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イタリアいなかまち暮らし

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2009.04.07
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カテゴリ:お知らせ
隣の州アブルッツォで大地震が起きました。

コメント、掲示板にて安否をきづかってくれた皆様、ありがとうございます。
こんなしょうもないことばかり書いてるくせに更新すらまめにしない私でも心配してくれていると思うとちょっと感動しました(T_T)
家族や友人からも大丈夫かというメールが来ました。

しかーし、考えてみれば、当然だけどカンポバッソの位置って知られていない。いやホントあたりまえなんですけどね。なのでグーグル地図から取って来ました。なんかリンクするタグ(iframe)が使えないって出たのでキャプチャーで貼り付け。
HOMEで出てくる表紙スペースに常置します。
ラクイラ

地震があったのは地図の上方L'aquila付近。

カンポバッソは震源地より100km以上離れております。揺れはあったのかどうかわかりません。当然眠ってたので感じませんでしたし、何かが動いた跡もありません。
家が岩の上に建ってるのでたぶんゆれなかったんだと思いますが、レストランにも被害はありませんでした。5階建て以上とかになると揺れもあるのかな。8階に住んでいる夫の実家(同じく震源地より100km以上はなれている)ではちょっと揺れたそうです。

ちなみに、またパスタさんの村ボネーフロはカンポバッソとTermoliの間付近で、これまた被害はなさそうです。2002年モリーゼ地震(30人死亡)ではボネーフロでも被害が出ましたが。

ちなみにイタリア全体から見るとこう。これはフリーページ、「私たちの住んでいる所」に貼ってます。
italiamap1.jpg

実は7年ほど前、私たちはこのアブルッツォ州のラクイラL'aquilaという町に住んでいました。

私たちは2001年にタイで出会い、ボローニャで一緒に住み始め、相方はボローニャの仕事をやめて日本でしばらく過ごし、その後イタリアでレストランを開くと決意した。
それよりもっと以前アブルッツォ州の沿岸の町Vastoでシーフードレストランをやっていた夫は、今度は山の中でシーフードをやりたいと言っていた。ニッチを狙いたいというのもあるし、山の空気が好きだというものある。私も決してアクティブではないが、どっちかというと海より山派なので賛成した。

山といっても北イタリアは物価が高く予算に合わないのと、ボローニャで数年働いたものの「北は好きになれない」という夫。ごみごみした大都会も避けたいらしい。山がちで田舎な州というとやはりモリーセかアブルッツォ。
まあイタリア全体山はどこにでもあるのが、ラツィオ、カンパニア、カラブリア、プーリアになると治安が少々不安だ。ウンブリアはまさに山々した州だがそこまで行くとやや「北」すぎてしまうか。

夫は自分の出身モリーセではなく、ラクイラを私に吹聴した。「とてもきれいな町だ。大きすぎず小さくもない手ごろな感じ。大体モリーセは好きじゃない。州全体が眠っている」と。(そのころからモリーセに対する非好感度は夫によって吹き込まれて、今だふつふつとくすぶっているのだ。)

言われるままにラクイラで住み始めたが、相方の言うとおり、非常に素敵な町だった。アペニン山脈の大きい山が近くにあって、町からこの雪を頂く山が見える。風情があってアルプスのふもとの町にでもいるような錯覚に陥る。
夫の村の友人でラクイラ大学で学んだ人がこう表現した。

「絵葉書のような町」

一応アブルッツォの州都であるが、海側の町ペスカーラ(商業の発達したショッピングの町)よりは発展していない。でもマクドはある(基準はそこか!?)。ローマまで高速もまっすぐ走ってる。

結局、予算と条件に合う物件は見つからず、それにすでにシーフードレストランは3,4軒もあったのでニッチでもなく、4ヶ月ほどであきらめた。次はカンポバッソに撤退したのだが、カンポバッソでも買いたい物件が見つからず賃貸にしたので、それならラクイラでやっても良かったんじゃないかと思っていた。

ラクイラの景色が好きだったし、夫の吹き込みもあったせいか、アブルッツォのほうが好感が持てるから。
そもそも昔はモリーゼとアブルッツォは一体だったのが分かれた兄弟分なのだが、アブルッツォのほうがまだ活気があるし発展していて、少し北にあるだけやや、「いい加減度」が下がるような気がする。
マクドだってモリーゼに一軒もないのに、アブルッツォには5軒もある(ってやっぱ発展度の基準はそれか!)。COOPもある(COOP=共産党とみなされているためか保守的な町には存在しない。例・カンポバッソ)。

ラクイラは標高も高いため気温が非常に低く、4月でも町に雪が残っていたが、カンポバッソも五十歩百歩ってくらい寒い。平均気温1,2度の差でラクイラのほうが寒いぐらいか。

周りにある小さな町も物色してみたが、面白い名前の町だけ頭に残っている。Onnaオンナとか、CoppitoコッピートとScoppitoスコッピートとか。

そのラクイラで、地震だとは・・・
Onnaなんて被害がひどかったらしく何度も何度も映像にうつっていた。(ただ実を言うとこの村、非常に小さい集落のようなところで、過疎化してて結構廃墟が多かったので、メンテナンスされてなさそうな家が多かった印象がある。)
そして変わり果てたチェントロの姿・・・。唖然とする。

もしこの町に落ち着いていたら?
例え体に別条がなくても、家の中もレストランもめちゃめちゃ。電気も水もガスも来ない。やっとかたずけて開いたとしても誰も来ない期間が続き・・・。家にひびが入ったりしたら、補修とか、だれがするの?

日本ほどでないがイタリアも地震がある。断層はアペニン山脈と同じくイタリアの真ん中を北から南に縦に通っている。一番最近の大地震はモリーセで、2002年にサンジュリアーノ・ディ・プーリアという村で起こった。その村の学校が倒壊して30人の児童や教師がなくなった。

一つの地震で、30人の死者が出るのはわかるけど、全員一つの建物の中で亡くなったって!? しかも鉄筋コンクリートの建物だったらしい!!

実はイタリアの学校って、かなり危ないらしくて、最近北イタリアでもいきなり天井が落ちてきて死者が出たらしいし、そういう事故が何度も起こっている。つまり地震も何もなくても壊れるような建物だったから、地震にあってひとたまりもなかったんでしょう。

今回の地震でも、ホラ、だれも学校に避難してる人はいないでしょ?
追記・それどころか100km離れた学校まで閉鎖になっています。

それにしてもサンジュリアーノの学校は石レンガより弱い鉄筋だったんだね。
イタリアでは1974年から法律により建物は全部耐震設計で建てなければいけないことになっている。
サンジュリアーノの件は裁判で手抜き工事を追及され、最近2審で責任者各自に5年ずつの判決が出たらしいけど、最高裁に上訴するらしい。それでもイタリアって執行猶予が多めに付くのかなかなか実刑までは行かないから、どうだろう。

今度のラクイラの地震では沢山の建物が倒壊した。イタリアのチェントロストーリコ(下町)には300年級の建物が密集していて、それらは石レンガを積み上げてできたものだが、チェントロストーリコに被害が集中しているわけでもなさそうだ。倒壊した建物のなかにはきっとそう古くもない建物があるだろう。
法律によって家屋の耐震が義務付けされててもチェック機能が働かないのか、業者が買収してチェックの目をすり抜けているのか。

イタリアの石レンガの古い家は、外壁を残して中は結構好き放題改装されているが、その改装もいい加減そう。その証拠に外壁が残って中は全部床が落ちてるような建物もあったみたい。

カンポバッソも断層の上にあるようなので、ちょっと怖い。うちは職場も家もチェントロストリコの古い建物の中だ。
レストランは1階にあるのでテーブルの下にもぐったら瓦礫のなかのスペースを確保して救出されるまで生きていられるかも。でも重い石レンガが降ってきたらテーブルごとつぶされるかな。家は洞窟ハウスみたいに岩に張り付いて建ってるけど、床が薄いので落ちそうだな。

沢山の犠牲が出たラクイラ、いやいまだにたくさんの行方不明者がいてこの瞬間にも命が消えているかもしれないが。
またもとのきれいな姿に戻るのを待っていつか遊びにいきたい。





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Last updated  2009.04.08 23:47:57
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