わかっていたが、ここにきて改めてアメリカで生活するのが嫌になったことがあった。
たとえば…日本だったら電化製品に関しては壊れても1年間は保障があり、無償で修理または交換してくれるだろう。交換は無理にしても修理ぐらいはしてくれる。そして電気屋さんによっては”5年間保障”がある。いずれにしても、日本だったらたとえ壊れたり不具合が生じても”直してもらえる”という安心がある。アメリカはこの保障が欲しければ300ドルぐらい支払わなければならない…
さて、本題。実は1年前に買ったCDデッキが壊れた。ラジオは出るけどCDは音が出なくなってしまったのだ。
買った店はBrookstoneという店で、多分電気屋じゃないんだろうけどCDデッキやらマッサージチェアーやら、さらにはテンピュール社の製品も取り扱うというお店で、アメリカ中のショッピングモールには必ず、さらには最近空港にもお店を持つなど幅広いビジネス展開をしている。これだけ手広くやっていればそれだけで”信用”してしまうのは当然だろう。
デッキが壊れてすぐ、旦那はカスタマーサービスに電話をした。そして当時買った伝票もしくはカードの支払い記録をFAXしてくれれば、折り返し電話をするといわれた。私たち夫婦はすぐに過去の請求書をひっくり返し、即効FAXを送ったが先方から電話がかかってくることは2度となかった。
何度か電話をするように旦那を即したが、人のいい旦那は”先方が電話をしてくるといったんだから・・・”といい、待つこと2ヶ月。「ええ加減にせぇよ!」という私の怒りに負けて、直接お店に出向いた。
すると、そこのマネージャーらしき人が対応してくれたのだが、その人のいうには・・・
4月にオーナーが変わってポリシーが変わった。返品、もしくは交換の保障は購入より1ヶ月以内。販売している電化商品に関しての修理は一切受けていていない
・・・というものだった。
信じられます?? 要は”売りっぱなし”なわけよ、この店は!
日本人の私からは信じられないこの状況に、旦那は別に動じることもなく、”ネットで修理屋を探そう”という。
先日、日本に帰っていたときに私はデジカメを購入したが、かなり値引きしもらい~の、カバーをつけてもらい~の、2GBのメモリーまでおまけしもらい~の、その上5年間保証まで付けてもらい~のの、至れり尽くせりを味わったばかりだった。ありがたいことに、この至れり尽くせりはいまや”当たり前”になっている日本に比べ、値引きなんてなく、おまけなんて絶対に無い、その上修理も受けないというアメリカのサービスのお粗末さ・・・
こういう瞬間、”嗚呼・・・日本に帰りたい・・・”と思う私である。