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カテゴリ:花と園芸
ミゾソバの花 タデ科
2016.10.04 大原・湿田の岸にて 花びらに見える物は萼で、花びらの無い花らしい。
田んぼの農家が豊かであまり細部にまで手入れを拘らないので、通りがかりの我々もお陰様 でこんな花を楽しめます。 ソバが沢山自生し花をつけます。 この水際のミゾソバは別名で「マムシの棲み処」と言われるそうだし、実際にそこにマムシが いたのをこの目でも見ているから、よく除草された田んぼの岸に立って撮影できる今回の現場 にはいつも感謝しています。
牛の顔をご覧になった方も多いと思いますが、確かに牛の額によく似ているこの葉っぱ。 しかし、仲間の「ママコノシリヌグイ」でもご紹介したように、このミゾソバにも逆さ 今回の撮影場所は収穫を間近にした田んぼで、その周りの岸は収穫に備えて草刈りをして いるので、このトゲで草によりかかり育つ風景はみられないが、一歩田んぼの湿地に 踏み込むとこのミゾソバが稲株や雑草によりかかっているのが見える。 ちょっと古い写真ですが: 2014.10.27 こんなに蕾と花数が増えた姿が見られるようですです。 いつもおしゃべりしている野草の名前の在り方ですが、このタデ科の仲間、ママコノシリ ヌグイは、解説が無いと理解できない。 ツリガネニンジンも同様で、解説を読むと謂れが分かるが、もともと朝鮮ニンジンの根株 を見たことが無い人が圧倒的に多いだろうから、なおさら分かりづらいだろう。 三田工業団地と大原の田園地帯の間を流れる用水路などこのミゾソバが繁茂していて 10月6日(木)ウオ-キングで通りかかった際も見事な花盛りでした。 溝の中へ降りて撮影したかったが、無理なので諦めた。 素人の私にとってはあまり意味のない事ですが、雄しべの葯は8本で雌しべの柱頭は3岐 この花に出合う場所とは: 市内にある沢山の用水路、排水路、谷川などの水際、淀みなどでしばしば出合います。 但し、だいたいは土手がありその水際で同じ高さの目線で観察できないのが残念。 ゴム長靴を履いていてもです。 先日も大原を歩いていて、マムシが道路沿いに這っているのに出合いましたよ。 相手も逃げてくれたので、こちらも平気な顔をしておりましたが、やはり怖い。 冬眠に備えて今が一番活動的かもしれないので。 やはり用心しましょう!
1. 科 名 タデ科タデ属 1年草 2. 学 名 3. 別 名 ウシノヒタイ (葉の形が牛の額に似ているから) 4. 原産地 日本、アジア 5. 草 丈 30cm~1m 6. 花 期 8月~10月 7. 特 徴 葉は牛の額をさかさまにしたような矛(ホコ)型で、左右対称の紫色の斑が 入ることがある。この小花が集まってコンペイトウのようになる。 8. 環 境 湿地、あぜ、田んぼ。 ※ 「季節の野草・山草図鑑」引用 ミゾソバ撮影現場と同じ地続きの一画で、料亭”がんこ”さんの傍です。 このお店においでの方々も、柿の実の色づきなどを見ながら歩かれることだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年10月10日 06時41分40秒
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