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ライブドアに賠償請求する…フジ会長が明言
ライブドア
　フジテレビジョンの日枝久会長は９日、ライブドアの証券取引法違反事件で保有する同社株が急落したことについて、損失が確定した段階で、ライブドアに証券取引法に基づく損害賠償を請求する方針を明らかにした。

　ライブドアの経営支援も行わないと明言した。

　日枝会長は都内で開かれた日本民間放送連盟の記者会見後に記者団の質問に答え、「（ライブドアが粉飾決算で）起訴される、されないにかかわらず、損害賠償は必ずやる」と明言した。ライブドアとの今後の関係については「損害賠償（請求）するところを支援することはあり得ない。（ライブドアを）支援するところに（保有株を）渡すかもしれないが、損害賠償する相手と組むわけがない」と支援を明確に否定した。

　フジテレビはこれまでも、ライブドアへの損害賠償請求や支援を選択肢の一つとしてきたが、態度を明確にしたのは初めて。フジテレビがライブドアと距離を置く姿勢を明確にしたことで、フジテレビの信用力を後ろ盾に経営立て直しを図るライブドアの戦略は、大きくつまずくことになる。

（2006年3月9日20時8分 読売新聞）