友達のインドネシア人研修生が、国際交流パーティーに行くかどうか
迷っているという。その日一緒に行くインドネシア人の友達が見つからないので、
１人で参加するのは、心細いんだとか。

言葉も文化も違うパーティーに参加して、万一自分だけ言葉が理解できず
話についていけず、ぽつんと取り残されてしまったら。
そう考えると不安なのでしょう。

「知り合いは先生だけなので、友達が一緒じゃないと不安です。」と友人は言う。
私のことを「先生」と呼ぶのは、ときどき日本語を教えているから。
「先生」なんて言わなくていいよ、名前で呼んでオーケーよと言ったはずなのに、
いつも、いつのまにか、「先生」と言う、きまじめな友人に、
同じことを繰り返すのは疲れるし、先生と呼ばれる機会も、そう無いので、
おもしろいから、最近ではそのままにしている。

「大丈夫だよ。パーティーでは、日本人の方が多いから、
きっと人気者になるよ！！」と励ますのだが、

「私は、ふつうの人だから、人気者だなんて、そんなはずはありません。」
と恐縮する。

日本人の友人をたくさん作りたい、でも、パーティーに１人で参加するのは不安。
それで、参加しようか悩んでいる友人。

参加を決めるのは本人なので、温かく見守っているが、
陰ながら、勇気を出して一歩進むことを願っています。


国際交流マニュアル