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ジャッキー・デイリーからのクリスマス・カードが届いた。
ジャッキーは、アイルランドが世界に誇る、アコーディオン奏者。 アイルランドのアコーディオンについては、彼のことを抜きにしては語れない。 アイルランドでも、数え切れないくらい、ジャッキーとはセッションや パーティーで一緒に演奏させていただき、また、去年と3年前には、日本で、 彼とのツアーを行うことができた。 ジャッキーからのカードには、クリスマスのお決まりの文句など、 何も書かれていなくて、ただ一言、こう書かれていた。 Don't do anything that I wouldn't do ! Best wishes, Jackie もちろんジョークである。 何重にも屈折した、ものすごく高度なジョークである。 あまりにも高度過ぎて、とても翻訳や解説の及ぶ世界ではない。 大切なことは、彼の音楽は、常に、このようなユーモアの精神に 裏打ちされている、ということ。 そして、もう1つは、一時代前までのアイルランドの 音楽やダンスの名人たちもまた、ことごとく、こういった、 それぞれの人たち独自の、とても独特なユーモアのセンスを もっていた、ということだ。 このような「かけがえのない」精神は、決して、 そんなに分かりやすいものではないし、また、 不特定多数の人たちに向けて発信しやすい類のものでもない。 ジャッキーには、すぐに、こんな文章を書いた クリスマス・カードを送っておいた。 「いただいた神託に従い、地道に日々を生きてゆきたいと思います。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/12/20 01:37:01 AM
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