カテゴリ:エッセイ
作詞 武田 鉄矢 作曲 山木 康世< 踏切りの側に咲く コスモスの花ゆらして 貨物列車が走り過ぎる そして夕陽に消えてゆく 十四の頃の僕はいつも 冷たいレールに耳をあて レールの響き聞きながら 遥かな旅路を夢見てた 思えば遠くへ来たもんだ 故郷離れて六年目 思えば遠くへ来たもんだ この先どこまでゆくのやら 筑後の流れに 小ぶな釣りする人の影 川面にひとつ浮かんでた 風が吹くたび揺れていた 二十歳になったばかりの僕は 別れた女を責めながら いっそ死のうと泣いていた 恋は一度と信じてた 思えば遠くへ来たもんだ 今では女房子供持ち 思えば遠くへ来たもんだ あの頃恋しく思い出す 眠れぬ夜に酒を飲み 夜汽車の汽笛聞くたびに 僕の耳に遠く近く レールの響きが過ぎてゆく 思えば遠くへ来たもんだ 振り向くたびに故郷は 思えば遠くへ来たもんだ 遠くなるような気がします 思えば遠くへ来たもんだ ここまで一人で来たけれど 思えば遠くへ来たもんだ この先どこまでゆくのやら 1975年(昭和50年) ****************************************************************** あっしにはとても懐かしい 海援隊の名曲です。 中学を卒業した頃、歌そのものの持つ響きが好きで 意味など分からなくても 自然に口ずさんでいたものでやんす。 ほら、人って、言葉でコミュニケーションするでやんすが その人の声で、あったかくなったり 表情で 自然に嬉しくなったりするもんでやんしょ? 犬だって、自分をいちばん可愛がってくれる人を知っていやす。 猫だって、猫好きの人にすり寄って来やす。 歌だって、本当は伝えたい心があって 聴く人に 何かをプレゼントするような どこか照れくさいような でも凍て付くトバリを 溶かしてゆくような気持ちで そーっと届けてあげたら 相手はひょっとして大喜びするかも知れない・・・。 そんな気持ちは きっと伝わるんじゃないかなあって。。。 *********************************************************** あっし、夢を追っかける人 好きでやんす。 どんなに歳いってたって、元気で楽しい人ばかりでやんす。。 だけど夢って いろいろあって、 かんたんに叶えられたりすると また次の目標を作らねばならなくなって 才能のある人や 素質のある人は どんどん成長していって だんだんつまらなくなってしまう人もいるかも知れやせん。。 だってその人はたぶん、初めの夢がなんだったか、忘れちゃって 夢の意味を忘れちゃって・・・、 だんだん偉くなっちゃって・・・、 他にやりたいことがあっても 何にも出来なくて、 あっし、本当に気の毒やなあって思いやす。 夢って、そんなことも含めて どんな風に膨らんでいくのかも ぜ~んぶイメージしておいたほうがいいと思いやすよ♪ それから自分の叶えられなかった夢を 子供に託す人もいらっしゃいやす。。 「巨人の星」の星一徹が 小学生の飛遊馬に大リーグ養成ギプスをつけさせたように 現巨人軍の原監督が、子供の頃から父親の英才教育を受けた例もありやす。 原さんの場合、小中高、果ては大学(東海大)まで実の父親が監督をしながら 猛烈な特訓をされたという、実写版「父子鷹」のモデルケースでやんすが。。 子供にとって見れば、たいへんに「迷惑千万」な話でやんす。 美空ひばりさんは天才歌手として知られていやす。。 彼女も、母親が名マネージャーとして 芸能界の非道なまでの殺人的スケジュールから守ってくれたり 売り込み・プロデュースなどまで 手がけたりしてくれたおかげであったと思いやすが、 果たしてひばりさん本人は本当に幸せだったのだろうか。。 夢の行く先はどこまでも広がっていくかも知れやせんが、 けっして迷子にならないようにと思いやす。。 終着駅は、当然作っておくべきだと あっしは思いやす。 つらくても楽しい旅だったことに その時、気がつけばよろしいんじゃないでしょうか。。 そのときに「幸福駅」に到着すれば いいんではないでしょうか。。 もしやその舞台が劇場であれば、 あっし、特等席で観ることが出来れば 同じふうに幸せになれると思いやす。。 だってみんな幸せな気分になりたくて お芝居とか、歌とか、オーケストラを観たり 聴きに行ったりするんでやんすよね? それとおんなじでやんす。。 ファンってそういうものかも知れないでやんす。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.27 03:47:41
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