カテゴリ:おまつりにっし!
昨年の夏ごろでやんすかねえ。。あの人と会ったのは…。
…あっし、去年の2月から9月末まで「コ○ツ」というブルのメーカーに 派遣で行き、フォークリフトを使った物流の仕事をしていやした。 肉体労働で、毎日毎日2時間も3時間も残業を続けていやした。 たまにはみんなで…、と飲み会をしたりカラオケに行ったりもしやした。 まあ、仲間といってもみんな息子ぐらいの年頃の若者ばかりでやんしたが、 カラオケではさすがに時代の違いを感じさせられやした(^^ゞ ★8月ごろでやんすかねえ。。焼肉パーティをやって、カラオケに行きやした。 若者4人とあっし、声がガラガラになるほど歌いやした(V)o¥o(V) ところが皆が適度にほろ酔い気分になった頃、30過ぎの、ひとりの馬鹿者が 部屋を出てから10代と思われる若い女性2人を追い掛け回し始めたんでやんす。 まあ、いわゆる『ナンパ』のつもりなんでしょうが、 追っかけられてる女の子から見たら「ただの酔っ払い」の カラミでしかありやせん。。情けない。。。 そのうちに店中に悲鳴が響き、店員さんも困った様子。 外までその女の子たちを追いかけて行きやした。 あっしも仕事の疲れと酔いが回っていたのが災いして その馬鹿者を制止できず、困っていやした。 ところが外に出てみると、 その馬鹿者が直立不動で・・・縮み上がっているではないかい? よく見ると、そこにサングラスを掛けたチンピラふぜいの 坊主頭の御兄さんがいやした。。。 『おい、女の子が嫌がってるのをどうするつもりや。。』 『お前らみたいなのが居るから・・・。』 ・・・あっし、この人知っていやした(笑 ・・・っていうか、 小学校の頃、遊んでもらった近所のあんちゃんだったし、 成人になっても、この人の職業は詳しくは聞いたことなかったでやんすが、 おそらくはカタギではないでしょうが、敢えて聞きもしなかったでやんす。 最近では、お祭りの時に会って、子供の頃の思い出話に花を咲かせたり、 いっしょに酒を飲んだりしやした。 その馬鹿者が、肩に手を掛けられそうになったのを見て、 『 Yさん、すんません。あっしの仲間なんでやんす! 』 と叫んでいやした。 もちろんそのYさんという、あっしの幼い頃の近所のあんちゃんは その手を止めて許してくれやした。 だけどその後ずっと。。。 ・・・祭りにも顔を見せなかったでやんすなあ。 ********************************************************** ところがあっし、今日、 思いがけず、そのあんちゃんに会ってしまったんでやんす。 あっし、、、つくづく思いやした。。 ・・・あっし、大馬鹿者でやんす。。 そして、『おてんとさんは凄い!!』と思いやした。 ★じつはね♪ 4月から家電屋さんの土日のアルバイトがなくなってしまうもんですから、 アルバイト情報を色々と探して、 とっても面白そうなのを見つけたんでやんす♪ 『日給1万円以上。日払いOK! 石川県内のお祭り・イベントで屋台販売』 という内容。 小さい見出しで出ていたのですが、あっしの目には 『お祭り』という3文字が やたらと大きく見えた(笑!! あっし、今日の昼休みに電話をして、 詳しい事はまた明日教えてもらう事になり、 ワクワクしていやしたよ(●^o^●) だって、あっしの大好きなお祭りを毎週のように見に行けて しかも仕事になるなんて・・・。 ・・・しかしあっしの脳天気もココまできたら大馬鹿者でやんす。 だって、あっし、4月からどうしてもやらなきゃいけない事があるのに 我を忘れてお祭りのことを午後からずーっと考えていたのです。。。 金沢からの帰りの電車の中でも、加賀温泉駅に着いても 「ラッキー♪ラッキー♪」などと夢中になっていやした。。 ・・・駅から家までは歩いて12~3分の距離でやんす。 ・・・いつか日記に書いたことのある、樅ノ木の坂道を登り切ると、 あっしのトイメンに見える病院から、 見たことのある風体のおっさんが出て来やした。 暗がりだったので、訝しげにあっしが顔を覗き込むと、 『お~~、久しぶりやのぉ~!!』と、 向こうから嬉しそうに声を掛けて来やした。 マギレもなく、それはあの、おそらくカタギではないあんちゃん、 こと≪Yさん≫でした。 ★あっし;『Yさん。おひさでやんす♪ 風邪でも引いたでやんすか?』 ☆あんちゃん;『いや もうオレもトシかなあ。腰を痛めて使い物にならんワイ!』 ★あっし;『何言ってるんですか♪またお祭りで一杯飲りやしょう♪ 今年も楽しみなんですから!!』 『そうそう、あっし、今日ねえ、お祭りのバイトを見つけて 明日にも申し込もうと思ってるんでやんすが、○○商会って Yさん知ってやすか? ・・・屋台で販売するんやって聞いたんですが・・・』 ☆あんちゃん;『おー、そりゃあテキ屋やなー。お前、それやるつもりか?』 ★あっし;『まー、テキ屋でもなんでも、お祭りに行くことが出来たら、 あっし、本望でやんす(^○^)』 ☆あんちゃん;『お前、普段は堅い仕事やってるんやろ? この近辺で、しかもその歳でそんなバイトをやったら、 まずカタギの人間じゃないと思われても仕方がないでぇー。』 『それに、最初は簡単に思えても、中に入っていけば行くほど 抜けられなくなってしまうし、向こうも人が居なくて大変だから お前なんかも無理やり本業に引き込まれてしまうぜえ。』 『その、○○商会はそうではないかも知れんけれど、 今までに、バイトから抜けられなくする為に墨を入れられたヤツは ナンボでもおるらしいからな。・・・まあヤメとけ。』 ★あっし;(ぽかーん)『Yさん、やっぱしあっし、ダメでやんすか?』 ☆あんちゃん;『まあお前が、そういう世界が恐くないといっても 世間は冷たい目でしかお前のことを見なくなるとしたら 何のリスクもないなんて言っておれんやろ?(笑』 ★あっし;『あんちゃん、ありがとうございやす♪ あっし、世間知らずもいいところでやんす。』 『あっし、大馬鹿者でやんした。まだ忘れ物がいーっぱいありやした!』 『またお祭り…。いや、おむすび買いに来て下さいね♪』 あんちゃんは、真っ黒なセルシオのクラクションを鳴らして去って行きやした。 おてんとさんが、大馬鹿者のあっしを あんちゃんを遣って、 助けてくれたとしか思えない再会の夜でやんした。 2007/03/27 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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