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カテゴリ:癒しのかたち
皆なそれぞれの人生・生き方、環境の中で、精一杯 頑張っている。 でも・・・。 時々、頑張れない、前に進めなくてヘトヘトになり、うずくまってしまう時もある。 そんなとき、ストレスをすこしでも和らげる「何か」がないのだろうか。 そんな今の時代に 「癒し」というキーワードで、様々な商品や、旅行や娯楽、はたまたグルメ料理など、様々なシーンでこの「癒し」を耳にする。 私には、「仕事」は勿論、「人としての生き方」をことあるごとに指導してくれ、はたまたガツン!と叱ってくれる「師匠」がいる。 (師匠との出会いは、また追々に・・・。) まず彼は、相当インパクトある風情の人である。 一見すると、コワモテのチョイワルおやじ・・・。 でもその実態は、えっ?と思うような繊細かつ斬新なモノをこの世に送ってきた人だ。 間違いなく、時代を創ってきたデザイナーの一人である。 いわゆる「雑貨」を「ZAKKA」に世界レベルで認知させたのは、彼の仕掛けによる功績も 大きい。 生活に大切な道具を、「雑貨」にアレンジして、お洒落かつ、それぞれの生活シーンにフィットできるデザインの幅を研究してきた人であり、現在も勿論現役である。 私は、彼に出会い、それまで目指していた、別の夢を中断した。 今も、そのことにいささかの後悔は無い。 彼をルイと呼ぼう。 (ルイ・アームストロングのイメージなので) ルイとの出会いは今から遡る事もう13年にもなる。 その頃は、ルイは日本のみならず、外国のデザイナー指導も手がけ、はたまたサンフランシスコでは、毎年,新作の発表もしていた。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの日々であった。 多分、いくつかの家庭のキッチンには、さりげなく彼のデザインした商品があることだろう・・・。 彼は教えてくれる。 「ベストセラー」ではなく、「ロングセラー、やがてはスタンダード」でありたいと。 つまり、一過性のモノづくりより、スタンダード、ずっとそこに「あたりまえのように」あり、そして使い続けてくれるモノを提供したいのだ、と。 私は、彼について「雑貨」の業界に入った。 そして、商品開発・コーディネーターという仕事に就かせてもらっている。 ・・・それが今でもかなり、不思議で仕方ない。(見えないチカラの導きか?) 専門の勉強をした訳でもなければ、デザイン学校の出身でもない。 ただ、人の何か役にたてる仕事をしたかった。 それで、会社員をリタイヤしてから、独学であることを目指し、その後単身、中国・天津市に 仕事で行った。 帰国後、ルイと出会ってからは、毎日ジェットコースターに乗っているかのごとく、めまぐるしく人生が動きだしたといえよう。 ただ、ルイはデザイナーとして一流であるが、銭勘定が下手である。 そして、馬鹿のつく(失礼!)心優しいお人良しである。 普通なら、そのキャリアからいえばビルのひとつやふたつ、豪邸も、と思う。 それなのに。 ルイは、友人にダマされ、企業にダマされ、スッカラカンとなってしまった。 彼の波乱万丈人生は、そのまま本にできそうだ。 そんなルイから教えられたのは、「こころ」である。 「こころ」のカタチをこれからも模索し、創りたい。 「癒やしのかたち」は、数年前から、ルイと取り組んでいるテーマである。 消費するカッコよさも素敵だ。 それとは別に、何だかほっこりできる、日本の原風景・素材・技をカタチにしていくことが、今のルイと私の追い続けるテーマなのだ。 ※今日はシリアスパターンで頑張ってみたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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