各種インターネットサーバの事故対策の不思議
ヤフー子会社でレンタルサーバを手がけるファーストサーバの大規模障害で、同社は6月23日、共有サーバサービスとクラウドサーバサービスについて「データ復旧を行うことは不可能と判断した」と発表した。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/24/news004.htmlレンタルサーバ会社の注記に「データの復元を保証するものではありません」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/25/news058.html結局復旧しないとのこと。保証もしないとのこと。私には不思議でならない。他のサーバー提供業者も同じように場所を提供しているだけで、預かっているものに責任を持たないとのこと。私どもでは、お客様から日常業務データおよびシステムをお預かりしてサーバーを運用しています。当然毎日のバックアップと別途サーバー管理者の事業所へ週1回のバックアップダウンロードをしている。お客様には随時ダウンロードによるバックアップを取っていただくようにプログラムに組み込んでいる。これは阪神大震災以降、対策を考えてこのようにしたものです。少なくとも3ケ所に分散してバックアップを取っていますので、天災にも危険回避ができる。さらにバックアップと言えば、通常は壊れた情報データをもバックアップしているわけですから、いざという時に何の役にも立たないのです。そこで、サーバー管理者のところとお客様のところというように時差バックアップをしておけば、その範囲内で復旧できるわけです。事業者としてはあたりまえのことと考えています。なぜ、大規模事業者はそれができないのだろうか。今回の事故とその後の対応を知って改めてびっくりした。危機意識と危機対策は日常忘れがちですが、今回はそれ以前の初歩的問題である。あなたの大事な情報を、誰が元に戻してくれますか。泣き寝入りしますか。それともあなたは業者とバックアップ契約をしていますか。いま、他人事ではなく全ての情報がなくなってしまわないうちに安全に活用保管できる方法を、業者としっかり確認しておきましょう。原発事故のように人の命にかかわる危機もある、今、あなたに危機が訪れた時どうするかを確かめておいてください。静的なhtmlだけならさほど苦労することもないが、昨今は、システムブームもあり動的データとシステムのバックアップがなければ重大な事態になります。Facebook個人ページ https://www.facebook.com/ohtahideki日記ブログ http://www.kakenk.co.jp/ohta/nikki/株式会社カケン https://www.facebook.com/kakenkホームページ http://www.kakenk.co.jp