神経抜かずに重い虫歯治療・産総研など新技術を開発
1月26日のNIKKEI NETのニュースに以下の記事が。神経抜かずに重い虫歯治療・産総研など新技術を開発 産業技術総合研究所と北海道医療大学の研究チームは、神経が露出するほど進行した重い虫歯を神経を抜かずに治療する新技術を開発した。歯に含まれる特殊なたんぱく質を取り出して虫歯部分に加えると神経を覆うように歯が再生する。イヌで効果を確認した。実用化すると歯に通る神経や血管を傷めないため、治療効果を長期的に保つことにつながる。 開発したのは産総研の植村寿公グループリーダーと同大歯学部の斎藤隆史教授ら。近く虫歯患者で効果を確かめる。 (16:20)歯の中の神経に近い部分まで虫歯が進んでいると、神経を取らずにすんでも、神経に近いために予後が不良になる場合があります。したがって、その部分の歯質の厚みがあれば、ずいぶん予後が違ってきます。この方法は、2次象牙質と呼ばれる反応性に作られる象牙質の形成を促進させるものだと思いますが、安定した結果が得られるかどうかが大事だと思います。実用化まではしばらくかかるだろうとは思いますが、保険で使えるようになるといいですね。