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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年07月14日
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カテゴリ:花と園芸

7月1日だった今年の半夏生、植物の半夏生もその葉が白くなりましたが、今では
       半夏生13日現在
      
(7月13日現在)次第に元に戻りつつあります。しかしこの花はまだまだ

      開き切っていない。これからは花自体で虫を呼び込むのでのでしょうか?

さて、

半夏生の葉が白くなることで毎年出かける先で出合える”ボタンクサギ”の花
  ボタンクサギ・満開
      花の左下などに見られる葉が独特の臭みを持つとされているボタンクサギ。

      ボタンクサギ・3輪
      いつの間にか株も増えている感じですが、触れると嫌な臭いがする?ので

      放置している間に成長するのだろう。中国南部が原産で元来庭木だったらしい。
 

     その名を提供した牡丹の花は、豪華さで異なりますが花の色が似ている。
     牡丹
     2015.04.27 同じ雰囲気が見られます。

Θ ▲

そのもやっとした桃色の花は無数の花が集まって咲くタイプです

しかも雄性先塾タイプらしい変容を遂げながら咲き続けるように思われる

      蕾の時期
      ボタンクサギ・蕾の時代
      同じ敷地にあるボタンクサギの株の内、この株は開花町の蕾が沢山見られる株。
      
      数えたことが無いが、無数の蕾(花)が集まっている。


      先ず咲き始め :沢山の蕾と雄性期の花が数個見られる。
      雄性期のボタンクサギ
      1個の花は5枚の花弁と花糸が突き出た5つの葯が見える雄性期の花

      他の蕾が開花しない内に雄性期から雌性期の花に変わる花もあり、素人の私が

      この植物の生態を綴るのに四苦八苦している。  
 

      ※ この木は1個1個の花の交配までの経過時間に差があるので、他の花が蕾で

            ある時に先に開いた花は雌性期に発達して変化しているのでややこしい。

      十分に理解できておりませんが、蕾、雄性先塾期そして雌性期の3つが見られる
      ボタンクサギ・蕾その他
      蕾、雄性期の花、雌性期の花 3つの状態が見られる時期の花
 

 
     雌性期の花
      雌性期の状態
      写真の左下で花の中から白い棒の先に紫のかたまりが付いたものが見られる。

      これが花柱と柱頭と呼ばれる雌しべの状態であろう。

      ボタンクサギは蕾や雄性期の花が沢山あるのに、先行して咲いた花は花糸と葯が

      萎れた時、子房から花柱が立ち上がりその先に柱頭が出来上がり受粉できる形が

      完成し、その数がいっぱいになると一般にわかりやすい”満開”状態になる。

      Θ ▲ 〇

      毎年撮りだめた写真を眺めていて、この花はこんなシナリオに基づいてその年の

      活動を行っているのだと理解できました。

ここは山際にあって東南がわは大きなお屋敷の後ろ側の分厚い藪、その木々の

一つがボタンクサギと言うわけです。

       花糸のねじれ
       雌性期の花の一つですが、役割の終わった雄しべの葯が絡まって納まって

       いるらしい。子細に観る時間があるとこんな健気な働きぶりも見られます。

その葉っぱに触ったら”臭い”とあって、出合い以来いちどもこの葉に触れてはいな

いが今年はさわり、その匂いを確かめてみるつもりです。

       横顔
       蕾段階の横顔ですが、何かに追いそうな気配を感じます。

       中国南部が原産地との情報に接するとそんな気がしてくる姿ですね。

こんなに無数の蕾が集まって一つの花としてまとまっておりますが、この藪以外で

ボタンクサギを見たことが無いので、この果実がどのようにして分散し、或いは

小鳥によって運ばれて他の地域で育つのか、その辺は不勉強です。

葉っぱが嫌な臭いがする。お茶として飲むこともあるとか?

きっとコムシや野鳥が無数に押し寄せることを嫌って、こんなに葉っぱに働きを

持たせたのでしょうから、

       1. 特定の虫や野鳥に種の媒介をしてもらえるように工夫したか

       2. 風媒花?

など、何らかの工夫がありそうですね。

この木々の傍にはアオキも数株あり一時観察に通いましたが、このボタンクサギの

木の下には「ひっつき虫」の”ミズヒキ”( タデ科)があり、地質が良いので威勢よく

その枝を伸ばします。

         ミズヒキ
         (ひっつき虫のカギも見えておりますが、季節的には9月頃かと思われます)

フヨウの花も咲き、その内8月ともなれば「ナツズイセン」(ヒガンバナ科)も植木

の下から花を咲かせます。

小道の両側には無数のヤブランが元気なのも環境が良いからだろう。

ボタンクサギとは:
1. 科名 クマツヅラ科(シソ科)クサギ属 落葉低木(冬)
2. 学名 Clerodendrum bungei
3. 別名 ヒマラヤクサギ、ベニバナクサギ
4. 原産 中国南部
5. 花期 7月~9月
6.    元来庭木だったのにいつの間にか野生化したらしい。

      ※  以上はヤサシイエンゲイの当該項を引用させてもらった。
      ※  タマクサギ、クレロデンドルムの別名も通用しているらしい。

尚、仲間には「クサギ」もあるとか。

Θ ▲ 〇


 



 






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最終更新日  2016年07月18日 07時18分35秒
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