何かをやり遂げる、といっても、それをやる人間の心は複雑なので、やる気を出す要因はいろいろあるのです。
会社のために、自分が偉くなるために、純粋にやることを成功させたい、他の人に勝つために、お金のために、怒りのために(誰かにお前にはできないと言われて)、ただ目の前の仕事をこなしていきたい、執念(やることにとりつかれてしまう)、有名になりたいなど、本当に沢山あります。
私など、最初やろうと思っていたことには失敗しても、その仕事の中身をずっと忘れないでいて、10年以上も経ってから、それが全く別の目的達成に役立ってしまったことがあります。これはやる気と言えるかどうか分かりませんが。
考えてみると、私達は、自分のいろいろな気持(怒り、悔しさ、悲しさ、うれしいことへの期待、仕事をきちんとやりたい気持、向上心、競争心、・・・)をうまく利用して、普通の自分、理屈だけではできないようなことをやってきているのです。
また、縁と言ったらいいのでしょうか、私達の力が及ばないような要因の助けもあるのです。目標が後から現われることもあるのです。
いずれの場合にも、やっていることを自分の問題と捉えて、倦まず怠らずに、着実な努力を続けることが大事だと思います。