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今日近所のスーパーに買い物をし、レジを済まして荷物をまとめていると、
レジの方向から「ウ~ウ~」という呻き声に似たような声が…ふと 「小学校の頃いたK君の声に似ているな~。」と思い出しました。 K君は低学年の時だったと思うのですが、同級生で、 普通の授業の時は養護教室にいて、 給食の時とか1日の終わりの時などは私達の教室にいた記憶があります、 常に「ウ~ウ~」と比較的大きな声を出していて、 ずっと両手で肘を張った形で耳を押さえていて、普通の会話等は全然無理でした、 でもそのくらいの歳の女の子はお母さんぶりたいもので 、何人かの女の子で一緒に下校して帰りに「はい、はい、」とお返事を覚えさせたり (何となく「あ、い、あ、い、」と出来るようになった。) 耳を押さえる癖を無くすよう頑張ったりしたものでした。 K君の家に送っていくと、彼のお母さんが「有難う…」という、 いつも心からの笑顔でない、その表情を忘れる事ができません。 そのK君の事を思い出してその声の聞こえるレジの方をふと見ると 子供の頃の記憶は案外確かなもので、そのK君ではありませんか! 彼が一人でレジで買い物をしていたのです。 あのK君がきちんと買い物が出来るようになって、 しかもあの耳を押さえる癖が見事に治っているのに、 彼とお母さんのこれまでの努力がどんなものであったかが忍ばれてとても感動しました。 声を出すのはどうしようもないようでしたが彼は少ない買い物を済ますと あっという間に出ていってしまいました。 ふと先程の昔の事が思い出され、そういえばあの寂しげな表情をされていたお母様はどうされているのかな、 確か彼には兄弟は無かった記憶があるので ご両親はもし自分に何かあったら彼はどうなるだろう…とどんなにその事を心配なさっているだろうか、 こういったお子様をお持ちの方は皆さんそう思って 死んでも死にきれない思いだろうなと考えずにいられません。 この所、お偉いさんが公金、税金を何億と着服するといったような事件が情けない程明るみに出ています、 問題の発生当時の担当官が8千万の退職金をもらったとか、 そんな無駄金が湯水の如く使われているのなら、せめてそういう親御さんが安心して亡くなる事ができる制度を何より早く作って欲しい、 懐かしさと共に、そういった怒りがこみ上げる一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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