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会った感想のメールが来て以来、メールはお休み中だ。
会ったから熱がさめたのかも知れない。 ……と思って油断したとき、メールが入ってきた。といっても、主婦からではない。 「はじめまして、私が夫です。いつもお世話になっています」 でたーっ! 夫からだった。 自分で女房にメールを勧めておきながら、 いざ、メル友ができると激怒して拷問にはしり 住所を調べて女房を送り出そうとしながら、 本当に出かけようとすると嫌みを言ってまんじりともせずに心配する。 そんなマッチポンプ野郎からとうとうメールが来てしまった。 だいたい、こいつと私は何のつながりもないんだから、 こうやってメールを出してくるということ自体、 自分は女房のアドレス帳をのぞく見下げた出歯亀野郎でございます、 と言っているようなもんなんだけどなあ。 まあ、いい。 くだらないメンツを捨てて、 「女房との文通をやめて下さい」と言いたいのかも知れない。 やきもちやきのつまらない男だが、そう言われてまで出しゃばろうというほど その主婦と深い絆で結ばれているわけでもない。 で、そこにはなんて書いてあったのか。 「このたびは、ただ、ただ、ありがとう。 そしてすいません。そう言いたい気持ちで一杯です」 なんだそりゃ。 メールはたったこれだけだった。 ははあ、なるほど。要するに、私の方から彼女のメールを断って欲しい、 そういうことなんだな。 しかし、そういうことなら、ちゃんと言わないのは気にくわない。 こういう男は、ホントイライラしてくるね。 人にものを頼むときは、もっとまじめにやれ。 体面かなんかしらんが、メールまで出してくるんだから、必死なんだろう。 だったら、もっと必死になりふり構わずお願いすべきではないのか。 私は返信としてこう書いてやった。 「こんなこと頼むのも変ですが、お願いですからメールは このへんでやめてください、と正直に書いてみたらどうなんですか」 翌日その返事が来た。なんて書いてあったか。 「それは、アナタの勘違いです」 再び脱力した。 なんなんだこいつ。 「私は、ただお礼を言いたかっただけです。 いろいろな事に気づき、勉強させられたのです」 なんだかサッパリわかんねえよ(笑) 主婦は、文通の中で、ライフプランを立てられて かつきちんと稼げるというか、 生業を持ちたいと繰り返していた。 彼女は派遣社員である。要するに登録制のフリーターだ。 夫にもそのことは書いておいた。それについては、こんな返事が来た。 「私は両親が離婚し、小さい頃、田舎に預けられて寂しい思いをしたので、 子どものことを考えて、妻には家にいて欲しいと思っています」 ほう。マイホーム主義なのね。 そこで、こう返事を書いてやった。 「で、そういうことは、夫婦で話し合っているんでしょうね」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.10.22 01:13:11
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