トルコにおける広範囲の森林火災に関するトルコ政府発表とその雑感、7月19日現在の外貨準備高、6月のトルコの貿易統計、トルコにおける新型コロナウイルス患者発生の507日目の状況
今日(30日)は、経済面でも会面でも、重要と思われる記事が非常に多く出ていました。今日は経済関係の記事を2つ、火事関係の記事を2つ紹介します。、早速紹介します。いくつも出ていました。今日は7月の経済信頼感指数と7月のインフレ率予測アンケート結果、第3回インフレ報告書及びトルコ全土で起こった山火事に関する記事について紹介します。 今日、アナトリア通信(AA)に出ていた記事の見出しは下のとおりで、今日はそのうちの1~4の記事を紹介します。1 中央銀行の外貨準備高は1,044億4,000億ドルとなった2 トルコの輸出は6月には46.9%増加して197億7,500万ドルとなった3 26県で発生した(山)火事のうち、74件が鎮火された4 ウクライナは森林火災との消火活動を支援するためにトルコに2機の消火用航空機と特別チームを派遣した5 ユルドゥルムAKP総裁代理は、『(山)火事で物的被害を受けた国民の傷を癒やすために政府は総動員を行った』と発言6 AKPアンカラ県支部から森林火災が大きな影響を与えた県に対する支援提供7 経済信頼感(指数)は、過去3年間で最高水準となった8 トルコの観光収入は今年第2四半期に30億ドルを超えた9 トルコ・リラ建て預金の源泉徴収税支援と意来るかの業界に対するKDV(付加価値税)減税期間が9月末まで延長された10 オクタイ副大統領は、『住宅街に類焼した多くの地域での火事は鎮火された』と発言11 アンタリヤ県では、森林地域への立ち入りは8月31日まで禁止となった12 イスタンブル県庁は、7月30日~8月31日には、森林地域への立ち入りは禁止した 7月30日(最初の患者確認から507日目)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。 今日の検査件数: 25万6,460件今日の感染者数: 2万2,083人今日の死者数: 69人今日の完治者数: 5,752人 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 ドライアプリコット トルコ産 800g 砂糖不使用 あんず 杏 ドライフルーツ【ゆうパケット/送料無料】保存食_おうち時間 パン作り お菓子作り 手作り パン材料 お菓子材料 ハロウィン お買い物マラソン価格:1098円(税込、送料無料) (2020/10/11時点)ドライフルーツ トルコ産 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今年1~6月の期間では、輸出は、昨年同期と比べて39.8%増加して1,049億4,500万ドルに、輸入も27.4%増加して1,261億1,100万ドルとなりました。また、同期の貿易赤字は11.4%減少して211億6,600万ドルになりました。同期の輸出が輸入を賄う割合は、前年同期は75.9%でしたが、今年同期には83.2%に上昇しました。 6月のエネルギー及び非通貨の金(Gold)を除く輸出は48%増加して、127億9,200万ドルから189億3,200万ドルに、また、輸入は48.9%増加して125億3,600万ドルから186億6,300万ドルとなりました。6月のこの分野の貿易赤字は2億7,000万ドルとなりました。また、貿易量(総額)は48.4%増加して375億9,500万ドルとなり、同月のエネルギー及び非通貨の金(Gold)を除く輸出が輸入を賄う割合は、101.4%となりました。 2021年6月には、ドイツには17億500万ドルの輸出が行われ、同国はトルコが最も多くの輸出を行った国となりました。ドイツに次いで、13億4,800万ドルのアメリカ、12億7,100万ドルのイギリス、10億8,200万ドルのイタリア及び9億1,300万ドルのイラクが続きました。このトップ5か国に対する輸出は、全輸出の31.9%を占めました。 また、1~6月の期間における輸出では、ドイツには93億8,600万ドルの輸出が行われ、同国はトルコが最も多くの輸出を行った国となりました。ドイツに次いで、67億7,300万ドルのアメリカ、62億4,500万ドルのイギリス、54億7,500万ドルのイタリア及び48億9,200万ドルのイラクが続きました。このトップ5か国に対する輸出は、全輸出の31.2%を占めました。 一方、6月の輸入では中国が1位となりました。6月の中国からの輸入は、28億5,800万ドルでした。中国に次いで、23億2,100万ドルのロシア、19億1,800万ドルのドイツ、12億4,800万ドルのアメリカ及び10億1,000万ドルのイタリアとなりました。このトップ5か国からの輸入は、全輸入の41.3%を占めました。 また、1~6月期における輸入では、中国が1位となりました。中国からは151億4,400万ドルの輸入が行われました。中国に次いで、126億3,100万ドルのロシア、112億7,200万ドルのドイツ、59億4,800万ドルのアメリカ及び55億8,500万ドルのイタリアが続きました。このトップ5か国からの輸入は、全輸出の40.1%を占めました。 6月には製造業製品が全輸入に占める割合は78.7%、1~6月には78.8%となり、ハイテク製品が工業製品の輸入に占める割合は6月単月では12.9%で、1~6月には12.7%(管理者注:昨年1~6月には13.1%)となりました。 ここからは一言解説・雑感です。記事には「敢えて書かれていない(=隠している)」ものと思いますが、TUIKの統計には出ている部分を紹介します。 6月には、 製造業製品の輸出の中でハイテク製品が占める割合は 6月単月では2.8%で、1~6月の期間では3.0%(管理者注:昨年1~11月では3.4%)となりました。 シリア及び最近ではアフガニスタンからの(違法?)難民の問題で、AKPの何人かの有力者は「シリア難民の労働力が無くなれば、トルコ工業は立ち行かない」とシリア難民の奴隷的就労を暗に指摘しています。CHPなどの野党は、トルコ工業の低技術化とトルコにおける高い失業率の原因・結果として、与党を攻撃しています。 今日、3つ目に紹介するAAの記事の見出しは「26県で発生した(山)火事のうち、74件が鎮火された」です。こちらも今日の記事です。 ベキル・バクデミルリ農業森林大臣は、ツイッターで、7月28~30日にトルコ全土で発生している山林火災に関して、次のような分析を発信しました。「森の勇者たちは空から、陸上から大変な努力を払って消火活動を継続している。皆さんの支援に感謝する。7月28~30日に85件の森林火災が発生し、そのうちの74件が鎮火した。」 同大臣は、ツイートした一覧表で、アダナ県で2ヶ所、アンタリヤ県で3ヶ所、メルスィン件で2ヶ所ムーラ県で2ヶ所、オスマーニイェ県で1ヶ所、火災が継続していることを明らかにしました。 今日、4つ目に紹介するAAの記事の見出しは「ウクライナは森林火災との消火活動を支援するためにトルコに2機の消火用航空機と特別チームを派遣した」です。こちらも今日の記事で、こちらも抜粋して紹介します。 ウクライナ政府緊急サービスから行われた発表によれば、同組織が保有する2機の消火用航空機が今日(30日)トルコに向かったことを明らかにしました。 同発表では、「ウクライナ政府緊急サービスとトルコ内務省自然災害緊急事態総局(AFAD)の間で2020年2月に自然災害分野で合意に達した協力に関する協定の一環として、トルコ消火チームに協力するため、ウクライナはAN-32p消火用航空機2機と支援チームを派遣した」との表現が使われました。また、派遣された消火チームは山林火災で十分な経験を持っており、これまでもモンテネグロ、イスラエル、ジョージアで発生した大規模森林火災の際にも派遣されたことがあるとことが明らかにされました。 ここからは一言解説・雑感です。昨日も紹介しましたが、報道によれば、トルコの伝統的航空機に関する組織であるトルコ航空組織(THK)が9機の消火用航空機を所有し、そのうちの6機については飛行が基本的に可能で、4機は完全に使用可能な状態であるにもかかわらず、トルコ政府の政策により、2018年以降、使用されない状態になっています。トルコ政府が使用しないなら、火災が発生している県のCHP系市長のいるいくつかの市役所が独自の予算で借りようとして、クルチダルオールCHP党首や何人かの市長がTHKの、トルコ政府から任命された管理人会長を始め役員に連絡を取ろうしたそうですが、(管理人)会長は親戚の結婚式に出席していて連絡が取れなかったとのことです。その発言を信じるとしても、トルコ中が広範囲の、同時多発山林火災で大騒ぎしているときに、唯一、消火用航空機を所有しているTHK会長が危機感を持っていなかったことは明白で、本人も謝罪しています。実際には、消火用航空機は何年も使用されてないため、パイロットも整備員も解雇されていて、短時間で使用することはできなかったと思われますが、それでも、このような緊急時には召集することは可能だったかもしれません。それ以上に、「13機の大統領専用機よりも、9機(6機)の消火用航空機の保有の必要性」の議論が大きくなることを懸念したと思われます。なお、パクデミルリ農業森林大臣は、「60年代製のポンコツ消火用航空機に何ができる」という趣旨の発言をしていますが、ロシア製の消火用航空機3機のレンタルはさておくとしても、少なくとも追加的に使用することは可能であり、また、最新の戦闘機のように電子戦を行うわけではなく、「水を機体内に取り込んで、火の上に落とすだけ」の作業には、元THK会長によれば、ヨーロッパの他の国でも同様の機体が使われており、今でも十分に役に立つそうです。 トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想 今日はトルコ関係の書籍を紹介します。やはり歴史の理解が大切です。ちょっと厚いのですが、お勧めの1冊です。この本もお勧めです。30