法事に行ってきました。
今朝は法事に出席のため6時20分に家を出た。西の空に残月が白く照って、東の空は明るいが太陽は出ていない。小鳥たちがあちこちで囀っている。小学校に近づいたとき、山鳩が校庭に向かって飛んでいった、と空中で何かにぶつかって落ちてきた。よく見ると野球のボールが外に飛んでいかないように大きなネットが張ってあった。明るくなっているが鳥にとってはまだ見えないものがあるらしい。空に近い方は明るいが地表に近い方はまだ暗、鳥が一番気をつけないといけない時間だ。子供がまだ小学生のころチャボを飼ったことがある。自然に放し飼い状態になり山の中で雛をかえし、2~30羽まで増えてしまったことがある。夜は庭の松ノ木に鈴なりになって寝る、雨が降ろうが雪が降ろうが、その木に全部のチャボが登って寝る。外にも木があるのに一本の松ノ木に集まる。東の空が白むころ「コケコッコー コケコッコー」といっせいに鳴き出す。あるときからチャボが減っているような気がした。ある朝早く起きたのでチャボの様子を見ていたら、コケコッコーと鳴いたあと地表をめがけて飛び降りてきた。すると、地表に降りた瞬間ネコが飛びかかって首をくわえてひっぱて行ってしまった。昼間は猫が来てもチャボは逃げないし、ネコも知らん顔をしてチャボなど眼中にない顔をしていたので猫も飼っている鳥は狙わないものと思っていた。ネコが待っていたのは 明るいところから暗い地表に降りた瞬間、チャボが鳥目の状態になって何もわからない瞬間を待っていたのである。はとがネットのぶつかり 落ちたのを見て、昔のことが瞬間よみがえってきた。動物の世界では、絶対に勝てる状況がくるまで戦いを仕掛けない、仕掛けたときは全力を尽くす。人間の世界でも気をつけないといけない。法事の帰り会社に寄ってみた。明日も元気で行きましょう!!