三田のいのしし 見て歩き日記

2015/12/04(金)10:03

果物「キウイフル-ツ」の収穫を行った。今年は数が少なかった。

花と園芸(1522)

キウイフル-ツとは:2015.09.17 庭にてマタタビ科の植物で中国が原産、ニュウジランドで改良された果物です。現在では勿論日本でも普通に栽培されていて、我が家の如く庭木として日陰づくりなどにも利用されている例が多い。この木のタイプは、「雌雄異株」と言って雌の木と雄の木があり雄の木の花粉を蜂などが運び雌の木の花に交配させることで実が生るタイプ。但し,我々がその何れかの木を見ても雌雄の違いは分からないと思います。12月2日(水)晴れキウイの棚 キウイの実 キウイの毛 キウイの様子 結実後の様子。 専門農家では、おそらく摘果作業によりこの半分ぐらいの数に減らすと思われる。枝垂れ状態のキウイの枝についた実 この株は主として庭先の南側に作った棚から伸びた蔓に咲いた花が結実したものですが、 居間にある食卓からも眺められるので、春先の花に始まってその実の成長ぶりが分かり やすい枝垂れですね。1. 今年はこの棚の全容から実の数が少ないと思われた。2. 収穫してみたら、実際その通り少なかった上に実の一部のいびつな窪みがある変形の実      例年より多かった。             へこみの多い実は選別していあるが、最終的にはジャム用として収納した。 3 この原因は不明ですが、素人の推測では何らかの理由で雄の花粉が雌の花       雌の花               全体に付かなかった可能性が考えられる。4. 畑で先年まで栽培していたトウモロコシは実の数だけある細い繊維状の雌しべに同一株      の頂上で咲く雄の花の花粉が着くことで結実するとされているが、この目にも見えない  ような花粉が空中に飛び広がったもの雌しべに着くことで結実するタイプ。      苗の移植に際しても間隔をあけて花粉が平均して広く飛散しやすいように植えるのが      良いトウモロコシの収穫のコツと聞いております。5. このように結構頼りない交配の仕方が子孫繁栄の元になっている植物のタイプは      結構多いはずです。6. 交配の仕方超す若干違っていても種の多くできる植物はみんな沢山実が生り、その実が      一部で不良であり子孫が残せなくても、数の多い実の中の優良な実により子孫が生き       残る。      こんな作戦のあらわれらしい。皮に見られる毛について この実を好む虫がいるらしい。これらの虫を防ぐ目的でこのような毛がはえるそうだ。 ひと冬かけて食べているが、皮が虫に食い破られていないのでこの毛が役に立っている と思われる。代表的な雌雄異株は: 銀杏の木   厳島神社境内の銀杏   大阪・御堂筋の銀杏並木は有名ですが、多くはこの厳島の例のように1本とか数本の株が大きく枝を張っている。雌株の場合はこの付近に雄株が無いと銀杏の実はできないであろう。銀杏の木が生まれてから今日まで、どのような生存競争の中で雌雄異株の姿のみ残ったか不思議ですね。余談ですが、昔、四万十川の傍で見た「この葉に似せた」蛾(蝶々)のように、野鳥に食べられた仲間の中で「この葉」に変異して生き延びた種類のみが残り、その蛾子孫が生き延びた例を考えると銀杏だって雌雄同株で雌雄に花が別に咲く木だってあったかもしれない。キウイに戻って考えてみても、わざわざこのように雌雄異株という危険な交配の形を生み出さざるを得なかった祖先の生存競争が長い年月にわたりあったことだろう。隣家にある雄株や青原寺下の一画にある雄株の2株、これらのいずれか、我が家の雌株の花に花粉を提供してくれているだろうが、仮に青原寺下の株の雄の花粉がそれであれば、1km弱蜂などが運んでくれた花粉だろう。暖冬です。12月2日収穫のこのキウイ、下旬には食べ時を迎えることになりそうです。熟成が必要です。1. 袋に入れ、ダンボ-ル箱の中で熟成をまちますが、りんごの皮を入れて置くと効果的      そんな情報もありました。2. 食べ方       現地、ニュ-ジランドでは皮をむかないでそのまま齧るのが普通らしい。      現在では私もこの皮つきですべて食べる食生活になった。               私の食べ方       一般的な食べ方          ◎ ◆ 〇通常、キウイの育て方として雌雄の株を購入して移植するのが普通ですが、我が家は雄株が枯れた後、補充しないで「日陰専用」の育成スタイルを選んだ結果です。結果論として他所の雄株の木の花粉を貰えると分かり、果物としても重要な植木になった。同じように雌雄2株を移植したが、雄株のみ生き残ったご家庭も多いと思われます。ごめんなさいの姿です。尚、お花は沢山つくし、その姿は雌雄で違いはありますがそんなに目立ちません。◎ ◆   

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る