GEISAI6
昨日は、友人である月虹茶房店主さんと、東京ビッグサイトで開催されたGEISAIを見に出かけた。GEISAIなるものがどんなものかすら知らずに、会場に入ってみると、まるで学園祭のデカイのといった雰囲気で「芸術」がいっぱい。絵画やオブジェ、かわいいのやグロな雑貨や音楽や、なんでもありである。なんでもアリな中で思ったのは、やはりコンセプトは大事だなということ。とりあえず、そんなに難しいものでなくてもよいから、「何を表現するのか」ということ。例えば、子供の絵が素晴らしいのは、「これを描く」というシンプルで明解な気持ちがあるからではないだろうか。それが、技術を覚えたり、色々な意見を聞いたり、見る目も肥えたりしていくうち、自分が何をそこで表したいのか、掴めなくなってくる。私も絵を描くのが好きではあったが、途中から分からなくなり、絵が描けなくなったのだ。今回のお目当ては、楽天でもお馴染みのdragonfly212さんのお店。布で様々な作品を作っておられ、一度、直に作品を見てみたいと思っていた。「目立った者勝ち」といった雰囲気の中で、派手ではないdragonfly212さんの作品。でも、落ち着いて、色という観点からも素晴らしいバランスで、小さいコーナーの中の作品がとても可愛かった。外は秋の風が心地よく、広い空間に青空。古いSFに出て来た表現ではないが、青空の下というのは、惑星表面。大気の層があるとはいえ、宇宙まで何も遮るものがない、自分の頭の上。太陽が光っている。この時期、宇宙はヘアピンカーブを描いて方向転換しているのだと聞いた。多くの人たちが自分を表現しようとしている。絵画にしろ音楽にしろ、文章にしろ、何がしかの行動にしろ、「これをするのだ」という想いなくしては何もできない。いろいろな仕組みが変化していく時期、それを問われていないだろうか。。。ちょっと恐いなあ。でも大丈夫。毎日毎日、気付くことがたくさんある。ひとつずつ、活かしていきたい。