MacOS X ― Fink
Fink とは UNIX のオープンソースソフトウェアを Darwin と Mac OS X で使えるようにするプロジェクト.以下2つのブランチから成る.ポート: Unix のソフトウェアを Mac OS X 上でコンパイルし,実行できるよう修正するパッケージング:それを一般ユーザーがダウンロードして直ちに使える形にするライブラリの管理には Debian の dpkg を採用している.これは,パッケージ間の依存関係情報をデータベース化しておき,それに基づいてライブラリのインストールとアップデートを行うというもの.ライブラリAを実行するには別のライブラリBとCが必要で,Bを動かすにはDとEが必要で……ということは良くある話で,必要なものを色んなところからかき集めてくるのは非常に大変だ.バージョンの相性もあるし.僕に取ってはこれが UNIX を鬱陶しいと感じさせる要因の一つであるが,なんとそれが自動化されるというのである.そのうち使ってみよう.オフィシャルページ進化する小鳥「Fink」@【コラム】OS X ハッキング! by 海上 忍 in マイコミジャーナルただ,進化する小鳥「Fink」 の記事を読んでいて少し気になる点が.また、すでにX Window Systemを導入済の場合には、Fink自体に収録されているXFree86と競合してしまう。Terminalで「fink install system-xfree86」とコマンドを実行し、ダミーのパッケージをインストールしておこう。X11 for Mac OS Xのユーザは、事前にSDK(X11SDKForMacOSX.pkg)のインストールが必要となるので注意すること。えっ,X Window System はまずいのか?と一瞬あせったが,僕が使っているのは X Window System ではなくて,X11 の方だった.良かった……(gvなど X11 の使用を前提としているアプリをインストールしなおさなければいけないのかと思ったもので.)