今が生死

2021/08/15(日)18:07

生活保護の概要を述べて理解を願う

政治(491)

ツバキの実 毎年実っていたそうだが来年沢山花を咲かせるために大きくなる前に妻がむしり取っていて今年たまたま私が目にした。この実からツバキ油を作るとのことだ。 今日はお盆で76回目の終戦記念日だが、九州、西日本中心の豪雨や土砂崩れによる災害、新型コロナウイルスの感染拡大による医療逼迫状態などに見舞われて私達の心は不安と恐怖の最中にある。 この時こそ皆で心を合わせ協力、団結して難局を乗り切っていかなければならないと思う。 そのような時にメンタリストのDaiGoの「生活保護の人達を食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」「ホームレスの命はどうでもよい」の発言が問題になり彼のCM出現を自粛することにしたとの記事があった。差別発言であり団結でなく人々の心を分断する無定見な発言だと思った。 生活保護についてよく知らない人もいると思われるので概説させて頂く。 生活保護は憲法第25条の「国民は誰人も健康で文化的な最低限の生活を保障されなければならない」に基ずいている。国が定めた最低限の生活以下の人が対象になり4つの条件が満たされた人は誰でも申請して審査を受けることが出来る。 1)現在持っている家や車などの資産を処分しても生活費が得られない 2)働いて金を稼ぐ体力、能力がない 3)年金その他公的資金の支援が受けられない 4)親族から援助が受けられない、又は拒否されている 以上の条件審査で認められると毎月保護費が支給され病気で外来受診する場合も入院治療する場合も医療費は免除される。生活費保護金額は市町村によって異なり家族人数などによっても異なるが大体一人だと10~13万円位、夫婦だと15~18万、母子家庭は母子加算があり19万位だが東京都などは様々な補助金がありもっと高いようだ。 働けるようになったら支給が打ち切られ、現在働いている場合には例えば5万円の収入がある場合は基準額から5万円減額して支給される。現在250万人位が支給を受けており年々増加している。財源は国と県、市町村が負担している。 働こうと思えば働けるのにズルをして生活保護をもらっているとの批判を受けることもあるが、国民の権利であり審査に通ったのであれば堂々と受給を受けてよいと思う。しかし小田急線内で事件を起こした36歳の男性も生活保護を貰っていたが不正受給者も中にはいるかも知れないので厳格な審査を望む。しかし一般受給者に対し、DaiGoの「生活保護者に払うお金があるなら猫を救って欲しい」はひどすぎる。生活保護の意味をよく分かっていないのだと思う。生活保護の意義をよく弁え、決して差別するのでなくむしろ目に見えない援助をして皆で団結してこの難時を乗り越えなければならないと考える。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る