テーマ:本のある暮らし(3218)
カテゴリ:ご本
見知らぬ場所 ジュンパ・ラヒリ/著。 急いで読み飛ばしたくない作家・ラヒリ。 短編がいくつかと中編が一つ。 以前も書いたが、この人のすごいところは、人物の人生を長期間に渡って記録するにも関わらずページを必要としない点で、さらにそれにも関わらず、とても細やかに人物像を描くところだ。まるでドキュメンタリーみたい。 扱うテーマ・設定が似ている場合が多いけれど、そうであっても否定する気にはなれない。面白いから。 ただし切ないから困る。 ■こんな作品が日本にあったら そして私が書店員だったら、間違いなく『本屋大賞』で一票入れる。 (本屋大賞にそこまで思い入れがあるわけではないけれど、『告白』が大賞を取ったときは心底がっかりした。書店員の人はあれを本当に中学生くらいの子ども含めて多くの人に読んでほしいの? 「文章を読み慣れていない人にも読みやすいから売りやすい本を選ぶ賞」なら納得する) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.25 22:36:50
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