2017/12/28(木)06:38
様々な野鳥との出合の中で、ツル目クイナ科のクイナ、ヒクイナ、バン、オオバンなど関西に現れる野鳥を観察出来たことが今年一年の大きな収穫でした。中でもヒクイナはかなり頻度高く撮影出来て満足できましたが、クイナは平成30年に持ち越しとなった。
はじめに:様々な野鳥との出合の中で、ツル目クイナ科のクイナ、ヒクイナ、バン、オオバンなど関西に現れる野鳥を観察できたことが今年一年の大きな収穫の一つでした。「名前がわかる 野鳥大図鑑」永岡書店刊によと「水辺の鳥」「野山の鳥」に分けられているがツル目クイナ科の野鳥は「水辺の鳥」で、以下に記載した情報も「名前の分かる野鳥大図鑑」の情報を参考にして纏めました。 1. 関西以外で見られるクイナ科の野鳥 ヤンバルクイナ、シロハラクイナ、オオクイナ、ツルクイナ 2. 関西で出合えるクイナ科の野鳥 クイナ、ヒクイナ、バン、オオバン ※ クイナは警戒心が強い野鳥で、草むらからあまり離れない性質があるらしい。 忍耐強く待ってもまともに撮影できるかどうかが勝負どころ。
一)クイナ 水鶏、秧鶏 2017.02.28 ワンチャンスだった。
1. 学 名 Rallus aquaticus 英語 Water Rail 2. 分 布 北海道や東北地方で夏鳥、東北地方以南で冬鳥。 3. 環 境 水田、湿地、湖沼、河川 4. 性 質 警戒心が強い水鳥、観察には粘りが必要。 5. 大きさ L29cm 関西にいるクイナ科では3番目の大きさらしい。 上掲の写真の沼の草むら付近でさまよっている秧鶏(クイナ)で、尻尾がピンと跳ね 上がっている姿はヒクイナなど共通の姿に見えるが、草地で撮影が困難だった。
ニ)ヒクイナ 緋秧鶏 2017.03.01
ヒクイナの尻尾 クイナ科の特徴らしい?可愛い尻尾の姿
1. 学 名 Porazana fusca 英語 ruddy-breasted Crake 2. 分 布 夏鳥として全国に渡来し、本州以南で少数が越冬。 3. 環 境 水田、湿地、池、河川 4. 性 質 草むらからなかなか姿をみせず観察しにくい。 5. 大きさ L23cm 関西で見られるクイナでは最小らしい。 福島大池の傍の湿地では数羽いると思われるが、数多くの人間が観察しているので、 幾分警戒心が落ちて、驚くほど岸辺に近い沼地で餌をあさる時がある。 その写真を後程シリ-ズでご紹介、披露させてもらいます。
三)バン 鷭 : 2017.03.28
1. 学 名 Gallinula chloropus 英語 Common moorhen 2. 分 布 関東地方以北、北海道で夏鳥、関東地方以南で留鳥 3. 環 境 湖沼、池、河川、水田、湿地 4. 特 徴 体は黒色で背や雨覆に褐色みがあり、脇と下尾筒に白斑がある。額板と嘴 赤く先端が黄色い。 5. 大きさ L32cm 関西にいるクイナ科では2番目に大きいらしい。
全国的に言えばクイナ科の中では最も普通に見られるクイナらしいが、私の出先では 有馬高校に近い溜池でのみ出合い、その岸辺の芦などの中で繁殖しているかに見える。
市内の湖沼の多くに生息しているオオバンもこの池にはいる。
四)オオバン 大鷭 : 2017.03.27撮影 1. 学 名 Fulica atra 英語 Eurasian Coot 2. 分 布 北海道、本州、九州の一部で繁殖、北日本では夏鳥、他地域では留鳥または 冬鳥 3. 環 境 湖沼、河川、水田 4. 特 徴 白い額板を持つ、バンに似て非なる鳥。足指に葉状の水かき(弁足)があり バンより泳ぎがうまく、広い水面に出て潜水もする。 5. 大きさ L39Cm 一番大きいクイナ科の野鳥 ※ オオバンは: 武庫川や福島大池、三田ホテル前の池、或いは福島大池など三田市内でも広範囲な場所で 出合う。 しかしながらクイナやヒクイナの如く至近距離で出合う機会が少なく、カメラから遠い 武庫川の川面や各池の中央に近い水面を遊泳しているので、多くの事は分からない 〇 ◆ ◎ヒクイナの近影・点描 1. この撮影場所は沼と言うより、昔茶畑だったと言われるところが何らかの理由で湿地に なった場所で、福島大池の側道に沿って存在します。 2. 普段は岸辺から5~15mぐらい奥まった藪を伴う湿地で素早く移動しながら餌をとる。 3. しかし、次第に行動半径が広がり、道路沿いの湿地を移動しながら人間のいる場所に 近づいて来る機会が増した。 写真はその1例です。 湿地中央から藪の中、トンネルを潜り抜けて道路際に出て来た。水中をあさる。
2017.03.01 14:44:29
正面から見た緋秧鶏 左側面から見たヒクイナ
一度馴染むとよほど驚かさないと逃げないらしい。
さらに近づいて来たヒクイナ 2017.03.01 14:55:07 大昔からこの野鳥を愛した都人などが緋色のクイナと名付けて「ヒクイナ」と呼んだ ことが肯ける写真。
この冬も福島大池の周回道路を歩く機会が増えつつありますが、数日前にもこの湿地で2人の 愛好家とカメラを並べてヒクイナの出現を待ちました。 5,6m奥の湿地から藪に向かう窪地に動きがあり、目をこらして眺めてみたらヒクイナだった。 私の立つ位置からは撮影が不適当だったが、盛んにシャッタ-オンが続いたので人によっては 撮影出来た感じだった。(夏は雑草が繁茂してほぼ撮影が難しい感じだった)これから春先まで、数多くの楽しみを提供してくれるヒクイナとクイナバンザイ!!
〇 ◆ ◎
余談ながら2017.12.27(水)今日はゴミ出しの本年最後の日で、合計21個のゴミ袋を運んだ その内 大きい袋 20個 すべて私が数日掛けて内外の植木のゴミを集めたもの。 小さな袋 1個 室内分(1週間に2回出すので袋も小さい)
この三田市に移住した平成元年頃からある期間は年末はすべてのガラス窓の清掃から始まって植木の下などの清掃、剪定、掃除機による室内の清掃などが私の担当だった。勿論今もその分担に変化はないが、作業能力と作業量は大きく減退して来た。(自転車による買い物も、坂道では次第に厳しさが増しております、遠くてもゆるい坂を選ぶ)極論するとカイズカイブキなどの剪定はしないで放置すると木をだめにしてしまうかもしれないので観念して頑張っている次第です。 82歳翁