ポチリ・・・
また悪い癖と言うか良くない習慣が続いてまして晩御飯を食べながら軽く晩酌と言ってもビール1本か蒸留酒の水割りを1杯程度飲むだけなのに気を失ってしまいます。目が覚めると日が変わっていて「あ、寝なきゃ!」嫁に「今までのは何?」と突っ込まれたりの毎日を過ごしております。今日は珍しく眼が冴えているので久しぶりに日誌でも・・・所有しているCDプレーヤーのトレイが開かなくなりましてベルトくらいなら自分で交換できるかなとネット俳諧してると余計なものを目にしてしまいウォッチリストに登録・・・高中正義や野呂一生、増尾好秋などか使っていたこともあって恋焦がれたヤマハのエレキギター「SG2000」です。高校を卒業してSG510,800、1000と出世していったのではありますがヤマハの「SG」というギターは開発に参加したカルロスサンタナの要望で「とにかく長いサスティーンを」のお題目を達成する為にとにかくボディをガチガチに固めてるんです。音は伸びますが硬質、つまり細いんですね。いい意味ではブライトなんですが若い頃はボリュームもトーンもフルテン至上主義でバンド内で音が浮くことが多くてムーンのEMGピックアップのやつに替えてからはそちらばかり。SG1000は手放してしまったのですがやはり「SG」を目にするとしばし眺めてしまう・・・やっぱり持っておきたいなぁ・・・今回のは程度も奇跡的にいいみたいだし・・・「ポチリ・・・」美しい、ギターとはなぜこんなに美しいのだ・・・若い頃はレッドサンバーストが好きでしたが歳を取るとブラウンサンバーストの質感がたまらなくなってくるんです。SG2000の特徴としてはネックからボディーかけてワンピースのスルーネック構造。1本ラインが見えますがメイプルをマホガニーでサンドした1本物でセットネックではありません。現行のSGは値上げされてセットネック・・・というかギブソンのレスポールもPRSもセットネックですからスルーネックが珍しいんですけどね。そしてロングサスティーンを可能にしたサスティーンブロック。ブリッジの下に金属が見えますがコレです。他のギターで見ることはありません。高校の頃、時間があればギターのカタログを穴が開くほど見ていましたがスペックマニアにはたまらない要素が目白押しのギターでした。そして最近では貴重な素材、エボニーの指板赤茶、こげ茶でなく真っ黒、黒檀の証です。(黒く染めているものもあるらしい)代替え木材がいろいろ出回っていますが真っ黒なものは貴重なようです。所有している古い「Moon」と「P‐project」はどちらも真っ黒なフィンガーボードなのでこれだけでも手放さずに置いておこうと思うのでした。