つれづれなるままに

　　　　　　　　　　　　　　生命と食（はじめに）

　　　私たちは、生きるために食べるのか？食べるために生きているのか？
　多くの食材が、不自然な状態で大量に生産、製造され、不自然な状態で加工され、不自然な状況で消費され、大量に廃棄されている。この不思議な現実を誰も不思議と思わないことの不思議？
いつの間にか、最も大切なこと、ものが見失われ、簡単便利、すぐ手に入り、即満たされることのみが重要視され、そのことが現実にどのような影響を及ぼし、近い将来、未来にどのような現実世界を創っていくのか？誰も考えようとはしない。今が満たされれば、自分が満足していればそれでいい？のでしょうか？本当にそれでいいのでしょうか？

　まず、私たちは、食を通して、何を得ているのでしょう？
空腹を満たす。必要な栄養分を取り入れる。健康健全な体をつくる。身体活動のエネルギーを得る。食べる楽しみ、会食を通して人々に親睦を深める。等々。

　では、その『食』とは一体何でしょうか？
それは、明らかに、私以外の他者の『生命』ではないでしょうか。
私たちは皆、他者の生命を、自身の生命に取り入れて、身体を維持し、生命活動を行っている存在なのです。
決して、単なる物質、栄養素のみを取り入れて生きているわけではありません。
たまに、水とサプリメントだけで生きてる方もいると聞きますが・・・。それはともかく・・・。
他者の生命を頂かなくては生きていけない現実こそが今の地球人の現実です。

　そして今、この現実、環境、現状に目を向けてみましょう。
私たちは、皆、健全健康で、活力にあふれ、病気もなく、希望に満ちた生活をしているでしょうか？
子どもたちは、皆、なんのトラブルもなく、健やかな成長を見守られているでしょうか？

　医学の進歩に比例して増えていく病気の数々。原因不明の子供たちのトラブル。大人たちの生活習慣病の数々。検査検診、ワクチン、予防接種の益々の増加。次々と増える大量の薬の服用。
本当に、それで、元気になれるの？本当に原因から治ってるの？子供たちの将来は大丈夫なの？と、誰もが不安に怯え、更に、薬や検査検診に依存させるように追い立てられる。

　今、ちょっと、本気で真剣に考えてほしいのです。
本当の健康って何だろう？本当の安心って何だろう？

　私たちの生命は、本来、健康で、活力にあふれ、安心と平和、希望に満ち溢れているはずだったのです。
なのに、何故？いつからこのようになってきたのか？何が違ったのか？どうすれば本来に戻れるのか？
ここで、本当に真剣に、本気で考えてみましょう。