さっちゃんと９人家族

　　この写真展京都開催には二人の方が大きく関わって下さっています。

　その一人は写真を撮られた片柳弘史さんを神父さんへの道に導いた方。
「ぼくは自分の人生をどう歩んで行ったらいいのか分らなくなってしまいました。だからこのカルカッタに来たのです。だからボランティアをしているのです。」

そういう日本から来た青年にきっぱりとおっしゃった。

「あなたは神父になりなさい」

片柳さんは
「とんでもない。僕みたいな人間が神父になれるはずがない」
と口にされるほど、自分と神父像にはずれを感じておられた。でも後に本当に神父になられた。
彼が神父になっていなかったら、きっとマザー・テレサの写真展など開こうなどとは思われなかったでしょう。
そしてマザーのところで兄（敏洋）とご一緒に過ごしておられなかったら、私がこれほど関心を持つことはなかったでしょう。

　もう一人、その方は思文閣という場所を選んでくださった。そこに集える人々に働きかけてくださっている。

　今日、お手伝いに入って下さったＹＭさんからメールが届きました。
ご一緒にボランティアをした方ととても心を通わすことができて、素晴らしい喜びをいただいた、っと。

そのメールを目にする前にも、思文閣のＳさんと私は同じことを電話で語り合っていたのです。

　この写真展開催に深く関わって下さっているお二人は、ともにもうこの世にはおられない方、マザー・テレサと阿南慈子さん。

でも私たちはこのお二人の力とその恵みによってつくりだされている新しい絆を、はっきりと見い出しています。

これからの毎日に希望を持っています。
勇気が湧いてきます。

それは今の私たちにもっとも必要なもの・・・・　

 ありがとう　マザー、そして慈子さん！！