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カテゴリ:Soliloquy
今日の朝の、Cityへ向かうバス内での出来事。
今日のバスはとても混んでいて(学生の集団がお出かけしているようだった)、私が乗り込んだ時には既に通路まで満員状態。 私は一番最後に乗り込んで、妊婦といえど元気だし、Cityまでの15分は立っていても平気だろうと思った。 でも突然背後から肩をたたかれ、男の人が席を譲ってくれた。 もうすぐ8ヶ月目に入るという頃になってやっと、皆に妊婦だと認識してもらえるくらいにはお腹が出てきた私。 やっと出てきたお腹が嬉しくて、最近はわざとのけぞって歩いてみたりする。 でも、これでバス車内で席を譲ってもらうのは3回目。 わざわざ譲ってもらうほどの事ではないと思っているが、見知らぬ人の暖かい気持ちがとても嬉しい。 一方で、人目で妊婦だとわかる私がバスに乗り込むことによって、誰かを立たせる事になったらと思うと悪くて、初めから空いているバスに乗りたいと思ったり・・・。 こちらの人は日本に比べて、elderlyやdisabledの人達への理解が深いと思う。 私は果たして、日本で朝の通勤ラッシュの中、眠たさにかまけて、席を譲ってあげられなかった事はなかっただろうか? あと一つ、違った感情を持ってしまった出来事が・・・。 このバスは私のバス亭でかなりの人を乗せていた為、出発時間が遅れてしまった。 もしかしたら、5分くらいはここに停留していたのかもしれない。 少し大きな声の日本語が聞こえてきたので、日本人同士が乗っているのかなと思い、関心を向けてみた。 しかし乗っていたのは、日本人の女の子一人。 どうやら携帯電話で友達と話しているようだ。 「超むかつくんだけど」とかこの発車が遅れても人をどんどん乗せているバスにかなり怒っていて、その怒りを友人にぶつけている。 きっと、誰も日本語なんてわからないからと思って、大きな声でしゃべっているのだろうが、私にはとても聞き苦しい内容と言葉遣いであった。 彼女が急いでいるのはわかる。 でも、不満を友人にがんがん言ってみたところで、状態は何も変らない。 それよりも何よりも、使っている日本語が汚くて、この子が帰国したら社会で上手くやっていけるのかな?と思ってしまった。 何か、オバサンみたいだが、日本の美しい伝統を異国にいても守りたいと思ってしまうのは私だけだろうか? こういう私も決してeloquentではない。 話す時はちゃきちゃきしているし、after workではテンポのいい博多弁を使っていた。 でも、それでも、流行言葉や男言葉なんかには注意していたつもりだ。 最近の学生は、正しい日本語を使えないという記事を多々目にする今日だが、久しぶりに、しかも日本から遠く離れたこの地で、目の当たりにするとは・・・。 私はold fashionなのかもしれないが、両者のうち、前者のような人でいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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