戦う障害者

昨日はリハビリの後にアイスを買いに売店へ行きました。リハビリしている病院は建物が新しくきれいになったのですが、売店は前の病棟にあります。前の病棟は今は入院施設とレントゲンやＭＲＩなどの検査、歯科だけがあり、リハビリをしている病棟と前の病棟を結ぶ渡り廊下があります。「売店って、重いの押して行くのって、俺じゃねえかよ」「まあ、失礼ね（ホントに重いですけど）」。行きながら何度も「お前少し太りすぎだよ」と言います。まったくうるせえじじいだ。私はアイスクリームを買いに来たんですが、何故かかごには父が好きな田舎まんじゅうと大きな大福、それに昔ふうの缶に入ったドロップが入っていました（支払いは私）。

帰りに歯科の前を通ると、「あ、ここに週刊誌があったのか！」。今の病棟になってから、週刊誌がなくなったことをずっと父は不満に思っていたのです。私がちょっとアイスクリームを買いたいと思っただけで、いろいろ用事が済んで、なんだか父のために売店に行ったみたいだなあ、と車椅子上で思う私でした。