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カテゴリ:花と園芸
7月1日だった今年の半夏生、植物の半夏生もその葉が白くなりましたが、今では さて、 半夏生の葉が白くなることで毎年出かける先で出合える”ボタンクサギ”の花 放置している間に成長するのだろう。中国南部が原産で元来庭木だったらしい。 その名を提供した牡丹の花は、豪華さで異なりますが花の色が似ている。 Θ ▲ そのもやっとした桃色の花は無数の花が集まって咲くタイプです。 しかも雄性先塾タイプらしい変容を遂げながら咲き続けるように思われる。 蕾の時期 この植物の生態を綴るのに四苦八苦している。 ※ この木は1個1個の花の交配までの経過時間に差があるので、他の花が蕾で ある時に先に開いた花は雌性期に発達して変化しているのでややこしい。 十分に理解できておりませんが、蕾、雄性先塾期そして雌性期の3つが見られる これが花柱と柱頭と呼ばれる雌しべの状態であろう。 ボタンクサギは蕾や雄性期の花が沢山あるのに、先行して咲いた花は花糸と葯が 萎れた時、子房から花柱が立ち上がりその先に柱頭が出来上がり受粉できる形が 完成し、その数がいっぱいになると一般にわかりやすい”満開”状態になる。 Θ ▲ 〇 毎年撮りだめた写真を眺めていて、この花はこんなシナリオに基づいてその年の 活動を行っているのだと理解できました。 ここは山際にあって東南がわは大きなお屋敷の後ろ側の分厚い藪、その木々の 一つがボタンクサギと言うわけです。 その葉っぱに触ったら”臭い”とあって、出合い以来いちどもこの葉に触れてはいな いが今年はさわり、その匂いを確かめてみるつもりです。 こんなに無数の蕾が集まって一つの花としてまとまっておりますが、この藪以外で ボタンクサギを見たことが無いので、この果実がどのようにして分散し、或いは 小鳥によって運ばれて他の地域で育つのか、その辺は不勉強です。 葉っぱが嫌な臭いがする。お茶として飲むこともあるとか? きっとコムシや野鳥が無数に押し寄せることを嫌って、こんなに葉っぱに働きを 持たせたのでしょうから、 1. 特定の虫や野鳥に種の媒介をしてもらえるように工夫したか 2. 風媒花? など、何らかの工夫がありそうですね。 この木々の傍にはアオキも数株あり一時観察に通いましたが、このボタンクサギの 木の下には「ひっつき虫」の”ミズヒキ”( タデ科)があり、地質が良いので威勢よく その枝を伸ばします。 フヨウの花も咲き、その内8月ともなれば「ナツズイセン」(ヒガンバナ科)も植木 の下から花を咲かせます。 小道の両側には無数のヤブランが元気なのも環境が良いからだろう。 ボタンクサギとは: 尚、仲間には「クサギ」もあるとか。 Θ ▲ 〇
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最終更新日
2016年07月18日 07時18分35秒
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