輪島塗の稲忠

石川県輪島の「永井豪記念館」開館１周年を記念して、永井豪先生が、さいとう・たかを先生、ちばてつや先生を輪島にお迎えし、豪華トークショーが実現しました。

会場となった輪島市文化会館には北は北海道、南は九州・福岡からのファンも駆けつけて盛り上がりました。

先生方は、ゴルフ仲間だそうで、漫画家の先生方でイージークラブという会を結成しているそうです。このクラブは故・手塚治虫先生の通夜の晩に、「われわれ漫画家も運動した方がいい」という藤子不二雄A先生の呼びかけで結成されたということでした。

トークショーは、さいとう・たかを先生がやや暴走気味ながらも、腕白だった少年時代や絵を描くための紙が欲しいため、戦後すぐの秘話などを披露してくれました。

ちばてつや先生は、家に閉じこもりがちだった子供時代はたくさんの本を読んで過ごし、自分の憧れを主人公にして『ハリスの旋風（かぜ）』の石田国松らのキャラクターが生まれたということでした。

永井豪先生の場合は、マンガを描こうとすると登場人物や場面が映画のように目の前に流れてくるという、神秘的な話をさりげなく語っていました。

会場は、３先生の穏やかな話しぶりで進行し、笑い声に包まれ、集まった人たちもたのしい時を過ごすことができたかと思われます。１時間半のトークショーはあっという間で、退場する先生方をと別れを惜しむように拍手が長く鳴り響いておりました。

永井豪先生、さいとう・たかを先生、ちばてつや先生
お疲れさまでした。ありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。

このあと、先生方は永井豪記念館でサイン会等を経て、弊社稲忠グループの「キリコ会館」「稲忠漆芸会館」へお越しいただきました。また奥様方は、「イナチュウ美術館」のほうへ足をお運びいただいたとあとでスタッフから伺いました。重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。



新聞記事は北陸中日新聞（4/26朝刊）から抜粋させていただきました。

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