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三田のいのしし 見て歩き日記

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2018年08月17日
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カテゴリ:花と園芸

前書き

1. 前項でトウダイグサ科の植物、トウダイグサ、アカメガシワ、ナンキンハゼについて

      少し学んだことを書いてみました。

2. ハツユキソウやポインセチアなどもトウダイグサ科であることも学んだ。

3. トウダイグサ科固有の形「杯状花序」について学ぶと、アカメガシハワは雌雄異株ですから

      花はそれぞれ別の状態であると思われ、さらに学ぶ必要がありそう。

4. ナンキンハゼは「同株ながら雌雄異花」だそうで、これも「杯型花序」と言われても?

     
  以上が前項の要約。

今回の話題

1. 2018.08.11(土)灘生協の移動販売車が来たので、猛暑の中、妻の荷物運び役で外出

      道路沿いのナンキンハゼの大木群を見るともなく見た。

    花が咲いていて、果実らしいものも見えた。

2. やや峠を越した感じもしたが、明12日(日)ナンキンハゼの花を撮影すると決めた。

2018.08.12(日)雲が多いがなかなか雨が降らないのが残念だ。

ナンキンハゼの街路樹  道路から眺めて。



 

(1) 雌性先熟の花

(2) 雄性先熟で開花後、改めて雌性先熟型の花メスの花⇒雄の花の順で咲く

         今日インタ-ネットで学んだこの特異な樹木の佐那の咲き方について、書きますが

         今日12日(日)の写真でもその辺のことが少しわかる感じなので先に写真を並べて

         おき、学んだことを書きたい。

   ナンキンハゼの果実

   

   この果実の集まりの中央に枝が折れて無くなった跡らしいものが見えている。

   多分、雌花の群れの先端に雄の花が付いていて、役目が終わって落下した跡とみられる

   枝の先端に雄の花がまず付く・・・未確認ながらナンキンハゼの固有の花の付き方の一つ
 
 通常の雌性先熟型の植物は、その根元の方へ雌の花が付くが、それが見当たらない

   その2

    
   ネット情報に相当するのであれば、この花はまもなく落下する。

   そこの改めて雌の花と雄の花が育ち、開花し受粉できる体制にはいるらしい。

   この瞬間はその事を想像するのみ。
  

   雄花開花後/落下 ⇒ 雌花と雄花 ⇒ 受粉が果実が実ったらしい枝(推定)
   
 最初に咲いた雄の花枝の折れた部分の手前から新芽が出てそこに果実があるように見える
 

   これも先端の雄の花・・・雌花が見えない
  
  一般論的には、雌性先熟の樹木だから、メスの花が基に見えるはず乍ら、無い・

  典型的な雌性先熟の状態
  
  枝の元に近い部分で雌しべが多分受粉後の状態にあるとみられる。

  多くの樹木、草がそうであるように劣性遺伝を避けるために、この雄の花もこれから活性化し

  別の馬頭の花と交配できる状態に入る・・・ことが推測されます。
 
  2018.08.16   個体により花序の付き方に違いがある/情報・・・探し

 
  写真の右下隅に1個雌しべの見える子房?が見える。

  その左上に数個の子房?らしい物と雄の花が見える。もしかしたら雌性先熟型の個体

  (樹木)かもしれない。

  この朝、歩いてみたが、花の時期が過ぎたのか、花の付いた樹木があまりみられないので

  やはり来年観察が課題だと思った。

  ともかくまた楽しみが増えた感じで嬉しい!スマイルスマイルスマイル

  この友が丘の街路樹であるナンキンハゼ、単純な雌性先熟型(例えばA)と雄の花が咲き

  その後、その枝にメスの花、雄の花の順に咲く(タイプとして例えばB)

  個体ごとにこのA,B2タイプがある。

  今回たまたま、8月12日(土)に偶然花が咲いていた株、1株を選んで撮影したらタイプBの

  雄花 ⇒ 雌花、雄花 の個体らしいことが分かった。

  少なくとも数百本あるこの友が丘のナンキンハゼの木々がどのタイプに属するかは不明です。

  来春にはその一部でも撮影して見分けてみたい。

 

    ※ これはこのナンキンハゼがトウダイグサ科の植物であり、その花そのものの咲き方は

          どうであるかと言う探求とは次元が異なりそうだ。

          しかしながら、その生存の仕方がこんな異次元の方法に分かれているのも面白い。

日本生態学会大会講演要旨

    ナンキンハゼの雄性先熟個体と雌性先熟個体における性投資の違い・・・・・抄録

    1. ナンキンハゼは単性雌雄同株落葉樹である。

    2. 花序の付け方に2タイプがある。

          そしてその個体によってそのタイプが決まっている。

    3. その一

          枝の先端に雌花と雄花からなる花序を付ける。

          このタイプの個体は雌花が先に咲いてから雄花が咲く。 (雌性先熟)

  4. その二

          枝の先端に雄花が咲き、その後短いシュ-トの雌花、雄花の順に開花する。
          ・・・(雄性先熟)

  個体によってその違いがある。

    ※ shoot シュ-ト 新芽、若芽 例 a  bamoo  shoot =たけのこ

 蛇足ながら、ナンキンハゼは紅葉が綺麗です。

 
     
〇 § Δ

後書き

同じトウダイグサ科のハツユキソウ(初雪草)の花が咲いている現場に出合った。

2018-08-14 

  フラワ-タウン イオン三田の駐輪場の花壇にて

 
 7月-10月 花期

 トウダイグサ科ユ-フォルビア属

 私の今日只今の最大最高の関心は、このお花がトウダイグサ科であるその根拠を納得の

 行く形で観察してみたいことにある。

  

 しかしながら、雌性先熟とあってこの花が果実になるまでには時間的な経過があるので

 ある一日でその辺の変化を把握することはなかなかできそうにもありません。

 そこで、ネット検索で情報を探しておりますが、今までではまだ見つかっていない。

 難しい。

 
〇 § Δ






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最終更新日  2018年08月17日 14時48分17秒
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