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テーマ:生涯学習(277)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
私は今ブログの中で、神社に関する関心を突き止める-大げさに言えばそんな 気持ちで、神社訪問と写真撮影を続けており有ます。
(例) 南ヶ丘・大歳神社の狛犬に刻印された年号・月 1. 安政四年とは、年表などから西暦の年を割り出すのは容易です。 2. しかしながら、【丁巳】をどう読むか。→読みは 「ひのとみ」だそうです。 3. 安政四と八月との間にわざわざこの【丁巳】を挟んでいる理由はなに か? 日本の古い年号など、狛犬や鳥居などに刻印されたこのような文字にであい ますと途方に暮れることがしばしばです。 私の推測: 例えば、安政四年といっても元禄一四年から何年目にあたるかと言ったこ とを考えた時、西暦では1857年は1701年からは156年たっていると解りま すが、元禄一四年と安政四年だけでは何の手がかりもありません。 そこで干支の60年周期が役に立ったのではないか。 そこで【安政四丁巳八月】と刻印すれば、その時の意味がはっきりしたので はないか。
己と巳について: ります。 1. 十干 甲 乙 丙 丁 戊(ボ) 己(キ) 庚(コウ) 辛(しん) 葵(き) 2. 十二支 子 牛 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 3. 以上の十干十二支の内、己と巳に関してです。 狛犬などを観察していて、??? と頭をかしげる場面がありました。 安政四丁巳(ひのとみ)は、丁は十干の言葉、巳は十二支の言葉です。 この組み合わせにより 十干十二支では54番目の組み合わせとなる。 丁も巳も同じ十干の言葉だから、昔の方は、アッ 誤って刻印したな、 今の我々は、こんなことに関心を持たない限り、注目しないでしょうね。 ☆ でも誤りは誤りかもしれない。 ここで私の個人的な悩みの話: 1. ある鳥居に次のような刻印があることに気が付きました。 (1) 元禄十四辛己年2月 建立の鳥居が平成7年1月に倒壊したので。 →西暦1701年に当たります。 2. (1) 1701年の鳥居に於いては、元禄十四辛巳年2月 と刻印されてい 陰陽五行説から辛(金の弟、かのと)、十二支から巳の組み合わせ (2) 平成7年に再建の鳥居に於いては、何らかの理由で「己」を用いた か 誤記したか。 (3) その神社へ質問問い合わせもせずにブログなどでことさら取り上げ るべき事とは思われないので躊躇しております。 漢字は難しいという話: 1. 己(き)、巳(シ、ミ ヘビ) 已(イ) こうして3字を並べると解りますね。 2. 已はほとんど現れませんが、・・・もって、・・・ゆえに、辞書の説明 3. 少なくとも己と巳はしばしば誤記しそうな気がしてきました。 4. ブログでもこんな紛らわしい刻印は触れませんでしたが、一般論としてこ の「己」と「巳」は誤記、誤刻印しやすい文字だと思いました。 参考文献 角川 新字源 昭和60年版 312ペ-ジ 已 己 巳 の順に記載。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月09日 16時59分39秒
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