inti-solのブログ

2014/04/04(金)23:07

民主党のホンネ

政治(946)

“原発輸出”で国会採決、与野党とも“造反”相次ぐ トルコなどに原発輸出を可能にする原子力協定は、締結するかどうかをめぐり、衆議院本会議で採決が行われ、与党と民主党などの賛成多数で可決しました。採決の際に、与野党ともに退席するなどの造反が相次ぎました。 原発をトルコなどに輸出するための原子力協定の承認については、自民・公明の与党が賛成、また野党の民主党も政権担当当時、ベトナムとの原子力協定を締結するなどしていたことから、党として「消極的な賛成」を決めていました。しかし、採決では、民主党は脱原発派の菅元総理と辻元清美氏が体調不良などを理由に欠席したほか、生方幸夫氏らも採決直前に退席しました。 「日本国内でも極めて問題があるものを、無責任に海外に輸出することには賛同しかねる」(民主党 生方幸夫幹事長代理) 一方、自民党の脱原発派では、河野太郎氏らは賛成しましたが、秋本真利氏は採決直前に議場を退席し、造反しました。 (中略) 「まずは当事者の方の話を伺って、どうするか決めたいと思います」(民主党 大畠章宏幹事長) 民主党では、菅元総理が以前も参院選の応援で造反したことから、幹部の一人は「絶対処分してもらう。特に菅は許さない」などと話していて、処分をめぐって、執行部が難しい対応を迫られることもありそうです。 一方、原子力協定に反対を決めていた日本維新の会では、反対方針の決定をめぐり、石原共同代表が、「高校の生徒会のやり方だ。私は賛成する」などと、一時、異議を唱えていましたが、石原氏は先週、散歩中に転倒し、胸を打撲したとして、欠席届と診断書を提出し、本会議を欠席しました。 --- 私はもちろん原発の輸出になど反対です。日本で危険なものを海外に輸出するなど、とんでもない。 もっとも、自民党政権は、原発を危険なものとは考えていないのでしょうが。 自民党が、こういう政策を推進したがることは、ある程度予測の範囲内で、ただ、自民党内脱原発派のはずの河野太郎議員が賛成したというのは意外、かつ残念でした。 そして、民主党もまた、この協定に賛成した、と。「消極的賛成」って、いったい何だよ、と思いますが、ともかくも民主党は原発輸出に賛成した。 与党時代にベトナムとの原子力協定を結んだとありますが、それは震災以前のことです(国会承認は震災後)。震災前に行った政策を、震災後も、さらには野党になった後も墨守しようというのです。滅茶苦茶な話と私は思います。要するに、原子力ムラに尻尾を振るための理屈ということに過ぎないのではないでしょうか。民主党もまた原発維持派と断じるしかありません。 その中で造反者が出たことは、多少なりとも民主党内の良心を感じるのですが、それに対してある幹部は「絶対処分してもらう。特に菅は許さない」などと話しているそうです。 「消極的賛成」などと曖昧なことを言いながら、それに造反すると「絶対に処分」などと言うなら、最初から「消極的」などと枕詞をつけず、「断固賛成」とでも言っておけばよいのです。 まあ、処分したらいいんじゃないかと私は思いますね。その代わり、分かりやすく処分することです。 「民主党は原発推進政党だから、脱原発派は許さない」是非そう言って処分してください。いや、仮にゴニョゴニョともっともらしい理由をつけて処分したとしても、私は民主党がそのように公言したものと見なしますけど。

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