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テーマ:建築・建築家(114)
カテゴリ:外出したこと
氷河期オタクの遊佐です。 たぶん建築好きには、全国的にけっこう知られたイベントなんですが、大阪で毎年10月ごろに開催される「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)」というのがあります。 西洋東洋新旧、完成建設中問わず、これは1度は見ておいたほうがいいといった170以上もの大阪の建築が、市民向けに特別公開される貴重なイベントです。 (※「生きた建築」とは「ある時代の歴史・文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証であり、様々な形で変化・発展しながら、今も生き生きとその魅力を物語る建築物等」と定義されたことばです。) (歴代のイケフェス大阪ガイドブック。2016年のオマケのカードを自宅内紛失してしまったらしい…) ここ数年は親の介護があり、事務局から届くパンフレットを羨ましく眺めるだけだった私も、今年は参加できそう! ということで、今年で10年目を迎えるこの「イケフェス大阪」のキックオフプログラムが、10月10日に中之島の大阪市中央公会堂で実施されましたので、それに参加したことについて書きます。 会社から歩いて20分ほど(歩くの遅い)で、この大正時代に建てられた会場に到着します。 この時季は18時だともう薄暗いですね~。 すでに大勢の人々が会場に集まって来ています。 この建物は2002年に耐震補強や補修などを施されリニューアルしました。 外観も内部も美しい、大阪の自慢の歴史的な建築物です。 この日のキックオフプログラムは、知事や市長、万博推進委員長も登場し、2025年の万博開催を控えた、ここ大阪の機運を盛り上げる賑やかな会となりました。 そして「基調講演」の登壇者はなんと安藤忠雄さんでした! 安藤忠雄さんは、普通のよくいる大阪のおじさんって感じのフランクな喋りで面白かったです。 「トークセッション」は「イケフェス大阪10年のあゆみ」と題して、建築家の安藤忠雄さん×都市計画家の嘉名光市さん×建築史家の倉方俊輔さんというイケフェスゆかりのお三方でした。 大阪は従来からの道路の付き方を見直し、潰して公園化するなどの思い切った改変をしたりと、より便利で回遊的にする取り組みを行っています。 ここ数年でかなり街の魅力が増したのではないでしょうか。 古くても良いものは大切に、そして新しくできる所はより近代的に。そういう新旧が共存しつつ進化する、バランスが取れた街というのが、成熟した大都市の姿なのではないでしょうか。 私も工事中の最新のビルから、ランドマーク的な建物、歴史的建造物まで様々な建築を、今までこのイケフェス大阪というイベントでいくつも見学させてもらい、より大阪に愛着がわくようになりました。 10月はこの「イケフェス大阪2023」の公開建物に参加した記事をいくつか書こうと思いますので、自宅の片付けは少しサボり気味になるかもしれません。 建築にも興味あるよとか、いや建築のほうがむしろ興味あるよという皆様は、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.12 00:00:12
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