カテゴリ:心理学
感受性とは・・・ 外界の刺激や印象を感じ取ることができる働き(国語辞典より)
分かりやすいような、分かりにくいような表現ですが、もっと柔らかく表現すると、 他の人の思いや心の痛みを感じとることである。 感受性が豊かであると、他の人の喜びや悲しみに共感できるものである。 という事でしょうか。 あるブログの記事にこのようなものがありました。 「感受性が豊かであるとはどういうことなのか」 「私は感受性が豊かなんだ」と言う人が感受性が豊かだと思えることは非常に少ない。 そういう人たちは「ちょっとしたことに驚いたり、感動したりする」とか、「映画を観て、よく泣く」ということを理由にしているようだ。 樋口裕一氏も「頭がいい人、悪い人の話し方」で、何でもすぐに感動するのは思考を停止しているのだ」と書いている。 すぐに感動することと、感受性が豊かであるということは別だと思う。樋口氏も言うように、考える癖がついていないと、はじめから感動してしまうのだろう。 感受性が豊かであるということは、その感動の対象を深く味わうことができるということであろう。だから僕は、ちょっとしたことに感動する人が、自分は感受性が豊かだと言っているのを聞くと、あぁ、この人は感受性の乏しい人なんだなぁと見てしまう。 こういう考えの人もいるのですね・・・。 一概には言えないとは思いますが、何らかの事象を目の当たりにした時に、人が感動するのは、瞬間的に想像される別のものによって感動していることが多いのではないかと思います。 例えば海を見て感動するのは、はるか昔の人が長いたびを経て初めて海を見たことを想像し、その時の感動はいかほどだったかと思い、その共感に浸ったり、或いはその海が汚染しないように日々活動を続けている人がいることなどに思いをはせて感動したりする。 或いは何らかの言葉に対して、別の人がふと見せた表情から、何を思っているか感じてあげること。 こういう、一瞬で広がる想像力のことを、感受性と呼ぶのではないかと思っており、思いやりにつながるものだと思います。論理的思考力とは別物だとは思いますが、「考えている」ことには代わりがないと思うわけです。 また、その状況から考えられるさまざまな論理的帰結を十分想像した上で、(さらに論理的には泣いても仕方ないことがわかっていても)、ただとめどなく涙が流れ落ちる、ということもあります。 ●BUGSY GROUP ○楽しいサイトがいっぱい♪ ●人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 17, 2006 07:28:05 PM
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