「誠は嘘の皮、嘘は誠の骨・・・・」
十返舎一九が200年以上前に書いた草双紙(大人用絵本)の中にあります。
吉原の、学があり、人気のある「おいらん」のところに、一度に12人のお客が来てしまい、待たせて、いろいろ嘘をついてごまかすというお話です。
最後に、おいらんが開き直り、見せる文(掛け物)の初めが上記です。全部紹介すると、
誠は嘘の皮、嘘は誠の骨、迷うも吉(よし)原、悟るも吉(よし)原。
傾城の 嘘も誠も ありそ海の 浜の真砂の 客の数々。
となります。12人のお客たちは、吉原というのはこういうところだ、と悟って、それぞれ、大金持ちになり、末永く栄えて、めでたし、めでたし、という話です。
アハハハハハ!
ちょっと、最近のように、嘘つきがどんどん出てくる世の中に似ているな、と思いました。いつの時代にも、嘘つきは沢山いるということではありませんか。(勿論、正直者もいますが)
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最終更新日
2007年11月03日 07時39分32秒
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