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2010年07月02日
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カテゴリ:世相雑感
 流通大手のイオンが、イオンカード会員向けの新サービスとして従来から実施している葬儀社紹介に加えて争議の際の僧侶紹介サービスを始めたとのニュース。そこで、お布施の価格目安」を打ち出したところ、仏教界が「布施に定価はない」と反発しているそうだ。

 良く言われることだが、葬式は金がかかる。考えてみればコストはいくらもかからないはずのものに高額の支払いをする羽目になるのは合点がいかないことだ。
 故人への最後の好意、世間への見え、親族への遠慮など様々な軋轢もある。ただ一度だけのことだから後悔しないようにという圧力も働く。
 葬儀に際して僧侶を何人来てもらうか、戒名料、祠堂料などはいくら払うべきか遺族は悲しみに暮れる中を懐具合を考えて悩み続けることになる。

 全日本仏教会の幹部は「布施をどう考えていいか分からないという声があるのは承知しているが、布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを決めるもので極めて宗教的な行為。価格を決めて商品のように扱うのはいかがなものか」と指摘しているそうだが、それは建前だろう。僧侶の読経も、信仰心が薄い平均的庶民にとってはサービス財にすぎない。布施価格の明示は至極当然のことではないか。

 お寺さんは必ず「お気持ちで結構です」と言うが、それは多々益々弁ずという意味だ。価格表を作るならいっそのこと「時価」とでも書けということかもしれない。






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最終更新日  2010年07月02日 13時12分27秒
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