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シノルニトサウルス:毒牙のある恐竜? 中国で発見、蛇の歯に酷似--米研究チーム
中国の白亜紀前期(約1億2500万年前)の地層から見つかった恐竜「シノルニトサウルス」が毒牙を持っていた可能性があることが、米カンザス大などの研究チームの分析で分かった。恐竜で毒牙のような歯が確認されるのは初めて。22日、米科学アカデミー紀要に発表した。 シノルニトサウルスは全身が羽毛に覆われていた全長約1・2メートルの肉食恐竜。 研究チームは長さ約7・5センチの頭骨を分析し、上あごにある歯のうち左右の各5本が長くとがったナイフのような形をしていることに気付いた。最も長い歯は長さ1・2センチだった。また、とがった歯の外側には縦に溝状のくぼみがあり、これらの歯の根元にあたる上あごの骨には小さな空洞があった。 このため、研究チームは、牙状の歯で獲物に傷口をつけ、空洞部にためた毒液が溝を伝って獲物に染み込ませる仕組みになっていたとみている。同様の構造の毒牙は、毒蛇のヤマカガシにもあるという。さらに研究チームは「歯が長いのは、厚みのある羽毛で覆われた鳥類を餌にしていたためではないか」と推測している。 真鍋真・国立科学博物館研究主幹の話 恐竜が有毒だったかもしれないという面白い発想だ。毒牙を持っていたことを決定づけることにならないが、他の恐竜の歯を詳細に調べることで説得力のある証拠が見つかるかもしれない。【永山悦子】 映画「ジュラシック・パーク」には毒を吐く恐竜が出てきていましたが、本当に毒をもつ恐竜がいたのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.25 23:51:42
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