カテゴリ:自作ラジオ
Aitendoでラジオキットを売っているので買ってみた。
950円でバリコンからバーアンテナ、コイル、ロッドアンテナまで付いてくる。 しかし、部品はそろっているがプリント基板が無い部品セット。これだと自作ラジオに近いもの。 ということで、とりあえずこれでFM/AMラジオを製作しようと。 セットには回路図も取説も無い。Webに掲載されているものがすべて。なのでそれを元に製作しようとするも、LA1800というICの足のピッチが1.778mmで手持ちの基板(2.54mm)に刺さらない。 ネットで検索するとどうやら旨く取り付ける方法があるようだ。 このように2本おきに足を穴に挿入し、入らない足は伸ばして部品面で空中配線する。 AF部は別基板。TDA2822Mが使われている。 とりあえずバラックで組み立て。 AMはストレートラジオなのでバリコンのトリマを調整してとりあえず局が入感するのを確認。FMはまったく放送局が検出できない。 とういことで、今日はこれで終了にして、また明日、ということで。 次の日、100均で適当なケースを買ってきてそれに組み込むことに。 ケースははがきが100枚ほど入るもの。手で持つラジオにはちょうどいいサイズだ。 とりあえず詰め込んでみた。どうやらうまく纏まりそうだ。 ケースを加工し、とりあえず使える状態にはなった。 ポリバリコンはケース左側面にねじで固定し、バリコンのFM側の電極を基板の表面に余りリードでくくりつけ、半田で固定した。 それで、このラジオの感度だが、AMはストレートなので分離は悪いが実用的にはそこそこ使えるくらいに聞こえる。ノイズが多いので、音質的にはよくないが。 とりあえずローカル3局は全部入感するのでこれで十分だろう。 FMに関してはほとんど聞こえない状態。ごくまれにかすかに入るかはいらないか程度。 コイルを調整したり、アンテナをいろいろ方向変えてみたがダメ。 同じICを使ったFMラジオ君は五月蝿いくらいに聞こえるのにね。 ということで、このラジオの回路図とFMラジオ君の回路図、LA1800のデータシートのサンプル回路図をじっくり比べてみると、違いました。。。。。。 aitendoのWebサイトに載ってる回路図のFMOSCにつながるコイルの隣のR4、47KΩ、だが、三洋LA1800のデータシートでは3.6KΩなのである。 セットに入っている抵抗器は47Kで回路図どおりでこれを使うためにFM感度がおかしい、同調しないのだろうと思われる。 47KΩ->3.6KΩに交換。手持ちの抵抗が無かったので2KΩ2本シリーズで使用。 変えたらまあまあどうにかFMも受信できるようになった。 完成。 セットに入っていたロッドアンテナは短い。なので、FMの感度はそれほどよくない。 使用感ですが、これ、初めて組み立てた(作った?)割には結構よく聞こえる。 AMは6石ラジオキットと比べても遜色ない?ように思えます。 FMは選局はかなりクリチカルだが、ボディエフェクトも無く、意外と使える。 でも、しばらくすると選局がずれる感じでクリアに聞こえなくなる傾向があるようだ。 AFアンプは発振もなくその代わりに音が小さい。ボリューム最大でも音が割れるだけで大きく聞こえない。 ホムセンで買ったスピーカーに変えてみたがそれほど変わらない。 とにかくFMラジオ君に比べて安定性が悪い。 それをどうしたらどうにかよくできるのか、今後の課題であるな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.19 17:15:56
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