|
テーマ:今日見つけた宝物(655)
カテゴリ:教会にて
ミサの後、初めて「レクティオ・ディヴィナ(聖なる読書)」を体験しました。 これはミサ中に取り上げるみ言葉の朗読を2度してもらい、心に留った言葉やフレーズを一つ二つ取り出し分かち合います。 四度目の朗読を挟んで今日、自分の心に留めたい目標になることを見つけ、分かち合い、最後に共同祈願と言って、それぞれが共に祈りたい言葉を語って、一緒に祈ります。 今日のみ言葉は「ヨハネ9章1~41節」でした。ちょっと長いので、「レクティオ」をしにくい個所ですが…、と神父さんはおっしゃりながら朗読をして下さいました。 その中で私の心にとどまったものは「いろいろな意見に分かれた」と「信じたいです」という二つの言葉でした。 最近、互いに意見を交換することが多くなりました。するとつい正しいものは何か、とか多数の意見に合わそうとか、自分だけういてはいないだろうか、などという考えが見え隠れしているのが分ります。 けれどもよく考えてみれば、意見の違いを受けとめるということは、単にその違いを知る、とか違いの存在を認める、ということではないのですね。 意見とはそれぞれが今までに出会ってきた経験や思いや考えから生まれたものです。意見そのものよりも、その背景になっているものに思いを馳せ、それを知ろう、それを理解しよう、と試み少しでもそれを受け取ることができれば、もはや表面上の意見の違い等は全く気にならないものになっている、そんなふうに感じている私です。 様々な意見こそ、個人を知る糸口となるもので、とてもありがたい。 今日のレクティオ・ディヴィナ体験は面白いでした。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.27 22:40:10
コメント(0) | コメントを書く
[教会にて] カテゴリの最新記事
|
|