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「歯科医療費高い」52%…保団連アンケート調査
「保険の適用拡大を」9割 画像の拡大 歯科医療の窓口負担が高いと考える人は5割を超え、保険がきく治療の範囲を広げるよう求める人が9割に上ることが、全国保険医団体連合会(保団連)のアンケート調査で分かった。 経済的な理由などから治療を放置する人も4割近くに達していて、保団連は「虫歯や歯周病は自然治癒が見込めず、早期治療が重要。受診を手控え、逆に重症化させてしまう」と指摘する。 調査は昨年10~12月、全国の保険医協会によるシンポジウムや講演会などに参加した一般市民を対象に行われ、1万129人が回答した。 それによると、歯科の窓口負担について、「高い」と答えた人が52%。また、保険のきかない治療には91%が「保険のきく範囲を広げてほしい」と望んでいる。 さらに、治療せずに放置している人は36%で、理由(複数回答)として「時間がない」(52%)、「費用が心配」(34%)が続いた。 自由回答の中には「歯科は保険適用が少なく高価」(千葉県50歳代女性)、「費用が不安で、行く勇気が出ない」(大阪府30歳代女性)など、保険がきく治療の範囲を拡大するよう求める声が目立った。 歯科診療に患者や医療保険などによって支払われた医療費は1996年以降、2兆5000億円前後で横ばい。国民医療費の全体に占める割合は年々低下し、ピークの13%台だった50年代から2008年度には7・4%に落ち込んでいる。 東京歯科保険医協会によると、虫歯で一部が欠けた上の前歯1本を保険の範囲内で治療する場合、金属製の土台の表面をプラスチックで覆うかぶせ物を使うと、自己負担(3割)は8600円程度。プラスチックの代わりにセラミックスを使うと保険がきかず、自己負担は9万円(東京都内の平均)に上る。 色彩や透明感など自然な歯に近いセラミックスと比べてプラスチックは軟らかく吸収性があり、摩耗や変色などの劣化も早い。 同協会会長で歯科医の中川勝洋さんは「現在の保険診療では、必要な治療を十分に提供できない。歯科の診療報酬は抑制され続けており、品質、安全性ともに確立されている新しい材料や技術が20年以上保険でほとんど認められていない」と語る。 (2011年2月21日 読売新聞) 現在歯科医の頭が痛いのは、金属価格の高騰です。 もう少し安価で安全な金属が保険適用されるといいのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.23 23:29:55
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