法医学の仁義?(苦笑)~鑑定人とは?~
法医学者は解剖が終わると、死体検案書(病院の死亡診断書に相当)を発行します。そこには、亡くなられた方のお名前、亡くなられた(と推定される)とき、死因、死亡の種類などを記入します。そして、最後に、署名・捺印します。(厳密には自筆であれば印は要りませんが、慣習で?押すことが多いです)というわけですので、解剖から書類、その後の鑑定書の全責任は、署名をした鑑定人個人が負うわけです。つまり、たとえ上司がいたとしても裁判に呼ばれるのは鑑定人なのです。(鑑定人が大学院生の場合等例外はあり)にもかかわらず、鑑定人を差し置いてその上司に意見を求める関係者がいたりします。その上司が解剖に立ち会ってもいないのに、です。これは、仁義?に反することです。例えば、病院でセカンドオピニオンを求めたいとき、まず、主治医の意見を聞き、その先生にも伝えて必要な書類や写真等資料を揃えてもらい、別の医師にコンサルトします。それがスジってもんだと思います。天職といえる仕事をして日々穏やかに暮らしたいのですが、ストレスの素(苦笑)が降ってきます。教授になったら、そんな人たちの態度もコロッと変わるのかもしれませんが。。あぁ~やだ、ヤダ(笑)