可能性にホレました。只今、この子に合うケースを物色中。今後、徐々にステージで弾かせていただこうと思っています。コサレレ君（仮称）←もうみんなこう呼んでるから決定かなぁ（笑）はウクレレのサイズから言うと「テナー」になります。（「ソプラノ」⇒「コンサート」⇒「テナー」⇒「バリトン」　　・・・・の順番にボディサイズ・スケールが大きくなっていきます）ヘッドには小坂さんの「小」をモチーフにしたインレイが入っています。（小坂さん曰く、「ちょっと曲がってもうたんよ～笑」←ウケタ）でもボディサイズ的にはウクレレとしてはかなりデカイです。表の振動板にはしっかりと目の詰まったシトカスプルース（松）。サイド＆バックにはウクレレには珍しいウォールナット（クルミ）が使用されています。サイドとバックには固い木材、特有に現れる珍しい「杢」が現れています。（杢好きなんで＾＾）（人はそれを「モクモク星人」と呼ぶらしい・・・）材はもちろん無垢のオール単板で塗装はニトロセルロースラッカー。特徴的な「目玉」ちっくなサウンドホール周りはバリトラのハワイアンコアで装飾されています。ボディ周りのバインディングもトラ目バリバリのメイプル（楓）で巻かれています。一見、地味なウクレレに見えますがかなり手間のかかった仕事をされているのがわかります・・・。音はウクレレのホワンとした音じゃなくてマイナーコードを弾いても艶と奥行きのあるサウンド。何より指先にタッチに繊細に反応してくれるのが良い。かき鳴らしても十分、応えてくれる音がつぶれない、懐の深さを持っているので「実用十分」な即戦力の楽器というイメージですね。私のボーカルのダイナミックレンジを受け止めてくれるウクレレにやっと出会いました・・・。実はもうステージで一曲、披露してまいりました。恒例のＢＷＢでのセッションディ。仕事アガリの終わりがけに友人が海外に旅立つので「送別会」を兼ねて駆けつけさせていただきました・・・。「自分」をプレッシャーのかかる場所に敢えて置くために「海外赴任」を希望した彼女の勇気と行動力はスゴイ！ただやはり「別れ」は切ないもんです。また元気に再会できることを祈念して「さくら」を弾き語りしました・・・。シンプルなシンプルなアレンジの「さくら」・・・私はまだこの場所で新しい可能性を見つけられそうです。

  2008/03/31

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  小坂弦楽器工房、訪問。

  日曜日に少しドライブを兼ねて？京都の山奥に工房を構える「小坂弦楽器工房」にお邪魔してきました。そもそもひょんな事から親しくさせていただいているギターリストＩ氏が小坂さんの製作したウクレレを見せてくれたのがキッカケ。「ありゃ・・・面白い・・・。　この音は聞いたことがないゾ・・・」Ｉ氏のお言葉を借りるなら「小坂氏の創る楽器はプレイヤーに媚びてない。」う～～む・・・まさに・・・。いつか一緒に工房に遊びに行きましょう！とお誘いいただいていて雪がなくなった頃に・・・と予定を打ち合わせたりしているうちにあれよあれよ・・・と本当に実現してしまった！（笑）車で約２時間のドライブ。国道から外れた田んぼの真ん中に工房はありました・・・。（本当に田んぼの真ん中にあったので驚きました！）そこには小坂氏とＩ氏、ご友人のＫ御夫妻が待っていてくださいました。（長く待たせてスミマセン・・・）自己紹介などをしつつ・・・ほんの数分で何故か以前からの知り合いのような暖かい雰囲気になってました。（今、思うと不思議。）早速、小坂さんの楽器を弾かせてもらう。小坂さんは以前、チャキという工房で修行されたあと独立。ウッドベースからウクレレ、マンドリンブズーキ・・・バイオリン以外の弦楽器なら大体製作可能なよう。手間のかかるアーチバックのギターやゴッタンなんかも手がけていらっしゃる。最近はインレイはお弟子さんで得意な方がいらっしゃるということで金魚のすごいギターが完成していた。今回、実はもし可能なら製作をお願いしようかな・・・と思っているものがあった。それは「テナーウクレレ」。以前からウクレレは何度かライブで登場していて「マウイミュージック」のコンサートサイズ、ＬＯＷ－Ｇ弦仕様をずっと弾いているのだが、如何せんワタシの声のレンジにウクレレが付いて来ない感じがあった。かき鳴らそうと思ってもすぐにアクセル全開になってしまって抑揚が出せない。この問題を解決するにはボディサイズをコンサート→テナーに大型化するしか方法はないような気がしていたのです。しかし・・・なかなかワタシが納得できるウクレレでしかも、お値段が限られているなか見つけることが出来ず・・・この数ヶ月間の「課題」だったのでもし・・・という思いを持って工房に向かったのでした。話が一段落ついたところで小坂さんが工房を案内してくれる。沢山ストックされた材の数々・・・ワタシが見たことがない材も持ってらっしゃる。それを一つ一つ解説してくれる小坂氏・・・「栃」を楽器に使うのは初めて聞きました・・・。どんな音がするんだろう。組み立てられている途中の楽器たち。まだ塗装が吹かれていないので「白無垢」な感じ。これからどんな「音」を奏でてくれるのか・・・そう思うだけでワクワクしてしまうのが楽器好きの中毒症状？？最後は小坂さんの手作りのおにぎりまでご馳走になって、エライ長いこと盛り上がってしまいました！一本、すごいワタシのスタイルに合うギターに出会いました。ある部分では今のギターの音色を越えるマッチングがある。久しぶりに琴線が揺れました・・・小坂さんといろんなお話させていただいて「もっとまだ先」の可能性がありそうだったのでゆっくり構えることにしました。オールマイティに全てのことを一本のギターでこなすことは出来ない・・・打ち合わせしてきて次に小坂さんが作ってくれるギターが非常に楽しみです。（あくまで「気が向いた時にね～～」というテンションが素敵！）そしてなんとテナーウクレレ。一本、連れて帰ってきてしまいました。（なんと借りてきちゃった・・・。小坂さんスゴイ人です。）ずっと数時間、横に置いて遊びっぱなしだったもので・・・（↑気に入ったらしいです。ワタシ。）面白いひょうきんな形をしたウクレレっぽくないウクレレ君です。（画像のやつとは違いますよ～～なんとウォールナットで出来てます。）ＬＯＷ－Ｇ弦を張って試してみてください。じっくり弾いて考えてみてもらっていいですよ～。・・・お言葉に甘えてしまいました。コイツに名前つけないとアカンなぁ。「コサレレ」かなぁ。近日、画像発表しようかと思います～～。

  2008/03/25

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